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9 第2王子ハルロッドに遭遇

本日2話目です。

 どうするべき!?!?逃げる?感じ悪いよね、それは。はあ、、困ったなあ。


「えっと、君は金の杖の二コラ嬢?」


 んん、、名前を覚えられているとは。


「直接お話しするのは初めてですね。ベリンダ・ニコラと申します。ミンゼン殿下も金の杖ですよね。」


「まあ僕は、二コラ譲と違って全属性ではなく風だけどね。ところで、なぜこんなところに居るの?」


「社交の場は初めてだったので、緊張してしまって、、。」


 嘘は言ってない、はず、、。1番の理由は面倒だったからなんだけど、そんなこと言えるわけないもの!


「ふーん。まあそれでいいよ。君、面白いし。僕のことはハルロッドって呼んでもいいよ。ミンゼンだと、兄もいて混ざるからね。」


 なんでそうなるの!?関わりたくないんだって!!!!


「いえ、、それは。。。恐れ多いですので、。」


「じゃあさ、次のテストで僕が勝ったらハルロッドって呼んで?」


 次のテストってすぐじゃん!!それに、座学だけなんだよね。。数学とかならともかく私、歴史ボロボロだし、語学も苦手なんだけど、どうしよう。


「それも、、。ちょっと。」


「君ってもしかして、おバカさん?負けるのが怖いの?僕に勝ったらなんでもいうこと聞いてあげるけど。婚約でもなんでもね。」


 婚約?するわけないでしょ!?


「馬鹿にしないでくださる?受けて立ちましょう。私が勝ったら、今後一切私に近づかないことが条件です。」


「やっぱ君、面白い。それでもいいよ。負けるつもりないから。じゃあね、ベリンダちゃん!!」


 そう言ってハルロッド・ミンゼンは去っていった。


 ~~~~~~!ベリンダちゃんって何!?つくづくムカつく人だわ。






 気持ちを落ち着かせるために一人で庭にいると、前を通り過ぎた女の子がハンカチを落とした。


「あの!!ハンカチ落としましたよ。」


 すぐに拾って追いかけると、夜空のように綺麗な群青色の髪の毛をした女の子だった。


 ヒロインの、リリア・ソール。その人だった。


「わ!!ありがとうございます!!!私、リリア・ソールと申します!」


 天真爛漫な笑みを浮かべる彼女は、まさしくヒロイン。


「初めまして、ソールさん。私は、ベリンダ・二コラです。」


「二コラ様、、。同じ1年生ですよね。その、よろしければ私のことはリリーと呼んでくださいませんか、、?」


 まだ友達がいないんです。と笑う姿は、もうめっちゃかわいい!私も攻略されちゃいそう、、。悪い子じゃなさそうだし、仲良くしてもいいよね?


「では、リリーさんって呼ばせてもらいますね!私のこともよければベラって呼んでくれる?」


「ほんとう!?!?!?ベラさんって呼びます!!初めてのお友達がベラさんですごく、うれしいです。」


 ああ、、リリーの笑顔破壊力が、すごい。


「実は、私もリリーさんが初めてのお友達なんです。これからもよろしくお願いしますね!!」


「初めて仲間ですね!その、良ければ一緒に踊りませんか?」


 これって、、私でいいのかな。確かゲームでは攻略対象の誰かと一緒に踊るところだった気がするけど、。もう踊ったのかな?じゃあいいよね、、?


「もちろんです!!ぜひ!!」


 私はリリーさんの手を取ってホールに入った。

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