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ルミナと仮契約をして分身を召喚精霊としてチュートリアル?を進めてながら俺とルミナは徒歩で一週間ほど歩いた、初めて戦闘した時にすこしチュートリアルと違う事が起こった


ルミゲーは基本、土 水 火 風  の4大属性で成り立っている事になっている

それにプラスして光と闇属性というのもあるがあくまでサブ的な役割となっている為、プレイヤーがメインで扱う事ができるのは4大属性のみだ

チュートリアルでは風 水 火 の精霊が出てきて分身体がその三つのどれかの属性攻撃を放ち属性勝ちした場合と、同属性、属性負けした場合を説明してくれる

勝っている場合は一撃で、負けている場合は半分程、同属性だとその中間のダメージを与える様な仕様だった


しかし、この前初めて戦闘をした時、ルミナは竜巻を放った、俺はゲームでは簡単なエフェクトで済まされていたのでリアルではこんなすごいのか、なんてお気楽にその光景を見ていた。


するとチュートリアルで無かった現象が起こり一撃で全ての魔物を薙ぎ払ってしまったのだ

その事にルミナ自身も「ギャゥ」と小さな鳴き声を出した


「レベル488は伊達じゃないね、ボクが軽く本気を出せばこんなものさ」


と、本人も気まずそうに俺と目を合わさずに横を向いていた


そういえば、チュートリアルの分身体は成獣ルミナではなく幼体ルミナが出てきて攻撃していたのを思い出した

そっか、俺のレベルに併せて分身体を出したから本来レベル1だと幼体の力をセーブしたルミナじゃないと扱い切れないのか

それを俺が488といった物だからルミナもそれに併せて分身を出したから成体の分身体がでてきたって事か

まさか、チュートリアルと違った部分がいきなりでてくるなんて、やっぱりここはルミゲーだけど現実なんだなと改めて認識させられた。


「にしても、あんなに凄い竜巻だったのに周りには一切被害がないんだね

見た感じだと周り行ったがボロボロになってもおかしくなったのに」


何事も無かったかの様な目の前の惨状をみて不思議に思った俺はルミナに訪ねた。


「それは当然さ、精霊であるボクが力を行使するたびに世界を傷つけていたら世界はずっと野原しかないからね

ボクたち精霊の純粋の力だけなら基本的に対象のみに力をぶつける事ができるんだ

ただし、精霊以外の力がそこに加わると周りにも被害が及んでしまうから精霊を使役する時はキミも注意すると良いよ」


ルミナは俺の質問にさっきの事を誤魔化そうする様な笑で質問に答えてくれた


「以外の力っていうと、精霊憑依とかで魔法使いが使う力って事でいいんですか?」


「そうだよ、キミは中々博識だね

精霊の力に人である魔法使いの力が混ざると今のような竜巻を使うと完全にとはいわないけれどをそれなりに周りに被害が行くから気をつけるんだよ」


なるほどねぇ、確かに魔法使いが憑依してする攻撃には一部を除いてFFフレンドリーファイアーする仕様になっていたのはこの為かというのを知った

実際自分でコントロールする憑依はそれはそれで楽しいんだけど、精霊使いの方が万能的に戦えるから俺はそっちを選んでいたもんなぁ


俺が納得していくとルミナが仕切りなおしさと言ってそこからの道中チュートリアルで会った属性関係の説明をセーブした力で教えてくれる事になった

現在あくまで仮契約という事もあって力の主導はルミナしか出来ないみたいだったが、大まかな説明を終わらせた後は俺に魔力コントロールを任せてくれた

魔力コントロールに関しては俺は別段苦労する事もなく何となくこんな感じかなといった感じで魔力を込めると問題なくコントロールできた


「本当はいきなり出来てもマグレかと思もうんだけど、ボクの分身体を使ってる以上君の力はしっかり伝わってるからマグレじゃないっていう事も理解しているさ

だからもうボクはキミの事で驚くのはやめたよ」


そういって笑いながらウインクしてきたので俺も笑って返しておいた。


そんなこんなで魔物と戦いながら城塞都市フェンダーを目指した


途中、村に止めてもらったり、宿があるときは宿に泊まり、一度は野宿もあった

ルミナが居てくれたおかげか野宿してる最中も魔物が寄ってくる事はなく、恐らく夜は意図的にルミナが存在感を示していてくれたんだろうと察する事ができた

フェンダーまであと二日と言った辺で魔物の群れに襲われてる馬車の集団を見つけた


「キミ、どうする?判断は任せるよ」


チュートリアルではもちろんこんなイベントは無かった、ゲームでは数回戦闘したらフェンダーについて召喚を精霊してリセマラを敢行するため、途中でめんどくさいイベントを挟んだらそれだけで最初のゲーム人口に影響を及ぼすという事が分かっていたからだ。


