CCC
思い付きで書いた、誰かが笑ってくれたらいいな、の物語。
ギャグは苦手ですが、頑張ったつもりです。
俺は今、この世界の中心(多分)で愛、ではなく困惑を叫びたいと思う。
読者の皆様、準備は宜しいですか?
じゃあ、聞いてくれ。俺の精一杯の、心からのシャウトを!
せぇーの。
「何か、おかCだろォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」
いや、おかしいのはお前だ!! CCレモンか、CCでも飲んでろ!!
と、お考えになるアナタは、大丈夫。人間として正常です。これからも輝かしい人生を歩いていけるでしょう。
俺だって、今の状況でボケてる場合じゃないってのは、重々承知してますよ。
でも、仕方無いと思うんです。だって、文字変換失敗とかじゃなくて、本当に「おかC」って叫びたくなっちゃうくらい、今、俺の目の前の光景はおかCのだから。
あ、因みに発音は「おかスィー」って感じ。
後、ふと思ったんだけど、「おかC」を「おかB」に変えたら、
「……あ、シュタゲ(シュタインズ・○ート)の主人公だ」
俺の発想力は精々これくらいだよ。
っていうか、そこ伏せ字にしても、シュタゲって「ゲ」の文字が既に出てるんだから意味無くね? と、思ったアナタは大丈夫。人間として以下略。
閑話休題。
えっと、まず、俺が今置かれている状況を読者様に説明しよう。
見渡す限り、草原。上には真っ青な空と真っ白な雲。
以上!
あ、この「以上!」って台詞は俺がただ単に言いたかっただけ。
さて、どうしたもんか。
地平線まで緑の草原を見ていると、俺の愛しのお姉様の上半身を思い出すのだけど、如何せんこの風景はおかCのだ。
そのネタ、何処まで引っ張るんだろう、俺。
こうなったら何処までも、とか言いたいところではあるが、小島よ○おみたいに消えるのは嫌だし、精神的に辛いからもうそのネタは止めよう。あの人、頑張ってテレビの隅で生き残ってはいるみたいだけど、俺にあんな根性はない。何気に小島さんの事は尊敬しているんだ。でも、ストップしろ俺。もうそのネタは止めるんだ。
って、あれ? 何の話してたんだっけ?
あ、あれか。俺のお姉様のペッタンコは素晴らしいって話だな。
お姉様のお胸はな、それはもう凄い――
って、違くね? ここ草原だから、誰もツッコンで俺の突っ走りを止めてくれない。
「ノリツッコミは、辛いよ……」
誰かが見てる時なら、まだ良い。
でも俺が今いる場所は、お姉様のお胸のような草原なんだ。誰もいないんだよ。こんな所でノリツッコミとかかましてたら、紛れもない変人だろ。通報され――は、しないのか。何せ誰もいないから。
で、話は戻るが、お姉様の草原の何処が凄いか――
「や、違うから。話、戻ってないから」
しちゃったよノリツッコミ!
やけに冷静なのは何でだろう。やばい、自分が意味不明だよ。「イミフぅ」って奴だよ助けてお姉様!
「……」
まぁ、馬鹿はここら辺にしておきますか。お姉様のチャームポイントの何処が凄いのかは後で話そうじゃないか。
で、今度はちゃんと話が戻ります。
元の話。
それは、読者様への丁寧な状況説明。
まず、俺がどうしてこんな草原にいるのかと言うと。
えっと、一言で言うぞ。よく聞いとけよ?
ズバリ! 異世界に来ちゃったからなのです!
「……」
いや、分かってるんだよ、充分。
きっと読者様は、あらすじとかキーワードとかを見て、今、この馬鹿みたいな物語を覗いてくれているんだと思う。
だから、今更説明するまでも無いというのは、この物語くらい馬鹿な俺だって分かってるんだ。
俺が異世界に来ている事は読者様は最初っから分かってたと思うけど、でも敢えて、説明させてもらいました。
だって、異世界って言葉には輝いたものを感じないか? 超テンプレだけど、だからこそ、異世界勇者召喚には夢がある!
