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たたかう!志を遂げるために!

「冒険者って言うのは頭がおかしい奴が多いと聞いたことがあるが、あそこまでの爆発を引き起こせる奴等なのか?」とクーガーはウッテに聞いた。

「さすがにあれほどとは・・・自分も思ってませんよ。」と唖然としているウッテ。


「やりすぎだな、まぁ仕方ないか。ダスト坊ちゃんががやりすぎたのだ。自業自得という奴だよな。」と呟く。


「そうだ俺は辺境伯様に会ってくる。お前はここで・・・いや一緒に来い。何かできることがあるかもしれない。」と考え込んで言う。

「わ、私がですか?」と疑問に思う。


「これも星の巡りだ。私の直感もそう言っている。寝ているからって決して無礼がないようにな。」とクーガーは言った。

「は、はい。」とウッテは返事をした。



「何が起こったんだ。」とトッテが聞く。


「どうやら門で爆発が起きたみたいです。」

「な、なんだと。」煙を上げる空を見ながら、驚いてしまう。


そう言えばあの女が言っていた。

「そうね。まぁ時間だけでしょう。深夜の0時くらいがいいかしら、なにか屋敷が騒がしくなると思うのよ。」と女は言っていた。


「このことか、これは騒がしくなるとかじゃない。そんなレベルじゃないぞ!!」とトッテは思った。あの女は絶対敵にしないと。


「あ、あれが合図だ。俺たちも突入するぞ!」と決意して言う。

「「「「おおう」」」

「俺に続け!」領主邸のドアを開けた。



「おうおう、派手にやりやがるな。」爆発の煙を見ながらヤンが言う。


「どうしますか?護衛長代理!」

「「「護衛長代理!」」」」

「お前らな、俺が護衛長だ!忘れんじゃねーよ!」と右手の親指で自分を指して文句を言う。


「うそだ!」

「そうだそうだ!」と皆が言う。


「はいはい、時間だ。とりあえずこっちも動くぞ!」とスイッチを切り替える。


「お前たちはこの布を街頭にかぶせろ。光が消える。それが終わったら、兵舎の前で雄たけびを上げ続けろよ。奴らが出てくるのを戸惑わせろ。あと邪魔する奴は容赦するな。容赦したら死ぬぞ。俺とあと腕の立つ奴二人、お前とお前、兵舎の中で光を消していくぞ!」と歩き出すヤン。


