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ああ、なんか気持ちいいな

昔こんな事をされた事があるような気がする


意識を何となく取り戻した俺は目を開けた


すると俺の目の前には美しい紺色の長い髪をした美女がいた

上下反対で


「おお、目を覚ましたか、お主手を挙げたと思ったら急に倒れたから少し驚いたぞ

どうやら精霊召喚に成功したみたいじゃな、一体誰と契約したのじゃ」


俺の目の前にいた美女はルミナだった、そして俺はどうやらルミナに膝枕をされているらしい


「わああ」


その事を認識した俺は焦って飛び起きた


「その調子では大丈夫そうじゃの」


ルミナはそう言うと俺に膝枕するために座っていたが立ち上がった


「それで、誰と契約したのじゃ?」


焦っていた俺は多少混乱していたがその言葉に必死に思い出そうとしたが誰かと何かをした記憶がなかった


「いや、俺は頭の中に声が聞こえてきて、その言葉に身を任した所まで記憶にあるがその後はさっき目が覚めるまで記憶がないから、誰と契約したかって言われてもわからないかな?」


俺の言葉にルミナは一瞬顔をしかめたが先程間違いなく精霊のが召喚された時に発光される光が見えたといった、しかも通常の光より使ったらしい


「ふむ、お主の記憶が曖昧なのかもしれん お主のインベントリを確認してみろ

契約された精霊が直接其処に行く場合がある

ステータスと同じように意識すれば直ぐにでるはずじゃ」


ルミナにそう言われると俺は頷き意識を集中させた

たしかゲームでも初めての召喚後に自信の精霊を確認出来るようになったんだよな

この辺はゲームと同じかと思い出していた


職業:精霊使い

名前:ペイン

レベル:488

ランク:世界を走破した精霊使い

契約精霊:292▼


ぬあ、なんと292とかすごいな

▼の部分を意識してみると

ルミゲーの時のインベントリ画面のような物が出てきて精霊一覧をみてみた


あれ、これ俺のルミゲーのまんま精霊達がいる

俺の課金の結晶達が未だにこうやっているのを見ると懐かしいな

あれ、そうだ 今のルミナってゲームで数回ルミナが本気になった時だけ一瞬でてきた美女だ

掲示板とかであれがルミナの本当の姿だとか言われていたけど本当にそうだったのか

公式でも明言されなかったから99%ルミナって言われてたな

ちなみに100%ルミナは成体形の豹ルミナを指していた


「おい、どうしたんじゃ、まさか本当に一体もいないとかいう事もあるまい

レベルは関係ないにしてもお主程の実力なら今でも20~30体ほどと契約できるとワシは踏んでるのじゃが」


「292体」


「は?」


「292体だって」


俺が二度そう言うとルミナは難しそうな顔をしたがなにか諦めた様な顔をして


「むう、驚かないと決めたんじゃが やはりお主は少し規格外じゃのう

ワシが知っているだけでも最高150体じゃったんじゃがのう

まあ、精霊と多く契約出来るっていうのはすごい事ではあるが意思疎通をさせて精霊と一体化できなければ意味が無いからのう、精進を怠るなよ」


まあ、確かにその通りだ、俺はその十分なスペックに対してどうもついていけている気がしない

この前のアレックスさんの時のアレも結局俺の制御ミスだしな

一応それまでに練習してはいたのにいざという時に失敗していたら意味がないからな、もっと俺は頑張らないといけないな


「まあ、なんじゃお主はまだ何だかんだで10年程しか生きておらんからな

まあ、話は変わるがそろそろ部屋を出たほうが良いじゃろう

お主を案内してくれた人間がお主を心配している頃じゃろう、意識をうしなっているのは一瞬だったと言え本来の精霊召喚にはそんなに時間を食うものではないからな」


ルミナはそう言うと何時もの子猫の様な姿に変身した


確かに入る前にも心配させていたし、早くでて安心させないといけないな

俺もそう思い部屋から出ることにした


するとルミナの言ったとおり外には受付のお姉さんが待っていてくれた


「大丈夫でしたか?なんだか胸騒ぎがしたんでちょっと待ってたんですよ

でも、案外胸騒ぎってそんな物ですよね、何にもなくて良かったです」


そう言うとじゃあ、入口まで送りますよと言ってまた手を引いていってくれた

実際は10才ではないけど、この優しさはなんか嬉しかった

入口まで送ってもらった俺は魔法学校を卒業したらまた顔を出してくださいねと言ってもらえた。


「俺はペインって言います、よかったらお姉さんの名前をおしえてもらっていいですか?」


俺は勇気を振り絞って名前を聞いてみた、前世では女性に名前を聞くなんて行為は絶対に出来なかったけどなんとか声が出た


「ペインさんですか、私はウルシラと申します

何かしらの用事がある時はこちらで私の名前を行っていただければまた会えますよ」


右手でガッツポーズをしてありがとうございますといって建物をでた。



「キミはやっぱりあの人間がタイプなんだね

ボクの方が立派な体型していたはずなのになんか見方がちがうね」


ルミナは何だか不機嫌そうにそう言った

99%ルミナは本当に神々しいという言葉が似合う、誰が見ても大絶賛する容姿と体型だった

たしかに、ウルシラさんはそういう訳じゃない、多少胸は大きい方だし、体型だって良いと思う

顔だって凄い優しい顔をしていた

コンテストとかでもあればルミナが圧勝するだろうけど、個人的な趣味として俺はウルシラさんみたいなタイプが好きだった


一応ルミナの機嫌を損ねないようにルミナは俺が出会った中で一番綺麗な女性だったよと伝えると

照れたのか怒ったのかわからないけどフンっと顔を横に向けてしまった


「さてと、とりあえずルミナとのイベントも終わったし冒険者ギルドっていう奴に行ってみようかな」


「そうだね、ボクの用件は終わったしキミに付き合うよ

道中キミの冒険者への憧れは耳が痛い程聞かされたしボクもキミがそれだけ夢中になる物には興味があるよ」


俺とルミナはアレックスさんに聞いていた冒険者ギルドに向かう為に一度広場に戻りそれから向かう事にした




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