しょうかんって召還とも書けるけど、こっちは辞書様曰く、「呼び戻す事」らしい。
つまり、一度召喚された異世界に再度召喚される事は、召還、という訳か。
まぁ、召喚された勇者が元の世界に戻れる事なんて最初の場面でだと98%くらい、無い。
戻れる時っていうのは大体魔王を倒した後。倒した後も戻れない可哀想な主人公だっている。でも魔王討伐後、戻れたとして、はい、物語は終了だ。つまり「召還」ってのは、かなり珍しい事になるな。
って、どうだって良いんだよそんな事は。
多分今読者様は、「召喚されたのに何で草原にいらっしゃるの?」と疑問に思っている事だろう。
でもその前に、俺が異世界に召喚された時の事を話したい。
◇
俺は元の世界で、チャリンコに乗っていた。「チャリンコって、古」とか言わないでね。
普通に、高校からの帰り道だったんだ。部活の後で、日はとっくに暮れていた。
何時も通っている、何時も通りの道。(誰か、この文が何気レベル高い事に気付いて!)
その、交差点。
久し振りに走り込みをさせられて部活で疲れていたせいもあって、俺はカーブミラーも見ずにその交差点を突っ切ろうとした。
そうしたら、横から――
ていう、感じ。
よくある勇者召喚前のアレだ。
読者の皆様は、もう、分かったよな?
そう、俺は――
突然横から伸びてきた真っ白い手に掴まれて、空中に空いた穴に引き摺り込まれたのだ。
え? 想像していたのと違う?
交通事故? 大型トラック?
もう、やだなぁ。もし横から飛び出してきたのが車とかトラックだったら、ライトの光で普通分かるじゃないか。
いくら俺でも、ライトが見えてたら止まるよ。自殺願望は無いし。
で、触手みたいな長くて白い腕に絡め取られた俺は異世界へ。
ファンタジーともコメディーとも思えないそのホラーに、俺はフリーズしたぜ。充電満タンの状態からプレイして後五分もすれば再充電の時間だなって体感時間で感じたところでセーブしようと思った時に画面が止まったor真っ暗になったPSPのように、それを見ている時の絶望感と同じものを感じて俺は心臓の鼓動さえ凍らせました!
足の小指をタンスの角にぶつけた直後の「もげるッ!」と同一の危機感を感じたよ。
危機感ちっせ、と思ったそこのアナタは大丈夫。人げ以下略。
という訳でだ、気付いたらここにいたんだ。
◇
「どうしたもんかね」
ポツリ、と呟く。
召喚(なのかアレは?)されて辿り着いた場所は誰もいない草原。
あの「手」の事もあって、ここは異世界などではない事も考えた。
でも、地獄、ではないと思うんだよな。その、イメージ的に。
爽やかな風、超気持ち良いし。空青いし。マジ和やかだし。
今俺、ちょっとチクチクする草っぱの上に寝っ転がってるくらいだから。
地獄じゃなかったら、アレだろ? もう、ここは異世界で俺は召喚されたんだって無理矢理にでも思わないと、精神崩壊しちゃうよ。
天国じゃないか、という声も俺の中にはあったけど、ヤダよそれ。俺、死んでんじゃーん。
天国って誰もいない、こんな寂しいトコなのかよ? 違うだろ、その、イメージ的に。なぁ、爺ちゃん。
だから、異世界だと思う事にしたんだ。
それにしても何て、
「あー、平和」
良いね、平和。
LOVE AND PEACE.
おっと、また盛大に変な方向へ飛んで行こうとしたな、俺の思考は。
では、読者様が首を捻っている原因について説明しよう。
つまり、俺は何故召喚されたのに草原になんているのか。
それはだな――
俺にもサッパリだ。
べ、別に分かりたくなくて分からないんじゃ無いんだからね!
