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疫病神と呼ばれてますが、バレないように影で活躍中!!  作者: 矢斗刃
第二章 ユーグ男爵領vs大野盗団
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神達とただいま!

「はっ!」っと目覚める俺。

「ここは一体どこだ?」あれ俺喋っている。

それになんか浮いているような?


周りを見れば階段と空に浮かぶブロック、床とか俺もそのうえで浮かんでいる?


「何がどうなっているんだ。」戸惑っている俺。

まるでそう天空の城に来たような、そんな感じだ。


なんか浮いたまま俺は移動している。

確か俺はやる気がでなくて、へばってしまったんだと思う。


あのドラゴンにメンチ切ったのを思い出して、あーあーやらかしたと思ってガクッと来たところまでは思い出せる。

それからの記憶がない。


「あらら。」という声が俺の耳に届いた。と思ったらいきなり抱きしめられる。

「可愛い、誰の子供かしら?」とそこには女神がいた。


「お美しい!結婚してください!」キリっとした顔に泣てたと思う。あ、しまった。

赤ちゃんになれてて本音がつい。

あうあうあーとかに変換されると思ったのに・・・


「あら、まぁ?!」と驚いている女神。

「あなた喋れるの?」と俺に向かって聞いてきた。

「はい、どうやら喋れるようです。」俺は美人さんに緊張して、言葉が丁寧だ。


「意外に年齢を食っているのかしら?それとも何かの呪い?」と考え込見ながら歩き始める。

「あのー、質問なんですが、ここってどこですか?」と聞いていた。

失礼のないように。?なんでそんなこと思ったんだろう?


「うん、ここはね。神々が暮らす。神界ですよ。」と笑顔が女神の女神様。

ごめん言ってておかしいかもしれない。だがそう表現するしかなかった。


「えっ、神々?」

「そうです。今はそう、納得しておいてくださいね。」と言われてすんなり納得する俺。

「あれ、なんかおかしくない?」と首を傾ける。

「そう言うものですよ!」と念押しが来た。

「うーん、まあ納得する。」と肯定する。


俺はそのあと、色々とこの女神に話をして・・・転生してからのことをずっと話していた。

あれ?何で俺はぺらぺらとこの女神に身の上話しをしているんだ?


「ふふ。」と女神は笑うだけだった。


俺たちは神聖な城の前まで来て、そこに入っていく。

さらに大きな扉があり、そこを潜ってその扉が閉まった。

なんか恐くて女神に抱きついていたのは仕方ないことだと思う。


「こ、ここは?」疑問に思って聞いたが、返事が返って来ることはなかった。

明かりがライトが一人一人をババっと照らしていく。

一人一人の顔が映し出されていく。

まるでどこかの議事会のようだ。

周りが騒がしくなる。


そして俺はそんな真ん中の席に案内され?

机の上に小さな椅子が出来上がり、そこに座らされた。


あれこれってどこかで?

見たことがあるような?

いやだが、違うよな?


