11 登校初日、朝のちょっとしたハプニング
本日2話目です!
歓迎会から帰ってきて部屋に戻ると、溜まっていた疲れのせいですぐに寝てしまった。
「お嬢様!おはようございます!!今日もいい天気ですね。初日から遅刻はダメですからね~!」
元気よく起こしてくるのはミリーだ。
「ん~~~。おはよう。ミリーは昨日楽しめた??」
「はい!!バッチリですよ。お嬢様!ふふふ。」
バッチリってなにが?え?なんかすごく笑顔なのが逆に怖いのですが、、。
「その、、、何がバッチリなの?」
「聞きます?聞いちゃいます???実は私、ミリー。ウィリアム殿下付き侍女様と仲良くなったんですー。他にもミンゼン国のハルロッド殿下付き侍女様とか、色々ですよ!!もちろんお嬢様の婚活のために、お嬢様の良いところを語ってきました!」
あ、、え、まさかの刺客だったわ。ミリー、、ソレ、だめなやつ。よりにもよって、攻略対象の侍女とか。少しでも関わるリスクを私は減らしたいのにーー。
「まあ、、。ミリー、私のためにありがとうね。でも、私心に決めた人がいるのよ。」
「え!!誰ですか、、?もちろん答えたくなかったら大丈夫ですけど!!」
もちろん嘘だけど。ここは健気な妹キャラで行くか。
「その、ジルお兄様です。。お兄様には内緒だよ?」
私がそういった瞬間、ゴンッ!と廊下からすごい音がした。
慌てて廊下に出て様子を確認すると、ジルお兄様がうずくまっていた。
「すまない、盗み聞きをしようとしていたわけじゃないんだ。ただ、朝ごはんに誘おうとしたら話し声が聞こえて。ちょっと聞いてしまった。。」
マズイ、、。マズイ、、、。めんどくさいことになったな。
「ソウナンデスネ、、。」
ミリーにどうするべきか目で訴えてみる。
、、、わあ。ものすごい勢いで首を振られる。お手上げってことね。
「その、ジルお兄様と結婚できないことはもちろん知っていますよ?言葉の綾です。ジルお兄様以上の方がいいな~という??」
ちょっと苦しい言い訳になっちゃったよ、、。
「そうか。そうだな、、。うん。そうさ。そう。そう。」
ジルお兄様がぶつぶつ何かを言って動かない。どうしよう!?
ん、もうヘルプ呼ぼう。
『セリウム、ウィン、マラ、ヘルプ~~~!ジルお兄様が動かないわ!!私の部屋の前よ。』
しばらくすると、3人が息を切らしながらやってきた。
「お嬢様、何があったんですか?」
セリウムにそう聞かれたので、すべてを話した。セリウムは少し呆れ、ウィンとマラは困ったような顔をしている。
「ルジルト様!お嬢様に情けない姿、見せてますよ。」
さすがジルお兄様の侍女だというところだろうか。マラにそう言われたジルお兄様はすぐに立ち上がった。
そしてやっと起き上がったジルお兄様と、みんなで食堂に行き朝食を済ませ、いざ学校だ!!
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