――やっべ、使い所かなり間違えてんぞ、俺。
何故にツンデレのテンプレ台詞を出したのだ、己は。
俺にもサッパリだ。
ご、ごめんなさい。
ちょっとした出来心です。
にしても、だ。
マジで何で、俺はこのような場所に?
「……ハッ(゜ロ゜)」
気付いた。
ちょっと待て、俺がずっとここにいれば、俺はどうなる?
――餓死?
「俺を召喚した人は、俺を殺したいんだろうか?」
しかも、餓死で。
俺が超苦しむ死に方じゃん。
交通事故で死ぬ方が全然楽だぞ。勿論、それだってかなり苦しいものなんだろうけど。
勇者死なせるって、オイ。どーなってんだ異世界。
チートって話じゃねぇよ。俺、歴代勇者の中で最弱だぞ多分。しかも、死亡要因、餓死って。
悲しい人生、だったなぁ、俺。
最後にまさかの放置プレイで死ぬなんて。異世界まで来たのに。
ぼんやりと、今となっては忌々しい青空を眺める。
すると突然、
「……は?」
俺の眼前の空中が、パックリと裂けた。
それはもう、ベル○バブの髭のオッサンみたいに。
あの人、名前何だっけかな。とか、どうでも良い事を考えている内に、その裂け目は広がっていき――
あれ、何か既視感。いや、デジャヴだったか? って、どっちでも良いよ。
とにかく、嫌な予感がする。つーか、嫌な予感しかしない。
ま、そりゃそーか。
この光景を見て希望を抱く奴はイタい人だもんな。
――そう。
俺をこの異世界に引き摺り込んだ手が出てきた穴と、よく似ている。
整えられていない芝生のような草原に寝そべる俺の身体は、驚いてしまって動かない。
本日二度目のフリーズ。
目も見開いたまま、穴の中を凝視。
中から出てきたのは、ベ○ゼバブの主人公とかじゃなく――
「βεηθπψμακ」
……えーっと?
よく分かんないけど、中から出てきたのは美少女だった。
顔だけひょこっと出して、唇を動かしている。
波打つ金髪は長く、先端は俺からは見えない。穴の大きさが結構小さめなのだ。
優しそうな面立ちをして、上半身しか見えないけど、中々豪奢な桜色のドレスを着ているっぽい。
てか、何でこの子、落っこちてこないの?
しかし想像はついた。
俺の推測だと、その子は姿見の鏡を見るように俺を見てるから、だと思う。彼女は、普通に立ってるって事だ。
というか、今俺は、もの凄くツッコミたい。
良いだろうか、読者様。
許可して欲しい。
とゆー訳で、
勇者って、異世界の言葉とか、分かるようになるもんじゃないの?
全然分かんなかったんだけど、さっき。
どうすりゃ良いの?
まぁ、差し当たり、英語で行こう。
えっと、「分からない」って何て言うんだっけ。確か――
「あ、あいあむなっとあんだーすたんどゆあらんぐりっぢ」
絶対間違ってる。その自信がある。
案の定、金髪の美少女は困惑していた。
まぁこれは、俺の英語(とは呼べないもの)が下手過ぎたとかじゃなく、英語自体が分からないのだろう。
さっき彼女が喋った言葉も、英語じゃなかったしな。明らかに。
しかし、少女に「言葉が通じない」事は伝わったのか、彼女はとある物を差し出してきた。
それは、
――こ、蒟蒻?
え、何コレ?
ちょっと待て、この美少女、絶対、
「俺達の世界の住人だろ! 翻訳蒟蒻(って名前だっけ?)だと!?」
青いタヌキ、じゃない、耳をネズミに喰われた哀れな耳無し猫型ロボットの秘密道具じゃないか!
食べたらどんな言葉も通じるようになるという、あの!
