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青春

がんばるをやめた

作者: 清亮 真

 きょう

 がんばるをやめる

 長い間がんばるをしたが

 後悔はない反省は少しあるが

 仕方ないことだ 

 むしろ俺はやめるという決断をしたんだから人より少し優秀じゃないか。

 そう、俺は退化するんじゃない。必要のないものを捨てて進化するのだ。


 そして

「がんばる」をやめた

 なんて幸せなんだろう

 まず時間がたくさんあるじゃないか

 溜まっていたアニメを見たり

 友人と遊んだ



 だが

 歌を聞かなくなった

 昔は歌を聞いて助けられていた

「がんばる」をしない俺は

 勇気をくれる歌に苦しめられた

 仲間の顔やお世話になった人の顔を見れなくなった。



 だけど 

 時間が解決するだろう

 すぐにこのことも過去になる

 俺はそう信じている

 それにがんばらないの何がだめなんだ

 嫌なことは時には逃げたって良いんだ

 あぁ、後悔はある反省も深くある

 だからなんだ

 がんばってたとき俺は苦しかったんだそう、俺はとてもとても苦しかったのさ誰にもそれを言えなかった、もしもう少し素直になっていたら。苦しさを誰かに伝えていたら。何か変わっていたのだろうか。




 がんばれっていう歌はがんばらない俺を指して言った。君ならできる

 黙れ。前向きな言葉が正しいわけじゃない。今俺に必要なのは・・・

 一体俺に今必要なものは。いや必要だったものは。


 新しいがんばることができた

 だが、一度がんばるを諦めた俺に何ができるのだろうか。

 また途中で投げ出すんじゃないか。

 不安を抱えながらがんばるをした。


 以前がんばっていたことが今がんばっていることの役に立った  

 そのとき本当に涙が出た。むくわれたと思った。本当に些細なことではあったそれが何だ俺に必要なものはこれだった。無駄じゃなかった。がんばっていた俺は間違っていなかった。そう、俺はただ自分を肯定したかっただけなんだ。ありがとう、今までのすべての俺に関わった人たちに。



 あのときの事後悔してる反省も深くある。だが、それが何なんだ。他の決断もできたかも知れない。あの時がんばるをやめた俺のために俺はがんばるができる。全ては自分のために










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