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最弱になりすました最強  作者: 士奈
第2章 学園最強者と秘密
31/35

神扇VS芽彩 3

「そ、の口調、は」


「ん?俺を知ってんのか」


「忘れ、るわけ、ない」


芽彩は殴るのをやめ、距離を置いた。


「仕切り直しか……なら斬っとくか」


神扇…いやアマノトが足にくっついているものに目を向けた。


「聖と魔、相反する力よ、今ここにひとつとなりて顕現せよ【光夜魔聖帝(オベリオン)】!」


アマノトの手に一振りの剣が現れる。刀身がなにもかも浄化するような輝きを放っているが、その刀身の真ん中には闇よりも深い色をした黒い刀身があった。それは刀身というよりもエネルギーの塊のようにバチバチとスパークを立てていた。


「っ、その剣は、あのときの……」


光夜魔聖帝を足についているものに触れさせるとそれは消滅した。


「なっ……!」


芽彩はその光景を見せられて絶句した。


「おいおい、そんな驚くなよ。もっと凄いのを見せてやるからよ」


「くっ……」


芽彩はこれ以上なにもさせまいとアマノトに近づく。拳を振るうが当たらない。どこに来るのか分かっているかのように避けられる。


「こ、の……さっさと、たお、れてっ」


芽彩は当たらないことに焦りを感じて無我夢中で殴り続けた。


「だめだぜ、そんな無闇に殴ったら。敵を見失うぞ?」


芽彩の後ろから声が聞こえた。芽彩が振り向いてもそこには誰もいない。


「今度はこっちだ」



横から声が聞こえる。だが、振り向いてもいない。


「ど、こ?」


「そろそろこの結界壊させてもらうぜ」


アマノトはそう言い、芽彩の目の前に姿を表す。そして光夜魔聖帝(オベリオン)を掲げた。


「聖なる力よ、この黒き世界を浄化せよ!」


光夜魔聖帝(オベリオン)が眩しいほどに輝くと芽彩が創った黒霧の檻が消え去った。


「な、んで……」


今まで一度も壊されたことがなかった黒霧の檻が壊されたことにより、芽彩は完全に戦意を失った。


「どうする、まだ戦うか?」


「もう、いい……」


「もっと大きな声で言わないと分かんねぇなぁ」


(お、おい!やりすぎだって!!)


(これぐらい、いいじゃねぇか)


(ダメなものはだめ。早く替わって)


(ちっ、分かったよ)


「ギ、ギブアップするっ」


アマノトから神扇に替わったときに芽彩はギブアップを言っていた。


「だ、大丈夫?芽彩ちゃん」


神扇が駆け寄ると芽彩は抱きついてきた。


「うわっ、ど、どうしたの?芽彩ちゃん」


「こ、わかった……」


「あー、その、ごめんね」


神扇が芽彩の頭を撫でながら謝る。


「ん、いい」


「そっか」


神扇は芽彩をお姫様抱っこして小屋まで送った。


<hr>

作者からのあとがき(久々)

また、長い間書けなくてすみませんでした!

今回で芽彩との対決は終わりです。今度は平穏な日々になるかなー。

そして、神扇が使う剣の名前をリベリオンからオベリオンに変更しました。最初はオベリオンだったんですがリベリオンになっちゃってたんでオベリオンにしました。他にも指摘されたところを直したので、これからもご指摘お願いします!

次は早く書きます!

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