思わずツッコンでしまった俺だが、少女には日本語は通じないのだった。
「……毒とか、盛られてないよな?」
何故、平凡な高校生である俺がそんな事を心配しなきゃならんのだ。
しかし、俺が、眼前に差し出された灰色の物体を食べなければ、状況は前に進まないのだ。
俺はごくりと唾を飲み込みながら、蒟蒻芋から作られ(ていてくれ)るであろうそれを受け取る。
触った感触は、蒟蒻そのものだった。
それが逆に怖い。
蒟蒻の中の黒い粒々は鹿尾菜だって言うし、これが毒な訳はない。
現実逃避気味に考えながら、俺は蒟蒻(だよな?)をかじった。
今まで一切現実逃避をしなかった俺だ。この場でくらいさせてくれ。
毒で死ぬ勇者とか、本当笑えねぇよ。悲しい目を向けられる、絶対。
餓死なら――いや、それも笑えねぇけど。
と、多分人生最大の覚悟とそれに付随する行動を終えた俺に、
「ヘロー」
空中亀裂から、美少女のソプラノボイスが届いた。
ああ、良かった。俺、死んでない。流石は勇者だ、簡単にはくたばらない。
って、あれ。今、あの子、何つった?
ヘロー、って、そう言わなかったか?
――英語、じゃん。思っくそ。間違えてるけど。
「あ、えっと、ハロー」
「はい。こんにちは、勇者様」
最初っからこんにちはって言えよ! 間違ってんだし!
無理して英語使わなくて良いよ! 俺には言われたくないだろうけど!
「あ、いえ、こんにちはっていうより、初めましてですね」
「あー、うん、そうかも」
「初めまして、勇者様。私が貴方を召喚させて頂いた、フェーデンヴルズ王国の第二王女、ユニア=フェーデンヴルズと言います」
ほうほう、ユニアちゃんか。お姫様なんだ。まぁ、ドレス見た時から予想はしてたけど。
で、最初に訊きたい事があるんだが。
「あの、姫様、何故に俺はさっきまでこんな場所で放置されていたのでしょう?」
すると、ユニアちゃんはとっても申し訳なさそうな顔をした。
「す、すみません。召喚する世界を間違えてしまいました……」
ああ、うん。大体分かってたよ。
だから、ちょっと俺も自重しようと思う。
このドジ姫!! って叫んだらユニアちゃん、絶対落ち込むだろうし。
ま、彼女が落ち込んだって俺はどうでも良いんだけど。
俺は美少女に興味は無いから。
何ていうか、俺は勉強出来ないけど、顔はそこそこ良いし、サッカー部で運動神経も良い方、だと思う。
コクられた事も、両手で数えられる程だけど、一応、ある。その中には結構可愛い子もいた。しかし俺は、迷う素振りも見せずにフってきた。
何故かって、俺にはお姉様がいるからだ!
血縁関係だけど、お姉様は輝いて見える。特にペッタンコしてる辺りがッ!
という訳だ。しかし、ユニアちゃんに落ち込まれるのは面倒臭い。だからツッコまなかった。
で、これから俺にどうしろと?
それを訊いてみると、
「あ、はい。勇者様には魔王になってもらいます」
ぱーどゅん?
「ですから、勇者様には魔王になってもらいます」
What? Why? How?
魔王? マオー? MAOU?
「えっと、魔王になるの? 俺が? 倒すんじゃなくて?」
「あ、そこに気付いてもらえましたね。すみません、さっきの全部嘘です」
「……」
オイ、俺をどうしたいんだクソ著者。
ぱーどゅん、とか言わせたかっただけだろ。英語使いたかっただけなんだろ。
「正解は、これから勇者様には、魔王を倒して頂きたい――」
おっ、来たぜ、テンプレ展開が! やっと!
やばい俺、涙出そう。
「じゃあ、俺はこの穴(?)を通ってそっちの世界に」
「――と思っていたのですが」
What?
が、って何? GA?
「実はこの穴、一方通行なので……」
ユニアちゃんが曖昧な笑みを浮かべる。
へぇ、アクセラレータ。とか考えてる場合じゃないぞ俺。
ユニアちゃん、そこ笑みを浮かべるトコじゃないっしょ。一方通行って、そっちからはこっちに来れるけど、こっちからはそっちに行けないって事だろ?
