表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
機械仕掛けの魔法使い -スティナ-  作者: チク


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/19

機械仕掛け


「あなた、機械なのよね? その端末、操作できるの?」


「できるよ。だって僕は高性能だからね」

 シムは、えっへんと鼻の下を指でこすった。

 大げさなジェスチャーだとシームァは思った。


「シームァの手も素敵だよ」

 液晶端末が反応しない自分の手を素敵だなんて嫌味かしら? だが、そんなことは口に出さなかった


「それに、僕の目よりシームァの目の方が高性能だね」

 シムは研究所の建物を指さした。

「あの建物のガラス越しに僕の体温が見えていたんでしょ?」



「え…えぇ」

 シームァは自分が見ていたことを把握されていたことに驚く。



「こっちの世界は火山が盛んで、温度センサーがあてにならないんだ」

 そんな説明をされても、シームァにはなんのことだが……?


「竜の大地で地震がすごくてね、あっちこっちの世界からゲートが繋がって確認してたとこなんだ」

「その辺の事情はよくわからないわね」

「まあ、そうだよね。こっちの都合言ってもよくわからないよね」


「あっちのゲートがぱかぱか開くけど、こっちのゲートも不具合が起きてるっぽいね」

「そう?」

「メンテナンス、よろしく」

「え? 私に言われても……?」


「放っておくとまた異世界の誰かが来るよ」


「それは大問題かもしれないわね」

 そう言いつつ、他ならぬ目の前のシムこそが異世界の誰かじゃないのかと思った。



「じゃあ、僕はこれで」

 シムはゲートの向こうへ帰ってしまった。



 シームァはしばらくゲートの前にいた。

 また異世界の者が来たらそれはそれでおもしろそうだと、この時は軽く考えていた。




     終わり

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