後書き
ロリババアロボ完結です。
終盤はコロナで外に出づらいことによるストレスで続きを描くのが億劫になったりして更新が大幅に遅れてましたが書きたいことは書き切れたので今は満足です。
ちなみに最終話のベラちゃんは10年前からあまり成長していませんが年齢的には成人ですので大人で子供を生んでも問題はありません。いいね?
そんで後書きです。
ロリババアロボは当初、筆者の別作品のまのわとは別路線の話を書こうと考えた結果、生み出されました。物語はベラ・ヘイローを中心として進んでいきますが、作中でのキーマンは実はジャダンでした。登場時から最終話の前までベラちゃんのそばにい続けたのも彼だけです。また作中では出てこない部分の話ですが、最終的にベラちゃんは子沢山となります(最終話時点でボルドとの双子とベリス王との子がひとりで計3人います。ベリス王の子を産んだことで義理は果たしたと考え、旅に出ています)が、恋慕を抱いたのは生涯彼ひとりだけでした。傭兵団が壊滅し、彼女が弱りきった幼子でしかなかった時、一番誰かに寄り添って欲しいその時にそばにいてくれたのがジャダンだけだったというのが彼女の中で非常に大きなものとなっています。ジャダンが性的には男性が好きなので結ばれることはありませんでしたが。
そんなわけで連日『アイツは駄目だろ。ぶっ殺そうぜ』って陳情が束で届くもののベラちゃんは苦笑しながら首を横に振り続けています。ベラちゃんが年相応の弱さを見せるのはその時ぐらいで、だから誰もその想いを無碍にはできませんでした。千竜大戦後もベラちゃんはジャダンを庇護し続けています。彼はベラちゃんの弱さであり、周囲にとって超然たる存在であるベラちゃんが見せる数少ない人間性でもあったわけですね。
その庇護を断ち切ってジャダンがひとり立ちした後の結末は作中の通りです。ロリババアロボには元々いくつかのルートとエンディングを予定していましたが、ジャダンのこの末路だけは初期から決まっていました。
道を踏み外したのであれば落ちて死ぬのが道理です。ただもう少しサラッと流す予定だったのがバル戦を経てジャダンへの物語の比重を重くできたので良い感じに落下死させられたのではないではないかと思います。
対して初期のベラちゃんの片腕ポジションだったバル・マスカーはディアナの門でジャダンの好感度を上げたことであんな末路となりました。ジャダンルートを進んでいなければ、決戦でベラと共闘するルートが複数あり、最終戦後にベラちゃんとの一騎打ちで物語が締められるというエンディングの予定もありましたがジャダンに引きづられた形で終わりを迎えてしまいました。それでも後世に名が残っている分、戦士としてはマシなのかもしれません。
それから千竜大戦後の話となりますが、生き残った戦士たちは帝国も含めて竜殺しと呼ばれることとなります。活躍した武家は倒したドラゴンの首を家宝にしたりしていくので、その後の物語を出すことがあったら竜殺しの武家が出てくるかもしれません。
名ありの登場人物が生き残ったかどうかはご想像にお任せします。一応最終話に名前がない人物では後方に下がったゼックは生き残ってます。その後の王族派とのやり取りの苦労を考えれば、戦士として死ねたガイガンたちの方が幸せだったかもしれませんね。
鋼機兵は皇帝ナレインによる帝国経由、八機将なのに決戦で出番のなかったウォート・ゼクロム(こいつの出すタイミングを逃して活躍させられなかったことがこの作品の唯一の心残りだったり)とロイの従者ナスタシアたちによる辺境地域経由、マギノが解析したモーリアン王国経由……等等によって広められていき、その後に鉄機兵の上位種的な立ち位置となっていきます。
そこまではロイの企て通りですが、アイアンディーナ・メタルクリムゾンで解説されている通りにロイの企てはほとんど初期の段階で阻止されることになり、ざまぁ確定です。とっとと逃げて経過観察していれば気付けたかもしれませんが、長期休暇を取ろうとしたせいですべてが台無しに終わりました。
なお作中では明らかにされていませんが、ロイは肉体改造による長寿や記憶を保持した転生を繰り返すことで時代を渡り歩く存在です。その目的は地球を去った古代文明の仲間の元に向かうこと。個人で恒星間航行を行うくらいのことはしないと到達できないので使い勝手の良いエネルギーである大量の魂力を欲していました。他作品でも欲するパーツ獲得のためにこいつが登場するかもしれませんが「肝心の燃料がねーけどなw」と煽ってやると良いと思います。その時のこいつがロイという名前か敵か味方かも定かではありませんが。
それと最終話で語られた三年前に観測された魔力の川の大変動云々は別作品であるまのわの最終決戦が観測された感じです。これで分かるのは作品間での時系列がはっきりしたってことぐらいで、同世界でも別大陸で距離がある上に時系列が近いのでストーリー上の接点はまったくありません。まあ、まのわには過去にイシュタリア大陸に来たという蒼竜王がまだご存命で登場してますんで細かーいところの繋がりが気になる方はまのわも読んでみると気付けるものもあるかもしれません。ジーンが言っていた断崖大陸はそのうち書くかもしれないファンタジーロボットモノの舞台の予定です。
こうして2014年1月5日から始まった当作品も10年近くかかりましたがようやく完結となりました。死んでいった仲間たち、過ぎ去った日々は帰ってきませんが、そうしたものも糧にしてベラちゃんは今後も楽しく生き続けていくのでしょう。これまでと変わらず、過ぎ去りし道を血で赤く染めあげながら……
それでは、また別の作品でお会いしましょう。
予定だと次は現代ダンジョンモノです。




