表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/19

日々8「こんな運動短距離編」

テストからの復帰作です。

というかもうすぐ受験です。byATURA

「もうすぐ体育大会だ〜」

富宝マンションで円満の笑みで言う由貴。


「た、体育大会?」

もう馴染んだ悪魔が興味心身で聞いてくる。

「もうそんな時期ですか、ところで由貴様運動は?」

「え?」

「ですから、速く走れたりなど」

その質問をした途端黙ってしまった由貴。


「・・・・できないのですか?」


「・・・・まぁ、上手ではない・・・です」


50m走、10秒64.

上体起こし、3分で16回

腕立て、3分で14回

反復横とび、23回

握力、15キロ

ボール投げ、14m


一通り体力テストの結果を聞いたエリーはまた深刻な顔になった。

「勉学だけでなく運動まで悪いとは・・・」

「オレ様はもっと速く走れるぞ♪」

「え!?どれぐらいどれぐらい?」

「50m10秒21だ!」

変わらないですよと心の中で突っ込んだエリーだった。


「せめて50m10秒はきりましょう!」

案の定改善しようと熱くなるエリー、そして・・

「特訓です!!」


川の隣に位置するグラウンド。

野球グランドにテニスコートがある広めの空き地。

とりあえずスウェットに着替えた3人、

そして当然の如くしょう、そして池波が呼ばれた。


「ちなみに、しょう様と池波様のタイムは?」

しょう、7秒22.池波7秒23.

「さすがですわね、では!由貴様、まずは一度走ってみてください」

「オレ様もか?」

「えぇ、悪魔様も」


由貴、悪魔

「位置について、よ〜い、スタート!」

反応が鈍く、2人ともスロウスタート、

由貴は手を胸に持っていき女の子走りになってしまっている。

悪魔はがんばっているが足の着き位置がばらつきぎこちない走り。

結果、仲良く10秒65.


「ナンだよ〜、足の運びがなってないぞ」

まず池波のアドバイス。


「いいかい?短距離走では足の運びが重要なんだ、特に悪魔は足の着く位置を考えたほうがいい、そして、何より速く走る方法として重要な事は何か知ってルカ?」

「え?ん〜・・わかんない」

「う〜ん、知らん」

「だめだな〜、足の運びは、まず右足を出す、そしてその右足が着く前に左足を出す、そしてまた左足が着きそうになったら右足を出す、この運びをすれば少しは速くなる」

「出来るかそんな事!」

しょうのツッコミが入る。


「いいか、まず2人ともフォームが悪い」

「ふぉーむ?」

「家を改装?」

「それリフォーム」

「相手を殴る?」

「それファール」

「虫博士で昆虫記を書いた外国人?」

「それファーブル」

「オオ!おれ赤色のチョコがスキダヨ!」

「それはマーブルだ、って全然違う!!!」


「フォームとは走る時の形、つまり走り方ですわ、まず正しい走り方は、腕をしっかり振ることですわ、そして重心はやや前、足をしっかり地面につき、蹴って前に出る」

「へぇ〜」

「成る程な」


2回目

「よ〜い、スタート」

今度はフォームが正しくタイムは格段に上がった。

10秒12.


「さぁ!9秒台は目の前ですよ!」

「う〜ん、でももっと速くなるにはどうすればいいのかな?」

「それならいい考えがアルヨ!」

池波が思いついたように言う。


「ずばり!鬼ごっこ!これにカギル!」

「あぁ、遊びながらも走って力をつけるってことか」

「おもしろそー!」

「では鬼は私が」

「まて、鬼ごっこというのなら、オレの衛兵達にやらせりゃいいよ」

なに?と言っている4人を無視してなにやら呪文を唱える悪魔。

そして突如現れた黒い厳つい門、

そして中からぞろぞろと出てきた鬼たち・・・。


   「リアル鬼ごっこ?」


「鬼ごっこの鬼をしてくれ」

「は!承知しました、ところで逃げる方は?」

「オレとあいつら、じゃ!10秒な!」


「ね、ねぇ、悪魔君、あの鬼って・・・人食べる?」

「そんな訳ないだろ、ただ鬼ごっこをバトルロワイヤルって勘違いしているだけだ」

「それやばくね?」



なんだって本物の鬼なんか・・byしょう

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