真ん中の一番偉そうな男が俺を睨んできている。

バンバンと机を叩いた。辺りがその男に注目をする。

「静粛にしろ。」

男のどすの効いた声が辺りに響き渡る。

まるで心に直接聞こえてくるようだ。


「被告人 テト・ラーズよ。我らが神界に来たのはなぜだ?」とプレッシャーが来た。

圧倒される。殺される。俺はボロボロと泣いていたかもしれない。


「そうだそうだ!」

「神界への不法侵入だ!」という声が左側から聞こえ。

「ちょっと待ちなさい、まだ子供なのよ。何かわけがあるはずよ!」

「そうだそうだ!」と右側から声が聞こえる。


バンバンと机を叩く。

目の前の男。

その男の前に、先ほどの女神が紙を持ってきて渡す。


それを静かに読む男。

周りはざわめいている。


バンバンと机を叩いて静かにするように促す。

「ふむ。俄かには信じられぬが、他の世界の人間が転生してこの世界に来たのだな?」


「はい!出来れば帰り道を教えてもらいたく。」俺は姿勢を正して返事をしたと思う。


「シャラップー」と変な掛け声で俺の言葉を遮って来る。

目の前にいる男の左側にいる男。

なんかこう邪悪だ!好きになれそうにない。

向こうもそう思っているに違いない。俺はそいつとにらみ合った。


「よい。」一番偉そうな男が言う。そしてその男が立ち上がる。

「これもまた運命だ。針がどちらに傾くか?神たちは見ているからな。」と威圧。


「え?」と俺は疑問を口にする。


「お前はまだ何者にもなっていない。いや何神にもなっていない。というべきか、くくく。」と笑う偉そうな男。


「それを選べば道もできよう。いや世界のためならば、選ばなくてよいのかもしれぬな。」

何か考えているように言う。


「神々はあくまで傍観者。ときに干渉し、神々の戦争にならぬように導かねばならぬ。」

俺は静かにその言葉を聞いていた。

これは聞かなきゃいけない言葉というものだ。


「お前の力は下手をしたら世界が崩壊する。」

いかめしい顔が、俺の顔に近づいてきて言う。

俺は恐!と言う顔になり、のけぞりそうになる。


「故にその力の使い方を誤ってはならぬ。もし誤った時は。」手でグーを作りそれを開いた。

手の中に出来ていた魔力の固まり、それが爆発して辺りを光が包む。


「覚えておけ、行き過ぎた力は時に人を傷つけ己さえも傷つける。世界を愛すならば、極力お主の力を使わぬことじゃ!」俺の意識が遠ざかっていく。


「被告人は無罪放免とする。」その言葉を聞きながら俺は・・・



「あれでよかったのですか?」先ほど子供を抱いていた女が聞く。

「何がだ?」

「これが演技だってこと後でバレたら、威厳なくなっちゃいますよ。」ビクッとしたが。

「よいのじゃ・・・その方が面白いからのう。」とさっきとは変わって笑顔になっている。

「皆、演技ご苦労!」と言って皆が拍手をし出した。


「最高でした。」

「これで、新米が我々の威厳に涙します。」

「尊敬されたい。」と口々に言っている。


「はぁ、私も転生しようかしら?」と皆に呆れて考える美人の女神だった。


「ふふ、皆の者、計画は第二段階にいこうしようではないか!」と拳を突き上げる天神。

「「「おおう。」」」と皆で拳を突き上げている。

そう神々は娯楽に飢えていたのだ。


そして新人の神を娯楽の対象にして楽しんでいた。


「次はどのシチュエーションがよいか。皆で会議だ!」と会議は踊っていた。神達も踊っていた。



「ぶべばー。」と俺は思わず叫んでいた。

目の前にはトッテ、シズク、ウッテの顔がある。

皆が皆心配そうに俺の顔を覗き込んでいた。


「おおう、生き返った!」

「一時はどうなることかと。」と再び安堵するシズク。

「はっ俺は心配なんてしてなかったがな。やっぱりテトが疫病神なんだよ!」とウッテ。


「あらふふふ。」と笑うシズク。

「なぁ。」とシズクを見て苦笑いのトッテ。


「いや二人とも何すか!」

「だって、一番ウロウロしてたじゃありませんか?ふふ。」

「意外に一番心配していたな!あはは。」と二人とも笑う。

「ちょっと俺はツンデレなんかじゃありませんって!」


男のツンデレは流行らないのだよウッテ君、俺は頷いた。

「ちょ、テトまでなんで頷いてんすか!」

「「あははは。」」と腹を抱えて笑う二人。

「ちょっと二人ともなんで笑っているんすか!」と抗議するウッテ。


ああ、戻ってきたんだなと。

俺は異世界の夕方の空を見ていたのだった。

「あうあうあー。」ただいま。


そして俺たちの旅の終点・・・

男爵領、領都ユーグが見えてきたのだった。

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