勝ち組高卒フリーター
鹿角美琴は、誰もが認める勝ち組だった。
小中学校では当たり前に学級委員を務め、成績も良かった。家庭環境も悪く無い。母親が毒を持っている事を除けば。
しかし高校生の時、人間関係で失敗した。美琴にとって初めての挫折だ。
それから、何をやるにもうまくいかなくなった。自分のやりたい事が見つからず、大学進学もやめた。
高校卒業後は上京して、当面の生活費を稼ぐために池袋のネットカフェでアルバイトを始めた。
何年か経ち、それなりに仕事も出来る様になった頃、美琴は新人の大学一年生佐々木雄河に教育係に任命された。
雄河はなんでもそつなくこなす美琴がフリーターをやっている事を不思議に思い、デリカシーのない質問を次々に投げかける。
しかし美琴はなんの躊躇いもなく質問に答えていく。
何故大学進学をやめたのか、何故わざわざ上京したのか。そして何故、質問に答えたのか。
美琴は勝ち組なのか、負け組なのか。
現代の若者の生きづらさを現役女子大生が執筆します。
小中学校では当たり前に学級委員を務め、成績も良かった。家庭環境も悪く無い。母親が毒を持っている事を除けば。
しかし高校生の時、人間関係で失敗した。美琴にとって初めての挫折だ。
それから、何をやるにもうまくいかなくなった。自分のやりたい事が見つからず、大学進学もやめた。
高校卒業後は上京して、当面の生活費を稼ぐために池袋のネットカフェでアルバイトを始めた。
何年か経ち、それなりに仕事も出来る様になった頃、美琴は新人の大学一年生佐々木雄河に教育係に任命された。
雄河はなんでもそつなくこなす美琴がフリーターをやっている事を不思議に思い、デリカシーのない質問を次々に投げかける。
しかし美琴はなんの躊躇いもなく質問に答えていく。
何故大学進学をやめたのか、何故わざわざ上京したのか。そして何故、質問に答えたのか。
美琴は勝ち組なのか、負け組なのか。
現代の若者の生きづらさを現役女子大生が執筆します。
始
2018/06/06 19:58