これはいわゆる召喚術
………
……………
しかし……
「トッキー、動かないね」
数分後………
二人はゲートのそばにそのまま立っていた。
「……こういう時は、『ひらけごま』って言えばいいの」
と、スティナ。
「本当に?」
そういう時に使う言葉だったっけ? とシーザーは思う。
「知らないけど」
「やっぱり」
「「ひらけーごまー」」
こうして、二人は一緒に言うこと三回。
特に変化はない。
「言い方が違うのかな? オープンザセサミー」
そういう問題ではないと、シーザーは思うのだが。
そんなんで開いたら、誰でもゲートが開けられることになる。
「オープンザセサミー」
「「オープンザセサミー」」
やはり、二人で大声で言ってみるが、変化はなかった。
「イフタフヤーシムシム!」
突然、スティナは謎の言語を喋り出した。
「え? なんて言ったの?」
「古代エルフの言葉。イフタフヤーシムシム!」
「イフタ……?」
シーザーにはなかなか聞き取れないフレーズだ。
「イフタフヤーシムシム! イフタフヤーシムシム! シムシム!」
スティナは連呼する。
その時だった。
ゲートが心なしか揺れてるように見えた。
「……!」
そして、扉が開き、手が出てきた。
その手は、なぜかシーザーの腕をつかんだ。
「うわー!」
シーザーは腰を抜かし、尻餅をついた。
シーザーをつかんでいた手は引っ張られるような形になり、その人物が扉から出てきた。
「呼んだ? あ、あれ?」
扉から現れたのは、シーザーと瓜二つの少年だった。
注
オープンザセサミ 英語です。
イフタフヤーシムシム 本当はアラビア語です。




