普段のふたり
女子の幼馴染。
一定数の人間はこの幼馴染という関係から恋仲になったりすることを憧れているかもしれない。
だが憧れを持つのはやめた方がいい...なんでかって?それはだな.....
「あっはは!!これおもしろ〜!」
「なんでお前は平然と俺の部屋にいるんだよ」
「別にいいじゃ〜ん?私達幼馴染だし〜今更気にするような仲?あ、それとこの漫画の続き持ってきて〜」
と、俺こと雲名 海絃が学校から帰ってくると外側に黒色、中に青色が入った長い髪を耳にかけ制服姿のままこちらに足を向け、仰向けで我が物顔で俺のベッドで寝転んで漫画を読んでいる幼馴染もとい朝沼 楓が居た。
「それ答えになってないぞ。あと、はいこれ」
求めていなかった答えに呆れつつも漫画を手渡す。
「ありがと〜!」
楓は漫画を受け取り読み終わった漫画を閉じを枕元に置く。
「それで?なんでいるんだ?」
「ん〜暇潰しかな?」
「ここは漫画喫茶みたいなノリで使われても困るんだが...」
「もしここがお店だったら店員さんの対応の悪さで星一レビューだね」
「そりゃすみませんでしたね」
とまぁ...こんな感じで勝手に部屋に入ってきたりこき使ってきたり、ましてやこんなふうに茶化してくる。そんなことが日常になってしまい全く恋心など湧かない。
「それはそうと、お前はもっと女子としての自覚をしろよ」
「え?なんで?」
漫画のページを捲りながら聞いてくる。
「そりゃあ...お前...見えそうだし...」
「えっ?見え.............っ!?」
漫画を読む手を止め目線を自身の下半身の方へと向けると膝を立て内股にしており海絃から見ると暑い夏に快適そうな短いスカートの中の絶対領域が見えそうになっていたのだ。それを自覚すると顔を赤くし、すぐさま体勢を変え座り直した。
「か、海絃のえっち...」
顔を赤め瞳も少し潤っており、今まで見たことない乙女のような表情だった。
そんな表情に不意にもドキッとしてしまう。それと同時にこいつは女子だということを認識させられた。
「ご、誤解だ!?」
とすぐさま否定する。
「そ、そんな顔を赤くして〜説得力ないよ〜?」
いつもの調子に戻った楓が子供のようにからかってくる。
「お前だって動揺してるじゃねぇか」
「そ、そんなわけないじゃ〜ん」
と平然を装っているが声は上擦っており顔は赤く、目も泳いでいた。
「も、もう時間も遅いし帰るね!そ、それじゃあ!」
楓は荷物をまとめ逃げるように部屋から出ていったのだった。
「ほんと、嵐みたいなやつだよな」
シワができているベッドを横目にそう呟くのだった。
初めて小説書きました、カゲミヤです。文章能力は全くと言っていいほどないのでこじんまりやっていこうと思います。それでは、また次回で




