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別れと旅立ち


鈴木さんが去ってから体感数分が経ったが俺は起き上がれずにいた。体へのダメージは残っていないが、殴られ続けたことと三浦さんの銭湯を守ることができなかったことで心が折れてしまっていた。

 そんな俺のもとへ一つの足音が近づいてきた。

 「帰る途中、佐藤くんの声が聞こえてきたから急いで来てみれば何があったんだ?」


 足音の正体は渡辺さんで初めて会った日から今日まで一度も帰らず人を探していらしい。俺は今日までにしてきたことを全て話した。

 「あれほど他の幽霊に関わるなと言っただろ!今回の件に関してはお前が悪い。」


 渡辺さんはまるで子供に説教するように怒った。俺は何も言い返すことができず初めて会った時のように黙って渡辺さんの話を聞いた。

 「なんにせよ君は鈴木達に目をつけられた以上この街から出た方がいい。」


 「出るってどうすれば……。」


 「俺の知り合いが心霊スポットで有名なA山荘ってところにいるからそいつを頼るといい。山奥なだけあって年寄りと子供しかいないからお前には合ってるかもな。」


 渡辺さんにA山荘の場所を軽く教えてもらい。軽く挨拶をすませ、俺はA山荘へ向かうため駅へ向かった。

現実でもそうですがお金が絡まない人助けってほとんどないですよね、警察のいない死後の世界で主人公の善行はあまりに無謀ですね。

余談ですが主人公が街を去った後で主人公の勇気を見た人が何人か銭湯のために動いてくれました。

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