14 第1回生徒会会議
生徒会室には、生徒会メンバーが揃っている様子だった。そして、私たちのほかに2,3,4年生の学年庶務だと思われる人もいた。1年生は私とハルロッド殿下、それからBクラスの2人だ。Bクラスからは、ウィリアム・サンフィア殿下、そしてリリーちゃんが選ばれていた。
リリーちゃんと目が合うと小さく手を振ってくれたので、私も振り返す。リリーちゃんもいるのはとても心強い。なにより嬉しい。
生徒会執行部が中心に来るように円のようになった席に着くと4年生の庶務が鈴を鳴らした。
「全員揃ったようだから、第1回生徒会会議を始めよう。今回は大まかな仕事の説明と2か月後の魔術体育祭についての話をする。」
そう口火を切ったのは生徒会長のパトリック・ミンゼン殿下だ。
「まず、1年生や初めての人もいる学年庶務について説明する。各学年4名ずつ選ばれていて、主に3,4年になるが生徒会メンバーが学年にいる場合はその人が4名の中に入る。その選ばれた4人は、学校行事の際などに私たち生徒会との橋渡しをしてもらう。あとは、会場設営や片付け、行事の運営だ。学年庶務については以上だ。そのほか気になったことがあれば都度聞いてくれ。」
えっと。。なんだか大変そう。
学年庶務の仕事の内容以外は要約すると、生徒会長は1年に一回そして、生徒会メンバーは腕章をつけること、腕章を付けていれば有事の際に魔術を使ってもいいこと、等だ。
次に、魔術体育祭についての話がはじまった。
「次に、魔術体育祭についてだ。魔術体育祭は、Aクラス、Bクラス、侍女・護衛コースでの対抗リレーだ。そこで、例年私たちは見てる側にもわかりやすいよう、系列カラーのリボンを身に着けてもらっている。Aクラスは白、Bクラスは青、侍女・護衛コースは緑だ。それを学級委員と話し合ってどこに着けるか決めてきてほしい。」
生徒会長によると、クラスでつける場所を統一していた方が系列だけでなく、学年も分かるからやりやすいんだとか。
話したいことは以上だったらしく、腕章を受け取ってから解散となった。
「ベラさん!!一緒に学年庶務、頑張りましょうね!!」
そう話しかけてくれたのは、リリーちゃんだ。隣にはウィリアム殿下もいる。
「はい!リリーさんがいてとても心強いです。」
「嬉しいです。ところでAクラスはリボンをどこに付けるのですか?」
そう問われ、思わずハルロッド殿下と目を見合わせてしまう。やはりまだ考えていないようなので、後で学級委員と話し合うとしよう。
「まだ考えていないので、とりあえず学級委員と話し合ってみようかと。Bクラスはどうするのですか?」
「私たちもまだ考えていないので、ベラさんたちと同じようにしようと思っています。」
リリーちゃんがそう答えると、ウィリアム殿下が付け足した。
「おそらく、位置が被らない方がいいような気がするからまた今度各クラスで候補を3つほど出したら、A,B,侍女・護衛コースの3クラスで話し合ってみようか。」
確かに、、そこまで考えていなかった。
「そうだね。とりあえず僕たちは学級委員と話し合ってみる。テスト明け頃にまた集まろう。」
ハルロッド殿下がそう締めくくり、Bクラスと別れた。
「じゃあ、ベリンダちゃん。僕たちは、早速だけど学級委員のロダンさんとサヌイト君に話にいってみようか。」
「そうですね。教室にまだ残っているかもしれません。教室に行きましょう。」
「それ、僕がつけてあげようか?」
そう言ってハルロッド殿下が指をさしたのは私が手に持ったままの腕章だ。
んな!!自分でつけれますとも!!それに、殿下だってまだつけてないじゃない!
「結構です!!!それくらい自分でできるので!!逆に私がつけて差し上げましょうか?」
「そっか。じゃあ、僕は付けてもらおうかな?」
うわ、余計なこと言わなきゃよかった、、。
「、、、自分でつけて下さい。」
私たちはそう話しながら教室へと向かった。
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