4 兄、来る
「ベラとセリウムは仲がいいな。それにしても、ベラって水以外も使えたのか。この年齢で初級とはいえ無詠唱で魔術が使えるのに、得意属性以外もか。さすが自慢の妹だ。」
あまり思ってなさそう、、。それよりも、お兄様は学園の2年生だから杖を持っているし中級魔術を使えるはずだよね。ちょっと見てみたいな、、、。
「自慢の妹だなんて、、冗談はやめて下さい。わたくしはお兄様の魔術がみたいです。初級以外の魔術は見たことがないんです。わたくしの自慢のお兄様ですもんね?使えないはずがないですよね?」
「そうだな、、。わかった。『風上級魔術1』」
お兄様の杖から放たれた風は空にある雲を蹴散らした。
ええ、まさかの上級魔術、、、。威力やばいよ。でも、詠唱シンプルすぎません?もっとなんか、、いいのなかったのかな?ゲームでは殿下めっちゃファイヤーボール!とか言ってたよね!?
「さすがです。上級魔術まで使えるんですね。質問なのですが、今の上級風魔術1というのは本当にそういうものなのですか?」
「ああ。そうだな。みんなこう言う。ベラもいずれ使うことになるから知っておいた方がいい。」
まじすか。ちょっとカッコよさに欠けるくない?どういうことーー
「え、なんかもっと、風よ我に力を与えよ。上級風魔術1ウィンドリリース!!!とかカッコいいのないんですか?」
「風よ、、か。ベラ、上級風魔法1という言葉が入っていれば魔術は起動する。それでもいいと思う。だが、無駄だ。そして、ダサい。イタイ。といううか、そういうが好きなのか。」
お兄様が爆笑している。後ろにいるセリウムまで笑いをこらえるのに必死だという顔をしている。解せぬ、、。殿下のはダサくて、イタくて、無駄なただのカッコつけだったんだね。
「違いますよ!!好きじゃないです!私もみんなと同じようにしますから!」
「それがいい。私も妹がそういう趣味あるって思われるのは嫌だからな。」
お兄様には笑われてばっかりじゃない?ちょっと癪だけど、まあいいか。
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なんやかんや言って一番落ち着くのはミリーとの会話だ。今日もミリーに髪の毛の手入れをしてもらう。縦巻きロールは手入れが難しそう、、。やっぱりそろそろおさらばしようかな、、?
「ねえ、ミリー。私この髪型は維持が難しいと思うの。明日からは巻かないで下ろしたいんだけどどう思う?似合うかな!?」
あれ、、ミリーさん固まっているのだけど。
「お嬢様!!!!!!それは、本当ですか!?私、お嬢様のさらさらでまっすぐな美しい髪の毛を皆さまにも見てもらいたいと思っていたのです。もちろん巻いているのも素晴らしいのですが、少しもったいないと思っていたんです。ぜひ!明日は下ろしましょう!!皆さま驚きますよ!!」
なにやらスイッチを押してしまったらしい。。。
個人的にミリーちゃんが結構好きです。。
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