「俺達は寡兵なんだ。失敗すんじゃねーぞ!」最後は激励のつもりで言った。



「なんだ、何が起こっているんだ!」と叫び出すダスト。

「申し上げます。襲撃です。て、敵が!ぐはっ。」と冒険者風の男に背中を切られる。


「むっ。俺が一番乗りか・・・冒険者、光の翼のリーダーユースケ、悪逆非道のダスト!お前は俺が討つ!うん?あれ違った新種のモンスターか!」と驚きながら剣を向ける。


「ふ、ふざけるなぁ誰がモンスターだ!」と血管が浮き出るくらいに怒鳴り散らかすダスト。


「喋った!え、違うのか?それはすまなかった。」と真面目に返すユースケ。頭も下げてお辞儀している。謝罪のポーズだ。


「ぷぎー。コイツも捕えよ。」と面食らったダストが切れる。怒りすぎて血管から多少血が出ているようだ。


ユースケは周りの兵隊を片づけていく。その剣で何人もバッタバッタと切れ伏した。


次々に裏口から兵たちが入ってくる。

「しまった出遅れた。」と悔しがるトッテ。リースとセバスの姿を確認した。


「我々も助太刀する。リース様、親父、セバスさんを守れ。」と命令するトッテ。兵達が俺たちを守りだす。


「すまない助かった。トッテ。」と感謝するリース。

「はっ、よくご無事で・・・」と複雑そうな顔をするトッテ。


「ははっ、まぁな危ない所だった。」とトッテの肩をがっちり掴む。

そして崩れ落ちそうになるリース。

それを支えるトッテ。


「そうだお前に言っておかなければ、辺境伯はお前が継げ!」とリースはトッテに言う。


面食らったトッテは言い返す。

「リース様、バカ言ってないで腹を括って下さい。もうあなたが次期辺境伯様ですよ!貴方しかいないんです。周りをよく見てください!」とリースは周りを見る。

「そうですよ。」

「貴方しかいません。」

「トッテ隊長はちょっと・・・」と兵達が言う。

「そうですぞ!リース様貴方しかおられません!」と笑顔のセバス。

「リース様、覚悟してください!貴方しかいないんです。」と、リッテが言って周りの仲間たちが見てきた。


「お前たち・・・わかった行くぞ!もう少しだ頑張れ!」となんとか立ち上がるリースだった。


そんなリースの姿に感動していると声をかけられる。

「よぉ無事か?リッテ。うん、なんか違う?」と女将が声をかける。

「はい何とか?私ですよ。」と段々と元の髪色に戻っていく。

「は、また凄い力を持ってやがったか?」と感心する。


「リッテ様ご無事ですか?」と今度は部下のカヨがクナイを敵に投げて近づいてくる。

「ごめん。下手打っちゃった。」と素直に誤るリッテ。

「か、可愛い。」と感動するカヨ。

「リッテ様をあとでなでさせてください。」と思わず言ってしまった。

「えっと。」と固まるリッテ。


「ああ、とりあえず話はあとだ。構えな敵が来るよ!」と大型クナイ剣で敵を倒す女将。

「「はい。」」と言った。

リッテは気合を入れなおす。もう少し持ってと!


「おおう、セバス様。無事か?」と聞くソウスケ。

「ソウスケ様!助かりましたぞ!」とセバス。


「おうよ、お前が死ぬと領主様が悲しまれるからな。だから今度、領主様といい店に行こうと言っておいてくれ!」と欲望に忠実なソウスケ。


「領主様には仕事がごまんとあります。ですが、今回に限りご検討しておきましょう。」とセバスが笑う。

「ふっ、そうか。」リュートで殴りつけ兵士を倒している。


「じゃあ、生き残らないとな!!」

「ええ、今回は私もご同行しましょう。」

「おおう、これで!やる気が出る!」と気合を入れた二人だった。


「なんなんだお前たちは、なんなんだよ!」と叫ぶダスト。

「俺たちは冒険者。」黒焦げの誰かが言う。

「モンスターや野盗を討伐する。」別の黒焦げ。

「そしてここにもモンスターがいる。」とまた別の黒焦げ。


一瞬間を置いて・・・

「「「「お前だ!」」」と冒険者皆が各々伸樹をダストに向けた。


「「「お前等だろう、黒焦げゾンビ!」」」とツッコミを入れたダスト達!


「行くぞ、お前等終わったらギルド長のおごりでお祭りだ!」とユースケが言った。

ドドドドと冒険者達が階段を駆け上がる。


「くそ!お前たち逃げるぞ!こ、こっちだ。」と何とか階段前の混戦を抜け、別の裏口に向かおうとする。


しかしそこには。

「ここに逃げ道なんてありません。」と仁王立ちする薙刀を持ったユリ。その後ろにも何人かのメイドたちが各々武器を持っている。


「クソッどけ!メイド風情が!」と突進をかけるダスト。

「どいていなさい。」と他のメイドに指示を出す。槍の振るうスペースができた。

目を閉じ目をカッと開く。


「お嬢様の受けた痛みを知りなさい、秘儀!ダストシュート。」と豪快に薙刀を横なぎした。

「ブべはっ!」っと声を出しもう片方の屋敷の裏口まで飛ばされていく。


「さすがですユリさん。」

「私も一発入れたいです。ユリ先輩。」

「さっさと止めを刺しに行きましょう。」と駆け寄ってくるメイド達が拍手をしている。ユリは鼻を高くした。ユリは調子に乗った。


「さあ、残りの敵はどこですか。」と周りを見ると大体終わっている。


「あ、あれ?私美味しい所持っていきましたか?」と汗をかきながら右手の人差し指で顔をかく。

「ユリさん。」

「ユリ先輩。」

「ユリちゃん。」三者が三様に俯きながら現実を突きつけてくる。


「皆恐がってますよ。」

「うんうん。」

「あれはヤバい。」と三人は息を揃えて止めを刺す。


「「「これで婚期はまずます遅れますね。」」」と三人が肩や頭を叩いて慰めてくる。

「い、いやーーーーーー。」と頭を抱えながら叫ばずにはいられないユリだった。


「あの子は一体何をやっているの?」リッテは聞く。

「さ、さぁー。」と女忍者のカヨは言う。


「リッテ、ちゃんとした理由を言ってなかったが、あーあれだ。育ってないって言った件だ。よくも悪くも皆目立ちすぎるんだ。ここのカヨも同じでな。どこで育て間違ったのやら、今代が一番まともだったんでな。まぁ頑張んな!」と現実を突きつけてくる。


「あーあ。先代は押し付けて止めたんですね。」と頭を抱える。


「まぁ、女将が鍛えたんならどこかでおかしくなりますよね。」と諦めた。

「こ、今代!わ、私はまともです。一緒にしないでください。」と弁解するカヨ。


「うん、で、それはなに?どこで誘拐してきたの?」カヨの左脇には先ほど大魔法ファイヤーボールを放って気を失ったチコが抱えられている。とそれを見る先代が恐い。


「こ、これはそう、そうギルドの職員なのです。決して決して誘拐してきたわけじゃありません。ええ、ええそうですとも今夜家に連れ帰って抱き枕にして寝ようだなんて思っていません。家の子にしようだなんて思っていません。」と目が泳ぎながら、なんでか最後はドヤ顔で言い切った!


