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【オープニングシーン】 海幸つみれ……培養スキヤキ屋”牛丸”にて

【オープニングシーン:海幸つみれ……培養スキヤキ屋“牛丸”にて】




RL:では、つみれの目の前では、脂が燃えるいい臭いがしています。

   ……って全員食べるシーンだな。

   まあ、シーンタロットのアレだから。仕方ない。


つみれ:何を食べてるのかな〜。


RL/男:「ハイ! ソコ!

      ソコでタマゴをつける!!

      テキトウにサマしたらソコでクチに入れる!!

      …………。

      ……ウーン、テイスティィ……!!」


RL:というわけで、つみれは培養スキヤキ屋に来ています。

   カーライル幹部のキース・シュナイダーと差し向かいですよ。


つみれ:やった〜!!

    わ〜い、キースさんだ〜。

    コネ取って良かった〜!!


凱:ち、カーライルの幹部か……。


銃:ねえRL、培養っておいしいの?


RL:N◎VAでは、培養肉はとても高級品です。

   すごくおいしいですよ。

   普通の人はなかなか食べられません。

   いつも、みなさんが食べているのは「合成」ですから。


つみれ:やった〜!! おいし〜!!


銃:あれ?

  ちゃんこやで使ってる「養殖」っていうのは?


RL:「養殖」っていうのは、「培養」よりもさらに高級なんです。

   普通の人じゃ手が出ません。

   豪雷音がどれほど高いモノを出しているか、っていうかオカシイことをしているのが、わかりましたか?


つみれ:確かに。


銃:「天然物」はあるの?


RL:基本的にはありません。

   ハイランダーがいる軌道ならどうか知りませんが。


銃:ふ〜ん。


RL:というわけでキースは陽気にスキヤキを食べています。


RL/キース:「ハッハー!!

        ジャパニーズニンジャ!!ゲイシャーッ!!

        ハッハー!!

        このカオリがイイデスネー!!

        ンー、グッド!!」


RL:では、つみれは〈知覚〉か〈心理〉で判定を。目標値は17で。


つみれ:高いっ!!


RL:まあ、キース・シュナイダーですから。


つみれ:そうだね、何を考えているのかわからないもんね〜。

    〈心理〉かな〜。




 つみれの〈心理〉判定。―成功。(達成値17)




RL:では、つみれにはわかります。

   食べている牛肉は最高級。

   大企業の幹部にしか食べられないような代物です。

   そして、キースは上機嫌ですね。


RL/キース:「このネギが!!

        ホントにジャパニーズネギ!!

        N◎VAに来て、ホントーにヨカッタ!!」


RL:ここで、つみれはキースからかすかに血の臭いがすることに気付きます。

   ここに来る前に何人か斬ってきています。

   臭いをごまかすためにスキヤキを選んだんですね。

   壁に立て掛けられた日本刀が違った輝きをしています。


つみれ:そうなんだ……。

    怖いね〜。


RL/キース:「つみれサン!!

        ハシが止まってマスネ!!

        チョップスティック!!」


凱:何か、いちいちムカつく感じだな……。


つみれ:全然ムカつかないよ?


RL/キース:「もう少シ、レアーで。

        …………(肉を焼く仕草)。」


つみれ:「私……この間、会った時、もしかして怒っているかと思っていました」


RL/キース:「ウィンウィン? モチツ、モタレツ?

       ンー、ナイス」


つみれ:「そっか!!

    私、いいことしました!! きっと」


RL/キース:「ン?

        今日は、ゴチソーして、キース、一生のオネガイ!!」


つみれ:「私に?」


RL/キース:「ンー、ジャパニーズガール、ダイスキネ。

        モチツ、モタレツ、デスヨ」


つみれ:「えっと……」


RL/キース:「ンー、イワユル、日本語、ムツカシクテ、ワカリマセン。

        ンー、“フラワー・イン・ストーム”?


