幼女細胞の覚醒、新・幼女人類の誕生!
ところ変わって領主邸外縁部そこには時間まで待機している冒険者たちがいた。
それと・・・なんでかいるチコ。
「あれ?なんで私までここにいるんですか?」と疑問を浮かべるチコ。
「チコ。それは俺達にはまとめる人が必要だからなんだ。」と相変わらず真面目顔で言うユースケ。
「そりゃあ、あれだよ。ギルマスでも良かったんだけどおっさんなんてむさ苦しいだろう。
指揮されんなら女がいい、しかし女がいない、それならチコで我慢するしかないじゃないか!」と力説する。ソウスケ。
「おおーやっぱりチコちゃんには司令官が合っている。」と全身黒装飾のカヨが言っている。
いつの間にかチコは着替えをさせられていて、司令官?っぽい現代の白い学生服に白い帽子をかぶせられてまたチヤホヤされている。
「なんでこの状態で不審者ってばれてないんですか?」って聞く。
「それはね。私たちの部隊がしっかり説得しているから。」って言いながら針を取り出す。
「何してくれちゃっているんですか。」と抗議するチコ。
「大丈夫よチコちゃん、バレなければどうということもない!という格言をあなたに贈りましょう。」っと言ってグッて親指を立てる女忍者さん。
後ろの忍者さんもグッてやっている。
「えーと私にバレてるんだけどなー。」と目をそらしながら、言う。
「知らないんですか?」とカヨさんが驚いた顔で聞く。
「えーと何がでしょう?」と可愛く首を傾げる。
「未成年の証言は無効です。」と言って再びグッて親指を立てる。
後ろの忍者部隊もグッてやっているデジャブだ。
「私はれっきとした成人女性です!」ぷりぷり。と怒っている。
「そんなバカな!!」と皆愕然している。
そして自分の身長と私の身長をを比べてきた。
「ほー良かった。ボスいつも通りの身長です。むしろちょっと縮んだかもしれません。」と男の声で報告する忍者部隊の人。
「そうか、それは良い報告だ!これで彼女は子供だとはっきりした。」
おおうと。忍者部隊が喚声を上げる。
「ちょっと、ちょっとどうしてさっきのでわかるんですか。」と私は必死に抗議する。
身長が縮んでいるなんて嘘であって欲しいのである。
「うむ、本当なら言わないのだが・・・チコちゃんだけ特別だ!彼は人体に関することを目算で正確に図ることができる。相手の体重、身長、スリーサイズまでうん、なんかちょっと殴りたくなってきたぞ。」と言って仲間を殴るカヨさん。
ぐはっと飛んでいく男の人。
「えーとつまり。」
「そうだチコちゃんは縮んでしまった。年齢で言えば11歳から10歳になったのだ!」おおう!と後ろの忍者部隊が喚声を上げる。
「そ、そんな。」と座り込むチコちゃん。
わ、私の身長がまた縮んだ。愕然となる。
カヨはそんなチコちゃんをなでながら言う。
「大丈夫よチコちゃん。」と慰めてくる。
「カヨさん。」と感動するチコちゃん。
「きっとまだまだ小さくなれる。この永遠の若さ、幼女になる秘術書によると頭をなでながらあるところに信号を送ると爆発的に幼女細胞を活性化させ。年齢が逆行した容姿になると、この苦節数年間の実験の結果、その成果がチコちゃんなのよ。」とジェスチャーでその苦節を表現する。
おおうと後ろの忍者部隊が感涙に泣き叫ぶ。阿鼻叫喚の嵐だ。
「だからねチコちゃん可能性は無限大なの。チコちゃんは新たな幼女人類の完成系なのよ!他の人は適合しなかった。しなかったのに・・・もっと誇るべきだわ!」と笑顔のカヨさんは胸を張って言う。
「ねえ、もしかして数年前、私の身長が縮み始めたのは貴女のせいなの?」とチコちゃんが聞く。
あの時は病院に掛かったけど何が何やらさっぱりわからないと言われた。
「そうね。でも私も一応実験に協力してくださいと保護者の許可を取ったわよ?」と非人道的な実験じゃないとアピールする。
「えーとどういうことかな?」とチコちゃんの顔にぴきぴきマークが出てくる。
