14話。 ギルドチームランクって?
アッシュが若干変態になってきてます。
ライが大好きだからゆえ、です(笑)
見守ってやってください…
お気に入り登録、本当にありがとうございます!!
「きゃぁああーーーーー! かわいいいいい!!!」
「おおぉ、狼か!すげえな!!」
家に帰るなり…
異常にテンションの上がってる母さん。
どうやら僕の獣好きは母親とも共通していたらしい。
これなら、異世界の記憶を持ってても問題にならないかも…ちょっと安心。
「「よろしくお願いします。」にゃ。」
「ルマルウルフのルーナンと、サンダーブリッツキャットのライリエナだよ。」
「もう、大歓迎よ! こんな可愛いお嬢さん連れ帰ってくるなんて! やるじゃないのアッシュ!」
「! お前、ルーナンか!!! 見違えたなぁ!!」
「か、かわいいだにゃんて…照れますにゃぁぁ…」
「きゃぁぁぁあああーー!語尾がにゃーって!にゃーって!!きゃぁー!」
「お久しぶりでございます、父君、母君。 …不躾な訪問にもかかわらず、歓迎していただき感謝申し上げます。」
「いいのよう!こんなコに従順とかなってなくていいのよー。楽になさいな。」
「いやー、これは…王宮仕えさながらの物腰だな… なんか懐かしいなぁ…」
「あの、何か…?」
「いやいや、こっちのことだ。気にするな。 …で、メッシュ?」
「ん?」
「ギルドメンバーはどうするんだ?」
「ああ、帰り道で相談してきたけど、二人もメンバーに加えるよ。年が分からないけど、多分あの水晶がだいたいで判別してくれるんじゃないかなーって思って。」
「全員同意なのか?」
「ええ。」
「もちろんだよー。」
「そうか…だったら… ランク登録したほうがいいな。」
「「「ランク?」」」
「おう、ギルドチームランク。 擬獣人は、冒険者ギルドでも珍しいし、引き抜きとかあるかもしれない。でもランク登録してれば『俺たちはチームだ!』っていう、確固たる意思表示にもなる。4人以上のチームじゃないと登録できないからちょうどいいな。」
「へー!」
「いいじゃん、それ。」
「さっそくいこうよ!」
「「賛成!!」」
「お供いたします。」
「よくわかんないけどいくにゃ。」
「そうか。ま、早く帰ってこいよ…母さんがまた落ち着かなくなる…」
「も、もう大丈夫よ!今日は大丈夫よ!!」
「…あれだけうろうろしててか…」
どうやら、今回も母さんはパニックを起こしかけてたみたい。
前、ちょっと遅くなったとき、すげー大変だったって父さんが言ってた…
「じゃ、もっかい いってきまーす!」
「はやくかえってきてよー!」
「はーい (笑)」
と、いうわけで、ジュニアギルドへ…
「………はーい。それではこれにてチームメンバーの更新は終了ですぅ。」
「ありがとうございます。」
「わーい!」
「ライちゃんはアッシュと同い年だったのね。」
「うん、四年仔なの。」
「ルーナン…お前、十歳…!?」
「は、そのようです… とし、というのはよくわからなくて…」
「一番年上だぁ。」
「納得いかねぇ…もっと上だろ…」
「まーまー、落ち着いてよ…」
「それではぁ、明日行う『ギルド認定チームランク試験』について、説明いたしますぅ。」
「「はい。」」
…以下、大雑把な内容です。
1、4人以上のギルドチームであること。
2、使用武器・魔法に制限なし。 …今回は擬獣人がいるので、変身魔法とみなして、獣変化も許可される。
3、試験内容はモンスターの討伐。 規定の頭数を討伐した時点で終了。時間を計測する。
4、途中棄権可能。
5、モンスターは、これまで遭遇した中から、一番討伐数が少ない、つまり苦手なモンスターが選出されて用意される。
そんなかんじ、かな。
「何かご質問は?」
「…モンスターは何が出るかは教えてもらえないんですか?」
「そうですね、まぁ、皆さんのほとんどが苦手なものがでるのでぇ、事前に報告すると対策を練ってから挑むことができてしまいますからぁ、お教えできないんですよぅ。…でも大体予想はつくかとおもいますよー。」
「……あんまりたってないし、まだ見当つかないなぁ…」
「そうねぇ…難しいなぁ…」
「…ま、なんとかなるだろ。かえって準備しよう。」
「「うん。」」
「それでは、また明日お越しくださーい。」
「「ありがとうございます。」」
「失礼いたします。」
不安だなぁ…