「……俺、どうなんの?」
「だ、大丈夫ですよ。きっといつか夢オチで物語が終わりますから」
お姫様がそんなメタな発言しないでー。
つーか、夢オチって、アレか?
後先考えないで突っ走っちゃったダメな著者が、収拾のつかなくなった物語を無理矢理終わらせる、あの、チート技術か?
まぁ、夢オチの物語も、凄ぇ作品はあるけど。でもそれは、ちゃんと考え込まれて夢オチにした作品に限られる。
「餓死の一瞬前には物語が終わりますよ、多分。気付いたらベットの上です」
「多分って何。ていうか餓死の一瞬前って、俺、気ィ失ってると思う」
ヤダよっ、超苦しむじゃん俺〜。
おいクソ著者、伸ばす棒で遊び過ぎだろ。
もし餓死の一瞬前に夢オチしたら、その後きっと俺は、アフガニスタンとかに募金をするだろう。レッツ、ユネスコ!
「という訳ですので。さようなら、勇者様」
「は!? ちょっと待て、おい、このドジ姫!」
「(^з^)-☆」
ざけてんのかテメェ!!
鼻で笑っただろ今ッ!
身体を起こして空中の亀裂に手を伸ばす。
クソ、あのドジ姫、急にダークキャラに変貌したぞ。
ドジユニア(で充分だ)をこっちの――見渡す限り草原の世界に引き摺り込んでやろう、と悪魔のように手を伸ばす。
傍から見たら俺の方がダークキャラだな。
しかし。
俺の右手が穴、というかユニアの胸ぐらを掴む前に。
スッ、と。
マジであっけなく、フェーデンなんとか王国の姫と召喚魔法っぽい亀裂は消失した。
「嘘だろ……」
唖然、茫然、絶句する俺。
本日二度目の放置プレイ。
やばい俺、涙出そう。
っていうか、魔法って言葉、やっと出てきたな。設定は一応ファンタジーなのに。
召喚魔法、穴かよ。魔法陣が見たかった。
剣、って言葉も一切出てきてないぞ。今出てきたけど。
「……はぁ」
ま、いいか。夢オチ出来るなら。
帰れないよりは全然良いし。
元の世界には帰れるのかって台詞、ちょっと言いたかったけど。
じゃあ、俺は――
「この世界の(CONOSEKAINO)」
「中心で(CHUUSINDE)」
「蒟蒻を片手に(CONNYAKUWOKATATENI)」
「困惑を叫ぶ(CONWAKUWOSAKEBU)!」
CCCCになったよ、読者様!
ありゃ? タイトルより一個多い?
ま、いいか。最初の文がCCCになってるし。
で、これからどうなるんだ俺?
やっぱ、餓死寸前夢オチでベットの上?
◇
餓死寸前。
俺は既に気を失っていて。
気付いたら。
草原――ではなくて。
「あ、起きた? 康介」
ベットの上、ではなくソファの上。
寝っ転がって、お姉様に抱き締められていた。
「あれ、俺……?」
気付いたらお姉様の素晴らしい胸の中。
ちゃんと、帰れたのか? いや、ちゃんと夢オチしたんだ。あれは全部夢だったんだ。
「もー、お姉ちゃん吃驚したよ? 康介、道端で倒れてるんだもん」
「……は?」
「しかも、CCレモンとCCと蒟蒻持って」
美人顔でクスクス笑うお姉様を見る。
それから、ふと、テーブルの上に視線を投げ掛けてみた。
そこには、
CCレモン。
CC。
蒟蒻。
これが本当の、CCCなのか。
えーっと。
俺――古河康介は困惑していた。(これもCCC文)
何か、色々と、
「おかC」
一応短編小説のカテゴリに入ってますが、もしかしたら続くかもしれません。
この終わりからどう繋げるのか、自分自身分かりませんが……。