「ちゃんと!親父さんの許可は取ったわよ!」とドやって契約書を出す。
一年金貨十枚。成功したら金貨五枚。を報酬とする。イーベン
(理由 面白そうだからw)と父親の文字で理由まで書いてある。
「父親とは親子の縁を切ろう。絶対。」と呟いて肝心なことを聞く。
「で、この身長は高くなるの?」とチコちゃんはカヨに聞く。
「えーと検証してたんだけど、チコちゃんの中の背の高くなる因子が背が低くなる因子(幼女細胞)に負けちゃってもう、ないの!良かったねチコちゃん!」グッと親指を立てて、てへぺろとするカヨ。後ろの忍者も整列してグッとする。
チコちゃんは固まる。
「ファイヤーボール特大。」とそこに大きなファイアーボールが現れた。
「えっ?」と思うカヨ。
「ええ、わかってましたとも冒険者ってやつを長く続けている奴は変人が多いって、カヨさんはマシだと思っていたのに・・・」と泣きじゃくる。
「ちょ、ちょっと落ち着こうチコちゃん。チコちゃんは不老になったんだよ。人類が求める最高の存在になったんだよ。新幼女人類だよ。ニュー幼女人類だよ!新幼女タイプなんだよ!」とカヨは説得を試みる。
「そんなものより大人の身長だーーー。私は子供じゃない!!!」と言って、おおきな火の玉を投げつけた。
解説しましょう。
感情が高ぶると本来持っているエネルギーよりも大きな力を出せる事がある。
しかし代償として後日物凄く体に負担が来る。下手したら死ぬ。
そのファイアーボールは冒険者たちを巻き込みながら、領主邸の正門をぶち壊した。
「あ、まぁ作戦成功かな?」そこにいたのは女将だった。
「ちょちょっと酷いじゃないですか。女将が話せって言ったから話したのに、チコちゃん怒ってましたよ。それと幼女秘術書が・・・ボロボロです。」とぷんぷんする。
「お前の言い方が悪かったんだろう。」とあっけらかんと返す。
「そうですよね。幼女ボディーは最高のはずですよね。まぁ秘術所も写本がありますし、この頭の中に完全に残ってます。」とご機嫌になる。
そのわきには気絶したチコちゃんが抱えられていた。あとで可愛がろう。
「しかしその幼女になる魔法はすごいな、それと同時に魔法力を高める。まぁ、今回はそれに感情の揺さぶりという凄まじい力がプラスされたんだ。その子化けるね。」と言う。
「そうなんですよ。幼女になるメリット、そして魔法力を高めるメリットでこのチコちゃんスーパーウルトラグレイトな新幼女人類の完成系にして伝説の始まり・全宇宙が震撼し、崇め奉る存在の形・・・パーフェクトボディの新たな可能性、銀河突破、空前絶後!!そして永遠の幼女という素晴らしくも・・・」と言おうとして首根っこを捕まれる。
「はいはいそこまで、ほら行くよ。中で今代が待っているんだ。話しなら迷惑かけている今代に聞いてもらいなさいな。」
「そんな恐れ多い。」とかしこまる。
「なに、あたしが良くてあの子はダメなのかい?」と聞き返す。
「先代も化け物ですけど、今代は神?何かの頂に足を突っ込みかけてますよ。そしてそこは線引きをしっかりしないといけません。ウチの隊長ですから・・・」と言い切る。
「ふーんそんなもんかね。あたしとリッテはやり方が違うか・・・なるほどね。」と納得する。周りを見ると冒険者たちが、立ち上がってくる。
「あの冒険者たちも大概化け物だね。」と思わず呟いた。
「まぁ冒険者ですから、そのくらいじゃないと死んで行く世界ですからね。」
それで納得する冒険者は異常者だった。
ゾンビのように立ち上がってくる。丸焦げになった奴等も立ち上がる。
「全員無事かい?さて、パーティーの時間だよ!」と女将が言う。
全員が立ち上がったのを確認した。
「敵は領主邸に救う悪魔ダスト!」と再び大きな声で女将が言う。
「「「突撃。」」」各リーダーの号令の下、各々の冒険者が領主邸に突撃する。
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