閑話「ぐだぐだあとがき祭り」
ユニアク二万突破記念です。帰ってきました。
石「はい。というわけで祭りの時間じゃー!!!」
ド「エイプリル・フールね。」
石「描き始めたのはその日でもいつ掲載されるかはわからないもの。そう、諸行無常の理だ!」
ド「なんかいいこと言ってる気もするけど、石だからわかんないわね。」
石「じゃあ、全員を召喚して行こう。」
ド「やめなさいやめなさい。四章でどんだけキャラ増えたと思ってるの。収まりつかないわよ。」
石「大丈夫大丈夫。僕がラスボス勤めれば全て解決さ!」
ド「二番煎じなんだけど流石にやめといた方がいいんじゃないの。」
石「誰が作者がラスボスという展開を思いついたんだ。天才か。」
ド「自分をよいしょする人ほど見苦しいものはないんだけど。」
石「残念でしたー。僕は石でーす。人じゃありませーん。」
ド「久しぶりにうざいわね。」
石「では、召喚していきたいと思います。」
ド「止まらないのね。」
石「創造神最強!」
ド「流石に生きてもないものを殺すのは私でも無理ね。⋯⋯ できるだけこいつの被害を抑えないと。」
石「ではまず、最初の四章ではネタ枠扱いだったところのサクラから行ってみよー」
ド「あっ、1人ずついく方式なのね。」
サ「なんなのよここは。」
サクラはあたりを見渡している。しかし白い。何も見えなかった。
サ「⋯⋯でも、私、この風景知ってる」
何度目になるかわからない気づきを得たようだ。それはそう。1回めですでにやってるからな。気づいてくれないと困る。
石「こほんこほん。マイクテストマイクテスト。オッケー。えー。それではインタビューを開始します」
どこからか声が聞こえてきてサクラは警戒を強めたようだ。記憶戻るの遅くない? あれか。あまりに四章が濃すぎたせいか。あと改稿したからサクラとのあとがきが三話分くらい減ってしまったのも関係ありそう。この前はまだあとがきのヒロインだったのに今じゃ本編のヒロインまで成長しちゃって。元カレとしては寂しいぜ。
ド「⋯⋯ いつから元カレなんてものになったのよ。」
ドールにジト目で突っ込まれる。2人でずっとぐだぐた喋ってたんだから実質元カレみたいなもんだって。
サ「あなたは⋯⋯?」
ド「そういえば面識はなかったわね。私はドール。冥界を司っているわ。」
石「なんかこう。真反対だからかな。」
ド「ちょっと意味がわからないわね。」
石「そういうこともある。」
サ「って、石が喋ってるんだけど!」
ド「その様子じゃ忘れてるみたいね。よくやったわ。」
石「話が進まないから早く思い出してくれ。」
サ「⋯⋯ 思い出したわ。」
石「久しぶり! 元気してた?」
サ「ほんと元カレみたいな口ぶりね。」
石「元カレ枠。狙ってます。」
ド「⋯⋯ご愁傷様だわ。」
石「えっ? ドールは今カノ枠だろ?」
ド「いつから私がそんなものになったのよ!」
死神の刃的ななにかを出して石を切り刻むドール。
石「分割されちゃうー」
ド「これくらいやればいいでしょ。」
サ「あなたも苦労してるわね。⋯⋯ でも、こいつはしぶといわよ。」
石「はっはっはー。石が分割されると何になると思う? そう。石だ! 分裂した俺をとらえることなどできんよ。」
サ「一人称も変わってるし⋯⋯ 」
ド「ほんとなんなのこの石。」
石「えー。というわけでですね、もともと調子に乗って力を使い果たし、転ぶことでソアとタイセツの極大噴火をやり過ごし、終了直前に眼を覚ますことで予選を勝ち上がった噛ませ枠だったわけですが。」
サ「気のせいね。」
石「おおっと。力強い発言だ。歴史修正主義者は自信満々でなければならないという法則を完璧に守っています。」
ド「今日はかなり情緒不安定ね、あなた。」
石「演じなければ、生まれなかったものがある」
ド「絶対ないから。安心して逝きなさい」
石「なんか字がおかしくなかった?」
ド「見間違いよ。」
石「誤魔化しがシンプルすぎてツッコミづらいぞ。」
サ「あんたはボケなのかツッコミなのかハッキリしなさいよ。」
石「しかしまあ、ギャグ要員だったはずなのにこんなに立派になって。お父さんは嬉しいぞ。」
ド「結局元カレなのなんなのわかんないんだけど!?」
石「気にするな。残像だ。」
サ「父の残像って新しいわね⋯⋯ 。」
サ「でも、ほかの子たちは呼ばないのね。この前は5人くらい呼んでたのに。」
石「サクラを弄るのが楽しすぎて忘れてた。」
ド「そのまま全てを忘れて記憶喪失になればよかったのに。」
石「この世界に長くいる奴は辛辣になる法則でもあるのか?!」
