私は不器用なの…?そうか…不器用なのか…じゃあ不器用なりに…ね?
ホラーの予定です!
まだまだ新人なのでいろいろありますが
温かい目で見てください…!
―エピローグ―
「千恵ってほんっと不器用…ほんっと気持ち悪い!」
遠くから聞こえた私への悪口…
それをいったのは…幼なじみの香那多だった…
…苛々するなぁ…
私は《刹迅千恵》。『せつじんちえ』…そんなに友達はいない…でも根暗じゃないから私は普通の高校生だと思う。でもよく言われるのは
『不器用だよね』
…これだけ。可愛いすら不細工すら言われない。ただただ不器用…この一言のほうが傷付く気がする…
そしてさっきポツリと…いや…ガッツリと私を罵った彼女は《檜垣香那多》…『ひがいかなた』…性格は短気で強気でうるさくてうざくて…いやぁ…むしろキモい。後半は単なる悪口だけど…とにかく嫌な人…幼なじみなんだけど昔から気が合わなくて……
まぁそんなもんよね大体は…
でも…あたしのどこが不器用なのよ…
「ちーえちゃん!呆けとらんで仕事!急がんとミッチーにおいてかれるけんね!」
「あぁ…うん…!そうだね!急がないと……」
えーと…私をちえちゃんって呼んだこの子は《跡関百花》…えーと…『あとぜきもえか』って読むの。最初は『あとぜきひゃっか』って読んだものだよ…難しいなぁ…あと熊本出身のなまっちゃう可愛い子。羨ましい…
それで…百花がよんだミッチーって人は確か…《原霧道之》って人で…あぁ読み方は『はらぎりみちゆき』。同学年の男子生徒なんだけど…とにかく背が高い…高校一年にして身長189cm…ふつうなのかなぁ…確かバスケ部所属だった覚えがあるなぁ…ま、どうでもいいけどね…とにかく背が高くてイケメンっ!以上。
「なにしてんだぁ!ももぉ!置いていっちまうぜ!!」
あ~…あの人は《厚緑刻音》くん。『こうみどりときね』くんっていって百花ちゃんの彼氏さん。羨ましい限りだわ…見た目はちょっとキツイけど優しい人なんだよね…。百花ちゃん幸福者だね!ヒューヒュー!……はぁ………彼氏ほしい…
彼氏と言えば…あいつも紹介しなきゃ…
あの香那多の彼氏なんだけど…《場羅木陸》…『じょうらぎりく』っていう名前。ほんっとに香那多とお似合いな人…性格もキツイしね…!!そして何より…
「よぅチビちゃん!あぁ間違えた!千恵だったな!つーかむしろチビでよくね?」
…………チャラくてうざい…
とりあえずこれが主なメンバー。私たち一年は全員で三十三人。二年生は二十人。三年生は三十五人。
村の奥の高校だし人数は少ない。そろそろ廃校らしいのよね…この日登比史高等学校は…あぁ…『ひとうひし』っていうの…難しいわよ…まったく……!……ん?
「ん?なんか電気がチカチカしとるね…なんか怖かばい…」
「まじかよっ…消えんじゃねーよな……大丈夫か?もも…」
「キモッ…!なにじゃれあってんだよ……香那多ぁ!こっちこいよぉ!」
「えぇ?なぁに?陸ぅ?」
「今は六時だろ?停電したらやばいぞ…冬だし真っ暗だぜ…」
(なんか…やばい気が…)
私が思ったとたん…
チカチカッ!!
いきなり点滅しだした電気……
そしていきなりの暗転……
…………………
これから起こること…
あなたに想像できる…?
見てくださってありがとうございます!
楽しめたでしょうか…?