第一五話 インターナショナルアッカド語
こんにちは、ヒスペディアです。本日で第一五回です。あっという間ですね。本日は「シュメール人の都市国家」ラストです。
何度でも申し上げますが、このシュメール人の範囲は『旧約聖書』の対象外であり、19世紀に入るまで、後世の人々には存在すら認識されていませんでした。それでもシュメール人の名前が急浮上した理由は、都市国家の形成に関わったからということと、伝説上ではなく存在が確認されていることです。さて、『旧約聖書』の対象外の歴史はまだ続く…。以下は教科書の記述
その結果、優勢な都市国家の支配層には莫大な富が集まり、壮大な神殿・宮殿・王墓がつくられて、豪華なシュメール文化が栄えたが、前24世紀にはセム語系のアッカド人によって征服された。
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そんなにシュメールもアッカドもすごかったんか!?
なにやらシュメールは「豪華」だったらしい。豪華の源は莫大な富だということ。ただ、どうしても聖書の歴史観から外れていることから、シュメールに対しては何の根拠もない「田舎者」感がある。同じメソポタミアでも、聖書の見方をしてしまうと、ギルガメッシュよりは小国イスラエルのソロモン王の方が強そうなのは気のせいだろうか。そして「豪華」なシュメールはアッカド人によって滅ぼされてしまう。
ここで、語学的に歴史を考えよう。なぜ現代に生きる人々が古代にしか使われていない言葉をなぜ解読できるのか。それは、古い言語を現代の言語と照らし合わせ、共通点を見出すからである。特に、同じ文章を違う言語で書かれている史料があれば、ありがたい。古代の言語学において重要な物がエジプトで発見された「ロゼッタストーン」とイランで発見された「ベヒストゥン碑文」である。関連する言語はこちら。
ロゼッタストーン(1799年発掘)
記載言語
・ヒエログリフ(エジプトの神聖文字)→1822年に解読された!
・デモティック(エジプトの民衆文字)→1822年に解読された!
・古代ギリシア語→発見段階ですでに解読済み。
ベヒストゥン碑文(1621年発見され、1835年より再注目)
記載言語
・古代ペルシア語→1846年に解読された
・アッカド語→1851年に解読された
・エラム語→未だに解読されておらず。
古代に使われていた主な言語が、19世紀に次々と解読されていることがわかる。特にアッカド語の解読には、ニネヴェの遺跡で発掘された大量のアッカド語碑文が役に立っている。アッカド語は国際共通の言語であり、それを解読したことが、古代オリエントの解明に大きく前進することとなったのだ。ではなぜアッカド語が国際共通言語となったのか。次回に見ていこう。
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