ド「完全にあなたが悪いと思うわ。」
サ「私も。」
石「嘘だ。そんなの信じない。だってアサマはずっと優しかったし。」
ド「でもあの子あんまり活躍してないじゃない。ちゃんとあなたを弄らないとダメってのは証明されてるのよ。」
ドールはドヤ顔でそう言った。暗闇色のロングドレスが彼女に怪しい魅力を与えている。二つ名をつけるなら黒衣の薄幸少女でいいんじゃないだろうか。
石「そんなにこっちを弄るのなら僕にだって考えがある。お前の弱点なら既にわかってるんだ。来たれ。ヒコ!」
サ「そこはアサマじゃないの?!」
もうもうと煙が立ち込めて、黄色の太陽みたいな色をしたツインテールに修験道一派の山伏服に身を包んだ少女が現れた。
ヒ「どこ、ここ。」
石「いやー。よくきてくれた。」
ヒ「石が!喋ってる!!」
石「いい驚き。このリアクションを待っていた。」
サ「まさかこのリアクションを待ってたからとかいうわけじゃないわよね。」
石「そんなわけないじゃないか。ほらドールを見てごらん」
そこにはさっきまで確かにいたはずの美少女の姿は既になくひとりの大きな人がいた。そう。例えるなら湯婆婆にあの顔に見合う体をつけた感じだ。
サ「ドール、なの?」
サクラは恐る恐る問いかける。
ド「わしはこの姿も気に入っておるんじゃが。」
サ「⋯⋯ すごいわ。」
石「あれ? あんまり効果がないぞ。嘘だ。体重気にしてるって確かに創作ノートに⋯⋯ 。」
ド「そんな記述、隙を見て消したわい。」
サ「なかなかやるわね! ところで口調がシロみたいになってるんだけどどうしたの?」
ド「ふさわしい口調というものがあるじゃろ。」
石「なるほどキャラ作りか。」
ド「お主がいうかの。」
石「やめて踏まないで砂にされると復活困難だから。」
サ「さらっと弱点バラしたわね。」
石「しまった(滝汗)」
ヒ「あのー。私、帰ってもいいよねこれ。」
ヒコの問いに答える人は誰もいない。石には答える余裕はないし、サクラもドールも石をスクラップにすることに夢中だ。
石はどんどん細かくなっていく。
ヒ「もうしーらない。天岩戸つーかおっと。」
大岩が現れ、開き、全てを異空間へ吸い込んでいく。砂になりかけの石も例外ではない。
石「ぎゃー。」
ヒ「ヤーンが来てくれるし大丈夫でしょ。じゃあ、お先に帰るねー。」
ヒコを吸い込んで大岩は閉じた。
なんとか白い空間に残ったサクラとドールは一息をついた。
サ「これで諸悪の根源はいなくなったわね。」
ド「わしたちいい仕事したわ。」
サ「あんた、元に戻ってない?!」
ド「そういうものよ。」
サ「ならいいんだけど。」
しばらく2人はまったりする。大きな岩だけが残る白い空間。落ち着くにはちょうどよかった。
かなり時間がたったあと、ドールがポツリと口を開く。
「⋯⋯ あいつ、戻らないのかしら。」
「確かに遅いわね。」
「作者が戻らなかったら、この物語、終わりじゃない?」
「多分ヤーンもヒコだけ回収に来るだけだろうし、あの石あの中に囚われたまま戻れないわね。」
「自業自得だけど、流石に作者が消えるのは看過できないわ。」
「でも、どうするのよ。」
「裸踊りね。それしかないわ。」
「絶対嘘よね。」
「あの中に囚われたものを救い出す最終手段よ。」
「人間性が失われてる気しかしないんだけど!」
ド「大丈夫。神性さえ失わなければ問題ないから。」
サ「なんでこんなところでサービスシーンを公開しなくちゃならないのよ。」
ド「石が戻らないと続きがなくなるわよ。あのままでいいの?」
サ「そりゃ⋯⋯ 嫌だけど。」
モジモジと指をこすり合せるサクラ。
ド「私だってまだ本編には出れてもいないのよ。こんなところで立ち止まっているわけにはいかないわ。」
サ「⋯⋯ やるしかないわね。」
ド「わしたち一世一代の晴れ舞台よ。」
2人とも覚悟を決めた凛々しい顔つきだ。
サ「ところで、裸踊りってどうすればいいの?」
ド「服を脱いで適当に踊ればいいでしょ」
⋯⋯一気に雲行きが怪しくなった気がする。
でも選択肢は無くて、2人とも見事な裸身をむき出しにした。白い空間には基本的に他の人はいないからそこまで羞恥心は感じない2人。もともと恥ずかしがり屋ってわけでもなかったようで、結構ノリノリだ。
サクラよりも一回りくらい小さいドールの胸。多分CとBのはず。なお湯婆婆形態のドールならFも余裕な模様。
真っ白な柔肌が白い空間を背景に見事な美しさだ。どこからか光が発射されているのはお約束。大事なところは隠れている。
「じゃあ、やるわよ。」
