↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
機械仕掛けの魔法使い -スティナ-  作者: チク


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
8/19

平凡


 ふとスティナは隣のシーザーの顔を見る。


「でも、本当に見れば見るほど似ている」

「そりゃ姉弟(きょうだい)ですもの。似てるでしょ、私たち」

 と、シーナ。


「そうじゃなくて。シーザーって竜の大地の管理人の少年にそっくり。ご親戚とかじゃない?」


 それを聞いて、シーナが浮かない顔をした。

「いや、そんなの偶然でしょう」


「ところで、あのペットって名前あるの?」

 と聞いたのはクスナだ。

 浮かない表情のシーナを察し、話題をかえた。


「うん。トカゲのトッキーちゃん」

 スティナは元気いっぱいそう答えた。


 すると今度はシーザーが浮かない顔になる。


「あのね、スティナ、ちょっと言いにくいんだけど……」

 すごく遠回しな言い方だ。


 弟が初対面の女の子にこんな物言いをするなんて、とシーナは緊張した。クスナも同じだった。



「あれ、トカゲじゃなくて、カメレオンだよ」




     * * *


 魔法使いの国にあるザーグ研究所。


 そこは、長生きに固執した一部の魔法使いたちが作った研究所だった。

 クローン人間に、人造人間、生身を機械化する技術など。

 やがてその目的は細分化され、人造人間の誕生に力を入れる研究者もいた。


 そうして、人工的に作られた人間の一人、シーナ。

 健康に生まれたシーナは一般の家庭に養女として引き取られた。

 元々高齢だった両親は、昨年あいついで亡くなった。


 両親は一緒に引き取った弟のシーザーともども、普通に扱い、大切に育ててくれた。


 シーナは、このまま平凡に普通に生きていきたいと願っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。