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スフルの魔法使い  作者: 田池
1/1

スフル村のリオン

はじめまして。

田池と申します。


小説かくの初めてですので、拙いところもあると思いますがよろしくお願いいたします。


一応、連載にしましたが続きが書けるかはわかりません。見切り発車ですんで。


コメントは話と関係なくても良いので、お待ちしております。

「いってぇぇぇぇぇ!!!」


リオンが、自室のソファで爆睡していると上から固くて重い何かが落ちてきた。顔面でそのほとんどを受け止めると、それらを手で払いのけてゆっくりと体を起こす。


「おいおい、勘弁してくれよ。起きないからって何も本を落とさなくたっていいじゃんか。そりゃ大抵のことじゃ、起きない俺も悪いとは思うけどさ。本を落とすってのはないんじゃない?

何より本を大事にしろって言ってるおばばが、自分から本をぞんざいに扱うのってどうなんだよ。つーか、さっきから反応ないけどおばばどうし・・・・」


どうした?と聞きかけて目を開くと、そこには誰もいなかった。辺りを見渡して項垂れるリオン。またやってしまった。寝癖混じりの頭を掻きながら小さくため息をついた。

寝ぼけて独り言をつぶやいていた自分を思うと、今更ながら恥ずかしさがこみ上げてくる。リオンは、そんな自分を隠すように頭から布団をかぶる。


「とりあえず二度寝しよ。」


そう言って再び眠りの世界に赴こうとしたとき、部屋のドアの開く音が聞こえた。


「リオン、いつまで寝てるつもり⁉︎いい加減起きなさい!!!」


おばばの声が部屋に響いた。リオンは反射的に身を固くするが、半分ほどの意識は眠りの世界へと向かっているため、あえて寝たふり?をすることにした。おばばもそんなリオンの演技に騙されたのか、何やらボソボソとつぶやいて部屋から出ていった。


(勝ったな。これで心置きなく惰眠を貪れるぜ。では、夢の世界へいっきまー っへぶ‼︎‼︎)


リオンが勝利の余韻に酔いしれ寝ようとした瞬間、 腹にものすごい衝撃が襲ってきた。見ると、腹の上に30センチほどの小さなゴーレムが乗っていた。おばばの魔法に違いない。小さいとはいえ、ゴーレムである。そこそこの重さが、リオンの意識を現実へと引き戻す。ゴーレムを退かそうとすると、ギリギリと音をたてて動き出した。そして、ゴーレムの目の部分が赤く光を灯す。


(なんか怖いんですけど。うわっ、今目があった。)


ゴーレムがこちらを向くと、突然頭の上から触角のようなものが伸びる。


「えー、マイクテス、マイクテス。こちらおじじ、こちらおじじ。朝食の時間じゃ、起床しているなら返事を、どーぞ。

・・・ おや、返事がないな。ばーさんこれほんとに繋がっとるんかのー?

えっ?通話機能はない?

じゃあ、ワシの声しか聞こえんのか。わはははは、すまんのリオン。ということで、朝食じゃから早く降りてこい。降りてこないと、お前さんにはおばばの−」


おじじの声が煩わしいかったので、ゴーレムの頭の触角を押し込みシャットアウトする。これがスイッチなのかと驚きつつ、リオンは着替えて下の階へと下りていった。


リオンがリビングに着くと、既に朝食の用意は済んでいた。スクランブルエッグとサラダと牛乳がテーブルの上に並んでいた。

「おはよう」と、おじじとおばばに挨拶をする。2人も挨拶を返すと、リオンは席に着いて朝食を食べ始めた。すると、おじじが話しかけてくる。


「なぁ、リオンよ。お主に話したいことがあるんじゃが・・・」


「なんだよ、改まって急に。もしかして、愛の告白か?」


「うん、そうなの。実はワシずっと前からリオン君のことが ・・・ってそんなわけあるかい!!!!

祖父になにやらすんじゃ、まったく!

真面目な話じゃ、真面目な話。朝食が終わったら話があるんでの、書斎に来とくれ。」


そう言っておじじは、朝食を食べ終えるとそそくさと書斎に行ってしまった。珍しいこともあるもんだと、リオンは思った。いつもはみんなが食べ終わるまで、おじじはリビングにいる。この後の話に関係あるのかはわからないが何かあると感じたので、朝食を終えお茶を飲んでいるおばばに尋ねてみた。するとおばばは

「さあねぇ、ワタシは何にも聞かされてないけど。」

と、さらっと答える。本当に知らないようにも見える。だか、おばばの嘘はリオンはもちろんのことおじじでさえも見破られない。結局、よくわからないモヤモヤした気持ちのまま、朝食を終えおじじの書斎へと向かった。


リオンは、ノックをしておじじの書斎に入る。その少し後におばばが洗い物を終えて、書斎に入ってきた。おじじは、神妙な顔をして話し始めた。


「リオンよ、お主も今日で数えて15になるな。ワシらはな、お主が15になった日に明かすと決めとったある秘密があるんじゃ。」


「なんだよ、秘密って。そんな大袈裟な言い方してどうせ大したことじゃないんだろ、いつもみたいにさ。」


「まぁ、確かにそんな大したことではないんじゃが、一応言っとこうと思っての。

実はの、お前さんは橋の下に捨てられておった赤子での。ワシらとは血のつながりはないんじゃよ、わはははは。」


おじじの笑い声が、リオンの頭の中にこだました。

人物紹介したいのですが、どこですれば良いんでしょう?笑

あとは細かい設定があるつもりなんですが、説明できない。

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