ワールドパレード!
「さぁ、ショータイムだ!」
満点の星空の下、突如大地が浮き上がり、巨大な手がそれを包み込む、そして白い羽が生え、中心部に巨大な眼球が出現した。
そして、同じように浮き上がった瓦礫たちはランタンの炎のような淡い輝きを放つ光の玉に変わった。
その光景は、そこを中心にパレードが始まったように見える。
その光景をシリウスは見ていた。
「なんだ…あれは…!」
暗闇を掻き消すような強い光がシリウスに差し込む。
シリウスは光の方向に飛び立った。
「一体、誰がこんな…」
天使に見守られる、巨大な舞台。
その中心に1人居座っている。
その者はどこからか飛んでくるシリウスを見た。
「そうか、君もこのパレードに参加したいんだね!」
舞台を取り囲む、光の粒はシリウスに向かって光線を放つ。
「楽しもう、この世界を巻き込む壮大なパレードを!」
シリウスは遠くからの閃光を見て、攻撃を察知し、光線を避けた。
「やる気だな
竜技・竜閃乱舞!」
シリウスもそれに呼応するように、技を出す。
舞台の方へ向かう攻撃を巨大な手が防ぐ。
「ちっ!」
「彼もこのパレードに乗ってくれている…くぅー!楽しくなってきた!」
光線がより激しくなる。
シリウスは素早く飛んで、光線に当たらないようにしている。
「…光の粒が攻撃を出しているとすると、中心に近づくのは中々厳しいか」
シリウスはそう言って、遠くから敵の様子を観察するつもりだ。
「くぅ、焦ったいなぁ。こっちに来ないなら、僕から仕掛けるよ!」
光の粒がシリウスの方に迫る。
「…」
それにより、舞台を取り囲んでいる無数の星粒の壁に穴ができた。
シリウスはそこに向かった。
隙間の付近にシリウスが辿り着くと急に目の前に光の粒が新たに出現した。
「引っかかったね」
シリウスを攻撃しようとした光の粒と新たに出現した光の粒とでシリウスを挟むような陣形になった。
「やっぱり、罠か…
竜技・双星!」
2つの球体を前後、自身を挟む光の粒から守るように置いた。
「バレたのか?勘がいいなぁ」
そして、球体の一つを舞台の方へ飛ばし、それに追随してシリウスも舞台の近くに入っていった。
「これを操っている奴はどこだ?」
シリウスは舞台の上を見回す。
「よそ見だめだよ?」
背後からもシリウスを狙って光線が飛んでくる。
「馬鹿な…自滅行為だろ!?」
しかし、飛んで行った光線は手が消す。
舞台は巨大な手が守っている。
「なるほど、そういう事か。操っている奴を倒すにはあの手をなんとかしないといけないのか」
その時、中央の目から強烈な光線が襲いかかる。
「!」
「この目ただの飾りだと思った?残念、レーザー砲でした!」
「竜技・螺旋双竜!」
シリウスも高威力の技を瞬い光を放つ光線にぶつけた。
その隙に、手がシリウスを吹き飛ばした。
「っ!」
シリウスは舞台から大きく離される。
「手は攻撃も出来るのさ」
「いってぇ〜。でも、あまりダメージがない…あいつ顔も知らないけど、舐めやがって…」
シリウスは苛ついているようだ。
舞台の上の彼はその様子をまじまじと見ている。
「いやぁー、彼、中々苛ついているね。もっとイライラさせちゃお」
そして、光の粒が変化して爆弾になりシリウスの辺りを爆破し始めた。
しかし、それも敢えてシリウスの周りだけを爆破して、直接当たらないようにしているようだった。
「この…!」
シリウスの苛立ちは加速していく。
「はははははは!面白い、面白いよ、彼。あぁ、楽しいなぁ。見てるかい?神様、僕は今、この世界を堪能してるぞ!」
遠くからシリウス達の戦いを見ている者が2人。
「久しぶりにシリウス殿にお会いしようとしたのに、何か邪魔者がいる…」
「彩、あの巨大な舞台は敵か?」
「シリウス殿が奴と戦っているのが見えます。つまり、敵です!」
刀が月光を強く反射する。
「そうか…なら、敵は、撃ち倒さねばな」
あれ?話飛ばしちゃった?
と、思ったそこのあなた!
間違ってません!