とはいえ、ここが今は現実で人が襲われている

日本人なら当然助けると思う、今の自分はそれなりに力を持っているのだから

力を持っていなかったら当然スルーしていた、、、、かどうかは置いておこう



そんな事を考えていたら良からぬ目線がルミナから飛んできたので当然俺は直ぐに

カードを召喚して力を込めた


「わかってると思うけどやり過ぎに注意するんだよ」


ルミナからアドバイスを貰いつつ、こんなものかなと力を調整して俺は馬車の一段に向けて力を放った


最初にルミナが放った程の竜巻程とは言わないが、なんだかそれなりにそれなりな竜巻が馬車の一段に向かい向かっていった


俺はあれ?って思ってやらかしたかと思い、ルミナの方を見た

ルミナは小さくため息を吐いていた


「まあ、いくらレベルが高くても実践経験がなければこんな物さ

キミは当分精霊憑依は禁止だよ、きっととんでもない事になるからね」


と、キリっとした顔で怒られてしまった

実際今馬車の周りの魔物を蹂躙している竜巻が精霊憑依から放たれた魔法であったら恐らく場所も全て巻き込んで大惨事になっていたので俺は、はい、すいませんとルミナに頭を下げた


「わかればいいのさ」


と、ルミナは満足そうにうなづいた



で、そんな会話をしていると竜巻が消え去り周りの魔物が掃討されていた


馬車の周りで魔物と戦っていた護衛の一人が俺に気づいたのかこっちに歩みよってきた


「今の竜巻は君がやったのか?」


鎧を着た赤い髪の戦士の人が俺に訪ねてきた


どう答えていいのかわからなかった為、ルミナの方をみると当然だろと言わんばかりに旨を貼っていたので俺はとりあえず肯定する事にした


「はい、緊急時だったのかと思い名も名乗らずいきなり援護をして驚かせたと思いますがその事については謝罪します」


やはりここは日本人、助けた側なのにあくまで不備があった事も否めないので取り敢えず頭を下げておいた


「いや、頭を上げてくれ

あの程度の魔物で私達が全滅する事は無かったが、被害が0という事も無かったであろう

被害が此処まで軽微に住んだのは間違いなく君のおかげだ、改めて礼を言わせて貰う」


「いや、気にしないで下さい 困った時はお互い様ですから」


俺がそう言うと赤い髪の戦士は軽く笑って答えた


「君はあんなに凄い力を持っているのに謙虚なんだな

ありがとう、君の気持ちはありがたく受けさせていただくよ」


そう言って俺の肩に乗っているルミナを見て何か気がついた


「もしかして君は魔法使いなのか?肩に乗っているのはまさか精霊様?」


赤い髪の戦士が聞いてきた


「そうさ、ボクは精霊のルミナさ」


普通豹が、、猫にしかみえないけどしゃべったら驚くよね、と思ったけどこの世界ではそうでもなかった


「精霊様に会えるなんて光栄です、おっと、助けて貰ったのに名前を名乗っていなかったな

失礼した、俺はフェンダーに構える傭兵団の団長をしてる アレックス=ユカリウスと言う」


そう言って手を出してきた


「あ、俺はペインです、ただのペインです

こっちは精霊のルミナよろしくお願いします」


そういって出された手を握った


「お二人はこれからフェンダーに向かうのか?

良かったら礼も兼ねて俺達と一緒にいかないか? すぐそことはいえ二人で行くよりは安全だと思う」


そうアレックスさんが提案してくれたので、ルミナと相談する事にした


「キミに任せるよ、ボクたち二人でも危険はないけど

キミは規格外だけど、なんだか微妙に抜けてる所があるから早いうちからいろんな人と話をして色々と学んだほうがボクはいいと思う」


ルミナに抜けていると言われるとちょっとお互い様かなぁと思って軽く笑ってしまった

考えてる事が伝わったのか、軽く睨まれたが俺としても同じ意見だったのでアレックスさんの提案に乗る事にした


「迷惑じゃなかったらお願いします」


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