5話 チュートリアル終了
女神ミラからガチャで職業が決まる世界に召喚された颯太は自分の職業ガチャを引きなんと勇者を引いてしまった。
それにより勇者になった颯太はナビゲーター兼サポート役のアセビと共に世界のクリアを目指すように言われたのであった。
そして最初に送られた場所はサートスという町だった
「これはレアアイテムか強い武器が確定でゲットできるカプセルです!」
アセビがそういうと俺は、祈って良かったと思い金色のカプセルを開けてたその瞬間…
「ボン!」
大きな音と共に煙が辺り一面に出てきて俺達は後ろに下がった
ごほっ、ごほっいったいどうしたんだ
「この気配は…まさか」
アセビは何か気づいたようだ
煙の中に人影が見えた、ガチャで出てくるのは装備 武器 アイテムだけのはずじゃ…いったい誰なんだ?
人影がこっちに近付いてきた、敵意はないようだがいつでも戦闘を行えるように警戒していた。
「けほっ…けほっ、急になんなの」
どこかで聞いたことがあるような声がして煙がだんだんと消えていくと同時に姿が少しずつ見えてきた、するとアセビが
「4日振りですね『ミラ様』」
ミラ様だって!?
俺は驚きながら煙が完全に消えてはっきりと見える姿を確認したら確かに俺を召喚した女神様その人だった、まさか神引きするよう願ったら神様を引くとはどんな運だよ
「そ…その声はアセビと颯太!?なんで私がこの世界に来ているの?」
どうやらミラ様も状況がわかっていないようだッたので経緯を説明した。
俺達はこのダンジョンのボスを倒した後ガチャを引きレア確定の金色カプセルが出たと思ったらミラ様が召喚されました。
するとミラ様は何か思い出したようで顔を青ざめながら
「そ…そういえばこの世界を造り直した時にふざけてダンジョンを初めてクリアした人のガチャ報酬に『極低確率』で私が召喚されて、一緒に旅をする設定にしてたんだ…後々めんどくさくなってこの設定を消そうとしたけど、どうせ当てられないから後でやればいいやって思ってたらすっかり忘れてた。」
俺も後でやろうと思ったことよく忘れてたから気持ちはわかりますよ、とミラ様に声をかけたがずっとぶつぶつ言っていた。
「ミラ様、こっちに召喚できるなら元の場所に召喚スキルを使って戻れるのでは?」
アセビがミラ様にそう言うとミラ様は涙目になり
「この世界に召喚された私は、召喚した人と同じレベルになり職業もレベルも下がって能力とスキルが制限されるから無理なの…」
なんでそんな設定にしたんだと思ったが一緒に旅をするメンバーが神でチート能力とかあると面白くもないし楽しくもないから仕方ないかと腑に落ちた。
このままずっとダンジョンの中に居るわけにもいかないので俺達はとりあえずダンジョンを出ようとした。
つけていた目印を辿りダンジョンの入口に
戻っている道中にずっと気になることをミラ様に聞いてみた
ミラ様ずっと気になってたんですけど…
なんでジャージ姿なんですか?俺を召喚した時はいかにも神様って感じの服を着てたじゃないですかと言うと
「あれは仕事着みたいなもので今日は召喚する予定も無かったからこの格好なの」
人前じゃなかったら神様でもジャージ着るんだ、なんて思ったら入口に戻ってきた。
これからどうするんですかミラ様?
「召喚されたら一緒に旅をする設定だからこれから颯太 アセビと共に魔王退治に協力するよ。後私と話すときはため口でいいし名前に様とかもつけなくていいからね」
俺はこのダンジョンのガチャで「火炎剣」「低級回復薬」を入手しそして『ミラ』が仲間になった。
ダンジョンも攻略し始まりの町についた俺達はギルドへ向かいダンジョン攻略前に受けていたクエスト報酬のゴールドをを受け取りミラの服を買うために商店へ行った流石に上下ジャージ姿だと町の人達の目線が気にるからな
服を買い終えると俺達は酒場に行きミラの能力やスキルなどの確認をおこなった
「ミラ様の、現在の『職業』『能力』『スキル』を確認します。
ミラ様
職業 『召喚神』から『召喚者』にダウン
能力 『神圧』使用不可
『異世界転移者召喚ガチャ』使用不可
『究極召喚ガチャ』 使用不可
『界渡り』 使用不可
『究極幸運』使用不可
『職業スキル付与』オート使用中
『職業能力付与』オート使用中
『職業ガチャ召喚』オート使用中
『報酬ガチャ召喚』オート使用中
『ノーマルガチャ召喚』使用可能
スキル 『攻撃ガチャ』
『低級召喚術』
『防御ガチャ』
一部能力は使用不可でその他のスキルは消滅しています。」
アセビこのオート使用中ってなんだ?
「オート使用中となっているのはこの世界で自動的に使われている能力です。」
ミラは頷きながら
「職業がガチャで決まるのは私の能力が世界に影響しているからオート使用中になっているんだよ戦闘とかには使えないけどね」
なるほど今のミラは俺と大差がないってことか
「それより颯太様、今日ダンジョンをクリアした事によりこの町でやるべき事は全て終わりました明日からは次の町に行くことをおすすめします。」
次の町か…アセビここから一番近い町ってどこ?
「ここから一番近い町はエルフが暮らしている神秘の町です」
エルフの町か…俺は内心、とてつもなく喜んだがそれを悟られないようにした
ありがとう、よし今日はもう寝て明日朝早く出発すると言って俺達は宿屋に戻った。
部屋に戻ると明日の準備をして眠った…
・
・
・
1章チュートリアル編終わり