「その子はあとでしっかり家に送って上げるんですよ。」とニコニコしながらリッテは言った。固まったカヨ。


「は、はい。当たり前ですよねー。」と、しょぼんとするカヨ。


「さて大詰めですね。」と言って何とかリース様の元に歩き出す。

そこには壁にぶち当たって倒れたダストが転がっていた。



ヤンは兵舎のすべての大きな灯りを消した。魔道具だから、壊したと言った方が正しいかもしれない。

そしてヤンはさしたる抵抗もなく。悠々と外に出ることができ、兵舎の玄関までやってきたのだ。あとはこいつらと一緒に適度な大きい音を出しながら、声を張り上げていればいい。


兵舎は今大混乱状態だ。

真っ暗な中何が起こっているのかわからない。


大きな声を聞いて怯えだす者たちが多く。はっきり言って張り合いがない。

誰も徒党を組んで俺たちに挑みかかったりしない。


「これは・・・鍛えなおさないとダメだな。まぁ中にいるのは何人か、貴族の寄子の子弟出しな。戦場を知らないからしかないだろう。戦争になったらどうするのやら・・・」とため息を吐く。やれやれのようだ。


「あらあら、そこにいるのはヤンさんではないですか?」とそこにいるのは目をトロンとさせた女忍者。


「げっ、守銭奴。」と後ずさる。

「失礼ね。女の子に!」とぷりぷりする。

「ああ、お前だからいいんだよ。情報屋!」いつも通りの掛け声。


「で、うん。」と手を出す。

「なんだそれは?」と疑問に思う。

「わかってるでしょ?これこれ。」親指と人差し指で丸の形を作る。


「はーーなんで、お前今回・・・ああ、あいつ等かー。」と頭を抑える。笑顔になる女。

「あいつらの協力者がお前とは・・・トッテ達からたかれよな。」


「だって彼等じゃ払えないよ!」と抱きついて耳元で囁く。背中には大きな胸が当たっている。


「う、羨ましい。」

「ご、護衛長だからか!」とか声が聞こえるが、返答を間違えたらここで俺が殺されちまうのだ感触を楽しむことはできない。


「まぁ今回はいいわ。護衛長になったことを祝して、サービスとしてツケにしておいてあげる。」と身体を放す女。


「あ、でも私の身体を堪能した代金は頂戴!」と掌を出してきた。


「は馬鹿か、俺はもっと優しい女が好みなんだ!もうちょっと優しくなって出直してこい。」と言う。


「ありがとうね。お父さん。」といつの間にか奴の手に財布が握られている。


「いつの間に!」

「「「お、お父さん!!」」」と驚き出す兵隊たち。


「なんだお前たち。俺が結婚してたらおかしいのか?娘がいるのがおかしいのか?うん?」

と何気なく聞いてしまう。


「おかしい。」

「嘘だ!」

「世の中理不尽で出来ている。」とか悔しそうな兵隊達。


「はっ!」と勝ち誇ったように皆を見た。


「くそコイツ。」

「この野郎。」拳を振り上げている奴らもいる。


「待て皆、さっきの女は美人だ。」と素晴らしいことを言った奴を見る。

そして護衛長を見た。


「「「お父さん!!」」」


「誰がお父さんだ!」と抗議を挙げる。

「「「あなたです。」」」」

「「「娘さんをくださーい!」」」とシンクロして言う。

皆が皆右手の掌をヤンに差し出している。


「なんか違うくない、はぁー」とヤンは女のほうを見たがもうそこに娘はいない。

「財布返せよな。」と呟く。今度、絶対トッテ達におごらせよう。

あいつの恐さを教えてやるために財布が空になるまでな!!


「「「お父さん!」」」と何度も言う、わけのわからない声に怯える兵舎の兵隊達に同情した。

「護衛長引き受けたの間違ったかもしれない・・・」そして少し後悔したヤンだった。

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色々な人の視点とかわけがわからなくなってくるかも・・・

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