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天来  作者:
超越者達
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記録文書:原初の超越者について

『積歴の大樹・禁書・記録文書:原初の超越者について』


この文書は世界の秩序を保つため、必ず秘匿にし、世界への漏洩を許してはならない。

この文書は原初の超越者についての情報を記録する事を目的とする。


先の大戦で植物はほとんどが姿を消し、水は枯れて、空は灰色に染まり、人々は死に絶えようとしていた。

後に原初の超越者となる3人の子供はその時代に生きていた。

そして、3人の子供は光り輝く玉を見つけた。

その玉は強い光を発して、消え去った。

その玉は子供達に人智を超えた力を与えた。

後に『超越者』と称されるこの力はこの世界に存在する理を超える力だ。

1人は『天の超越者』に、

1人は『時の超越者』に、

1人は『死の超越者』になった。

そして、それぞれにはその力の伝達、発現を容易にし、その上で強力な力を得る道具である『神器』が与えられた。

しかし、それを持ってしても強大な力の制御はままならず、天の超越者はやがて空へと登り、時の超越者はどこかの時間軸へと行ってしまった。

唯一、死の超越者だけはその力は強大ではなかったためかほとんど力の制御に支障はなかった。


死の超越者について

『不死』この超越者の能力を端的に表す言葉だ。

ただ寿命が伸びるわけではない、首にナイフを突き立てようとも、はるか上空から飛び降りようとも死なない。

死の超越者には『神器・積歴の大樹』が与えられた。

それにより記憶を無制限に閉じ込める事が可能となった。


時の超越者について

時の超越者はその名の通り、時を超える事が可能。

それ故に誤った扱いをすると時空が消え去る可能性もあると考えられていた。

しかしある時、時の超越者が時間を移動している証拠である、時空の歪みが観測されなくなっていた。

故に、時の超越者がなんらかの理由で能力を使っていない、現在の時間軸に来ていない。

または、時の超越者の力が失われたと考えられる。


天の超越者について

『天』、それは上にある存在、それら全てを超える力。

つまり、全てを超える力に等しい。

その力で天の超越者はこの世界の絶対的な存在として今も君臨している。

その強大すぎる力が故に、力が外部に放出される事がある。

その力の事を私は『生誕の雷』と呼ぶことにした。

その影響で、荒廃していた世界は再生し、人々は元の暮らしに戻ると思われた。

しかし、それ以上に天の超越者の力は絶大だった。

この大きすぎる力によって、人々は新たな力を次々と手に入れた。

『魔法』『祈祷術』『聖剣術』『呪術』など、様々な力を手に入れた。

その原因は生誕の雷のエネルギーが生命力へと作用し、魔力と言った力の概念が生まれたためと考えられる。

そして、後に生命に宿る生命力の塊である『魂』の存在を確認した。

一部の人間のみに許されたその力も時が経つにつれ一般的なものに変わっていった。

だが、新たな問題が生まれた。

新たな種族が生まれていったのだ。

生誕の雷は元々生命が宿っていないものや宿っていても知性がないものに、生命や知性を与える。

例えば、

人の墓から生まれる『幽霊』

植物から生まれる『妖精』

自然現象から生まれる『精霊』

空から生まれる『竜人』

など…

生命や物だけでなく概念であっても生誕の雷は作用する。

概念までに作用する原因は判明していないが、生誕の雷で生まれる生命は人型が多いことから天の超越者の意識が何かしら関わっているものと考える。

これらの種族は基本的に、先程大きな力を手に入れた人間でさえ凌駕する。

つまり、生態系の頂点が変わってしまった。

力のバランスが乱れ、人間は淘汰される危険性があった。

しかし、その種族は数が少ない。

人間は数の多さで対抗できる。

しかし、これらの種族が人類及び他の生態系に及ぼす影響は計り知れない。

故に私は引き続きそれらの監視を行う事とする。


『積歴の大樹』 館長 レキス

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