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30代後半独身女性の日常  作者: りょうこ
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いつもの朝

新聞配達の音で、うっすら意識が戻ってくる。

部屋にも朝日が差し込んできているようだ。

目を閉じていても、足元の朝日を何となく感じる。


さーて。

起きるかな。

どうせ眠れないし。


最近朝一度起きるとその後眠れなくなっている。

加齢か…。

苦笑して寝返りを打つ。


目覚ましで飛び起きることもなくなったので、あえてゆっくり起床することにしている。

体もすぐに覚醒するわけではない。

起床後急に動くのは体に良くない。

寝返りを何度か繰り返し、ゆっくり体を起こす。

何となく伸びをしてベットから降りた。


えーっと。

今日はどこの店だっけ。


今日の勤務地の記憶を呼び覚ましながら、階段を下りる。

寝室は2階だ。


トイレに行って、洗面所に行き、マウスピースを外して洗う。

顎関節症で毎日マウスピースをして寝ているのだ。

キッチンから自分の湯のみを出し、リビングの電気をつける。

リビングの光はあえて直接見ないようにして、冷蔵庫の麦茶を湯のみに注ぐ。

眼も急激な刺激を与えない方が良いのだ。

夏でも湯のみを使っている。

自分が作った湯のみなので愛着がある。


麦茶を一口飲み、喉元を冷たい液体が通っていくのを感じる。

そして、今日の勤務地を確認する。

ん、今日はI市だ。

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