どちらからともなく踊り出す。その踊りは裸なのに優雅で白鳥を思わせた。絵になる踊りだ。裸社交ダンスというパワーワードが生まれた気がする。えっちだ。
岩戸が半開きになる。全てを吸い込む異空間だったそれは今や全てを吐き出すホワイトホールになっていた。どんどん開いて全開する。
ヒコがこれまで吸い込んで来たものがどんどん出てくる。木だったり家だったりなんだりかんだり。
サ「あの石来ないわね。」
ド「わしたちの裸に食いついてくると思ったのに。」
2人は不思議そうな表情をした。
石「2人とも逃げろ!」
いきなり声が響いた。
見ると、何千もの槍に体を貫かれた石が飛んで来ていた。体に刺さってる分が全てではなくて、どんどん槍が飛んでくる。
その全てを石は自分の体に当てていた。変態じみた軌道を描いていた。でも、それは2人に危険がないようにという想いのこもったものだった。
石「2人は俺が守る。」
サクラとドールは呆然としたが、一瞬だった。
ごうと溶岩が石の左を通過し槍を消しとばした。右の槍が大鎌に狩られてその力を無くす。
サ「あんたばっかりに」
ド「いい格好させるわけないでしょ」
鎌を構えたドールと左手を炎に変えたサクラが石のとなりに立つ。両者ともに裸。だがその姿は勇猛で比類ない美しさを誇っていた。
神闘会でヤリの放った槍はあとがき世界にて完全にその力を失った。
折れた槍が白い空間を埋め尽くす。もはや古戦場か何かの様相を呈している。
「流石に」
「疲れたわ」
「僕も。⋯⋯ 石だから疲れてないけど。」
槍が刺さったまま、石は軽口を叩いた。ある意味で神様以上の石だ。
「⋯⋯やるときはやるのよね。」
「まあ、こんな元気が残ってるんだし、もっといじめてもいいでしょ。」
「そうね。とりあえず融解させるわ。」
「なんで見直した感じの雰囲気からこんなことになるんだ。」
ド「日頃の行いだと思うけど。」
石「理不尽過ぎる。逃げてもいいですか。」
サ「だーめ。可愛い溶岩になってからにしなさい。」
石「なんかこの子怖いよ。」
ド「若返りね。火成岩だったのあんた。」
石「そこじゃなくない?! もっと止めるとかそういう感じで行こうよ。」
ド「あんたが召喚したんだからね。」
石「オッケー。サクラ。ステイステイ。言うこと聞かないと元の世界に返しちゃうぞー。」
サ「願ったり叶ったりよ!」
石「サクラ⋯⋯ 幸せになったな。」
ド「やっぱりお父さん目線じゃない。」
サ「で、溶けるのと戻すの、どっちがいい?」
石「戻すからゆるして。」
サ「まっ、世話になったしいいわよ。もっと私の扱い良くしてよね。」
石「最大の上昇幅を見せたのは君だと思うんだけど⋯⋯。まあ、あと少ししたらやってあげるよ。」
サ「ホント?! 約束よ。」
石「こういう笑顔はほんと素敵なのになあ。」
サ「じゃ、ドール、またね。」
ド「うん、また後で。」
光に包まれサクラ退場。
「⋯⋯えっ、ドールはずっとあとがきにいてくれるんじゃないの?」
「大丈夫よ。後進見つけたから。」
「僕聞いてないんだけど。」
「で、私の話増やしたの?」
「どう増やせって言うんだよ!」
「サクラの恋敵とか面白そうね。」
「やめたげて。剣死んじゃう。」
「後、片付けとかちゃんとしときなさいよ。あんたがヒコを呼んだのが悪いんだからね。」
「面倒ー。」
「言っとくけど、自立しないと辛くなるのはあんたよ。次に来る子、かなりこじらせてるから。」
「誰なんだ⋯⋯ 。」
「ちょっと覗いてみる?」
「怖いけど⋯⋯ 。」
ある森の家の中で。
「あー、結婚したいなあ。」
「いい加減黙ってください。ほんとなんなんですかあなたは。」
⋯⋯
石「気のせいかな。なんか、みおぼえあるひとに取り憑いてなかった?」
ド「気のせいよ。」
石「こじらせてなかった?」
ド「結婚願望がある子は可愛いわ。」
石「幽霊が結婚できるか!第一、君がいるのに幽霊になってるのおかしいでしょ。」
ド「あの子は私たちの理の中にはいないから。」
石「またまたキャラが濃いのが来たなあ。」
ド「だから、またね。そこそこ楽しかったわ。」
石「お別れで締める風潮やめよう。いつでも戻ってきていいから。石は寂しいと死んじゃうから。」
ド「まあ、あなたが言うんなら。」
石「ありがと。」
ド「この石たまに純真なの困るわ。」
⋯⋯
石「やったぜ。午前中に書けた。これでこの中の何かが矛盾しても大丈夫だ!」
アウラ「そうですね。私、結婚願望ないですからね!」
石&ド「なんか閉じるの忘れてた画面の中から飛び出してきたんだけど⋯⋯。」
この日のお祭り騒ぎ、好きですよ。




