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一年修正  作者: デスモスチルス大佐
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第2話 蕾

1話の男の子の視点ではございません。

1話ごとに視点を切り替えていくので、少し分かりづらくなるかもしれませんが、ご了承ください。

いつもの様に道を歩く。

何の変哲もないただの日常が彼にとってはとてもつまらなかった。

小学生になって初めての春休み。

春休みだから何かが変わるかもしれないと思っていた自分が馬鹿だったと思うくらいつまらなかった。

何一つ変わらない風景。

僕の人生は退屈だった。

そんな時、1台の車が僕の横を通り過ぎる。

ここら辺では見ない車だった。

そしてその車の助手席には男の子が1人乗っていた。

その男の子の顔は無表情で、まるで人形を見ているようだった。

ほんの一瞬の出来事だったが、なぜか僕は彼と友達になりたいと思った。

初めて人間らしい感情が芽生えた。

車を追いかけようと思ったが足が止まる。

なぜだか車を追いかけてはいけないような気がした。

車に追いついたら何か大切なものを失う気がした。

僕はそのまま自分の家に帰ることにした。

帰る途中に桜の木が目に止まる。

桜の木はまだ桜の花は咲いておらず、蕾がいくつも枝の先端についていた。

決して綺麗とは思わない。

しかしその時初めて未来が楽しみに思えた。

僕はその景色を心に残し、また歩き始めた。


花はいつか咲く。

そして僕らの関係もあの蕾のようだ。

桜吹雪が舞う季節に僕らの花は咲くのだろうか。




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