第一四回 ギルガメッシュ叙事詩
こんにちは。スタジオヘロドトス第一四回です。『ギルガメッシュ叙事詩』が聖書の世界観を凌駕したことを前回書きましたが、ここで、教科書の記述に則り、シュメール人が何をしたのかを確認していきましょう。教科書の記述です。
これらの都市国家では王を中心に、神官・役人・戦士などが都市の神をまつり、政治や経済・軍事の実件をにぎって人々を支配する階級社会が成立した。
以前お伝えしましたゴードンの第二の変革は都市国家革命である。農業生産が安定したことで、生産物の余りが発生した。すなわち、人によって、農業をしなくとも、余りを食べることによって生活することが可能になったのだ。農業以外に余力を傾けはじめたことにより、都市国家の要素が一つ、また一つと積み重なっていく。
・神官―神とつながり、神の言葉を伝えることで、農民に安心感を与える。
・役人―地域全体の調査・記録を行い、農業生産の更なる拡大を目指す。
・戦士―外敵と武力を以って戦い、生産物や豊かな土地の略奪を防ぐ。
農業を基準にして他の階層がそれをサポートしていると見方を変えると、階層がわかりやすくなる。また、建築士や商人といった専門業でも同じことがいえる。ここまで言っておいて、ケンカを売ってみよう。
階級のイメージが沸かない・・・
この教科書の記述では、階級社会の成立について、至極当然のように伝えているが、読者にそれがわかるだろうか。現代社会も様々な格差を抱えてはいるが、それでも権利の平等は唄われている以上、本当の階級社会の経験がないのだ。
一方で『ギルガメッシュ叙事詩』のような伝説は流布されやすく、日本での知名度はなかなかに高い。『ギルガメッシュ叙事詩』とは、親友の死をきっかけに永遠の命を求める都市国家ウルクの王ギルガメッシュの冒険譚である。ウルクとはメソポタミア文明を代表する都市国家であり、ニネヴェで発掘されたメソポタミアの中心都市の変遷とその王の記録『シュメール王名表』にも名を連ねている。
シュメール人の歴史は、都市国家の発掘と碑文の分析で徐々に解明されているがまだまだ謎も多い。
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