10 ヒロインとダンスを
ホールに入るとすごく視線をあびた。やっぱり、女子同士で踊るのは少し珍しいからだと思う。
「リリーさん、私が男性役をしますね。」
「はい!!ありがとうございます。踏んでしまったらすみません、、。」
「私も踏んでしまうかもしれませんので、そのときはおあいこですね?」
心配そうな顔をしてたから、場を和ませるため少し茶目っ気のある顔をして言ってみる。
「!!ふふ。そうですね。」
音楽が鳴り始めるのと同時に私たちもダンスを始めた。
「ベラさんのリードはすごく踊りやすいです!!」
リリーちゃんが至近距離でそういうものだから、同性ながらドキドキする。
「リリーさんもダンスがとてもお上手ですね!」
「実はダンスは得意なんです。小さいころから体を動かすのが好きだったので、、。」
アグレッシブな子なんだね。
曲が終わると見ていた人から拍手がおくられた。
えっと、恥ずかしいことにリリーちゃんの夜空のような群青色の髪に私の金色の髪が月のようにうつり、夜空のようだった、だとかなんだとか言われている。。
「えへへ。ちょっと注目されてて恥ずかしいですね。でも、ベラさんが月のように美しいのはその通りですね!!」
「ちょっとリリーさんったら!」
「事実ですよ~~。ふふ。」
う、、。めっちゃ照れるんだけど。
そのあとはリリーさんと少し食事をしたり、話したりした。そして、ジルお兄様が迎えに来たところで解散となった。
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他の人より少し早く会場を出たからか人があまりいない道をジルお兄様と並んで歩く。
「今日は楽しかったか?」
「はい!楽しかったです。初めてのお友達も出来ましたし。明日からも楽しみです。」
「そうか、よかった。それから、あの後生徒会長と少し話していたのだが、、。おそらくベラは学年で5人ずつ選ばれる生徒会学年庶務に選ばれることになる。」
んん?生徒会学年庶務?ええ、、マジですか、お兄様。ゲームのベリンダはそんなの入って無かったよね?
「それって、拒否は、、?」
「できないよ?生徒会長が直々に決めるんだ。今日の新入生の様子を見てな。」
え、、私生徒会長の挨拶すぐ去ったよね?あれ?おかしいな。
「ベラのこと気に入ってた。他の令嬢とは違うらしい。」
私の疑問に答えるようにジルお兄様が補足する。
うわーー。そういうあれ?
「生徒会学年庶務って何をするのですか、、?」
「生徒会との橋渡しだな。あとは、学校行事の運営とか、、。まあ色々あるけど、都度何をするかは説明する。」
表に立つってことね?ハイ、、。さよなら、私の静かな学園ライフ。
すごく関係ない話なのですが、とあるオンラインゲームで外国の方に言われた言葉。 ”I'll kill you dog." つまり「お前を殺すぜ、犬め。」ですね~。私のゲーム内名がゴロウなんですよ、、。不覚にも、吹き出してしまいました。いつか出てきたら、あのときの!と思ってくださいな!
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