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12 クラス分け

 学校に着くと、私たちはコースが違うので別れる。ここからは1人だ。


「ベラさん!!おはようございます。もうクラス分け確認しましたか?」


 挨拶をしてくれたのはリリーちゃんだ。


「リリーさん!!昨日ぶりですね!私はまだ確認出来ていないんです。リリーさんは?」


「実はまだ私もなんです。一緒のクラスだといいですね!」


 クラスは2つだし、この2分の1に負ける気がしない!!


 


 そうだと、、、そう思っていました。


「私は、Bクラスでした。ベラさんはどうでしたか??」


(私もAクラスでした!!リリーさん!同じクラスの一員として、これからもよろしくお願いしますね!)


 私は、こう答えたかった。。なんだって、違うクラスなの!?、、、、!!あっ、ゲームでもそうだったわ。なんで忘れてたんだろう。


「私はAクラスでした、、。クラスは違っても仲良くしましょうね?」


「ベラさんと違うクラスなのは心細いですが、、頑張りましょう!!」



 リリーちゃんとの別れを惜しみつつも、時間が来てしまうので教室に入る。私の席は一番後ろの右端だった。






°✧˖°✧˖˖°







「えーー、。担任になりました、ボナルトです。お前たちには数学を教えることになるから、えー、まあ、覚えといてくれ。」


 長く伸びたこげ茶の髪を後ろでまとめ、少し眠たそうな顔をしている。年齢は20代後半というところだろうか。

 やる気のなさそうな先生だな、、。


「ボナルト先生!わたくし達も自己紹介をした方がいいと思いますの。」


 ワインレッドの髪の毛の女の子が手を挙げて発言をした。それは、賛成だ。私も自己紹介はした方がいいと思う。


「ああ、それもそうだ。」


 後は任せた、とでも言うかのような感じでボナルト先生は端に寄った。


「では、わたくしから。わたくしは、ミンゼン国のカーナ・ロダンですわ。得意な魔術は火で、趣味はダンスですの。わたくし、11月の魔術体育祭で優勝していい思い出を作りたいと思っているの。皆さん、頑張りましょう?」


 ミンゼン国のロダン家と言ったら、伯爵家だ。リーダーシップのあるいい子って感じだ。

 11月の魔術体育祭はいわゆる運動会。それも、魔術を使っていいやつ。主に、学年でAクラスとBクラスそして、護衛・侍女コース対抗でのリレーを行い、系列ごとの勝敗の合計で決まる。今は、私たちの学校が9月入学だから、ちょうど9月に入ったところだ。つまり、あと2か月というところ。


 次々と自己紹介をしていき、ハルロッド・ミンゼン殿下の番になった。


「僕は、ハルロッド・ミンゼンです。得意魔術は風で趣味は剣の稽古。うーん。もちろん魔術体育祭も楽しみだけど、今のところ次のテストが楽しみかな。」


 こちらを見てきた気がしたから、一応目をそらしておいた。次のテストって、、、あの約束を忘れてなかったんですね、、。サイアク。。。



 いよいよ私の番になった。私は後ろの端の席だったから最後だ。無難に行こう。無難に。


「サンフィア国のベリンダ・二コラです。得意魔術は水で、趣味は読書です。私は魔道会が楽しみです。よろしくお願いします。」


 魔道会は、生徒同士が1対1で戦うイベントだ。リーグ戦になっていて、勝ち残った人には景品もある。私はこの大会で、サンフィア国の第一王子ウィリアム・サンフィアに勝ちたい。卒業する4年生の大会では絶対に勝たなければならない。

 だって、S級魔物を倒さなくてはいけないから。ウィリアム殿下は、ベリンダが殺された後に1人で魔物を倒していた。だから、ウィリアム殿下より強くならないといけないのだ。

 

 はーー。胃がずきずきするわ。

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