つみれ:RL、“フラワー・イン・ストーム”って?


RL:直訳すると、「嵐の中の花」です。


RL/キース:「花モ、嵐モ、踏ミ越エテ?

        ンー、ナイス。

        つみれサン、サクラ、好キ?」


つみれ:「好きだよ〜」


RL/キース:「フラワーが散ッテしまうの、キース、トテモ悲シイ。

        つみれサン、花のツボミを集メテイルと聞キマシタ」


つみれ:あ、私がタレントのタマゴを集めているから? かな?


RL/キース:「つみれサン、花やツボミが好キナンデスネ?

        イイ感ジデス。ンー、グッド。

        ……つみれサンに散リソウナ一輪の花、守ッテモライタイ。

        このキース、イッセイチダイのオネガイデス!!」


つみれ:「ええー!

     キースさんに守れないような人、私が守れるのかなあ?」


RL/キース:「つみれサンなら、デキマス」


つみれ:「えっと、その女の子、何かやっちゃったの?

     誰から守るの?」


RL/キース:「このキースの目ニハ、ガールの身にストームが降りカカルのが見エマシタ」


RL:ここで、キースはプラスチックペーパーを1枚差し出します。

   そこには黒髪の可憐な16〜17歳の少女が写っています。


凱:髪の長さは?


つみれ:いるの? その情報。


RL:ロングヘアですよ。


凱:わかった。


つみれ:「わかった」とかの意味がわかんないけど。


凱:わかった。


りん子:何で2回も?


凱:大事なことだからな。


つみれ:ちょっと黙ってて。


凱:ハイ。


RL:で、そのロングヘアはサイドでお団子に丸めています。

   ま、中国風ですね。

   服装は袖の短いパオ、手に剣を持っています。


つみれ:剣!?


RL:演武用のヤツですよ。


つみれ:演武とかするんだ〜。

    あ、名前は?


RL/キース:「ソーリー。

        ンー、ジャパニーズで『蔡香月サイ・コウゲツ』」。


りん子:きっと、蔡銀月さんの妹だね!!

    かわいいね!!


つみれ:「この女の子は、私のことを知ってるの?

     それとも、私の方が見つけ出して守るの!?」


RL/キース:「ンー、グッド。

        そのトーリです。

        ウイキャン!!」


つみれ:「ウイキャン!?」


RL/キース:「つみれサンなら、ダイジョーブ」


つみれ:え〜!?


RL/キース:「ミート!! ミート!!

        ニク、焦ゲテマスヨ!?

        ……オーイ、オカミ!!」(「パン! パン!」と手を叩く仕草)


つみれ:「……でも、誰から守るんですか?」


RL/キース:「アラシの中デ花が散ッテシマウ、それはトテモ悲シイコト」


つみれ:「……答えじゃないよ?」


RL:というところでシーンカットです。


つみれ:え〜!?

    全然わかんないよ〜。


凱:まあ、会話にはなっていなかったな。


つみれ:話をする気がないよね〜。


RL:まあ、わかりますよ、そのうち。

   多分。

   というわけでつみれのPSとキー。




 つみれのPS『蔡香月を保護する』


 つみれのキー『蔡香月』『キースの腹』




つみれ:え?『キースの腹』?

    何かしようとしてるってこと?


凱:まあ、そりゃあそうだろうな……。


りん子:蔡銀月さんの妹が危ない目に遭うってこと?


RL:さあ、どうでしょう?

   それから、例によって、つみれにもアクトコネを差し上げます。

   〈コネ:蔡香月〉を1レベル取得して下さい。

   スートも。


つみれ:うーん、「仕事ビジネス」だから『ダイヤ』かな?


RL:了解。

   それではオープニングも終わったので本編に入りましょう。

   最初は誰から?


りん子:私がやる!!

    銀月さんのお店に行くよ!!

    もちろんクリスちゃんと!!


RL:わかりました。

   ではりん子のシーンからやりますね。


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