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双子の奴隷

キャラ設定を紹介


アリア

8歳。女の子

6月18日生まれ。


ユアン

8歳。男の子

6月18日生まれ。



アリアとユアンは双子。

奴隷をしている。

はるか昔、この世界は奴隷というものがたくさん売り買いされていた時代。奴隷として捕まれば一生を奴隷として過ごすしかないのだ。


「さぁ、さっさと掃除しやがれ。時間内に済ませられなければ餌やらねぇからな」

「はい・・・」

私に名前は無い。奴隷は番号で呼ばれるからだ。


ー1時間後ー

「終わりました」

「おぉ!!よく頑張った。今日は特別に少しだけ餌を豪華にしてやるよ」

「ありがとうございます。ご主人様」

「よし、とりあえず牢に戻れ」

「はい」

奴隷は主に牢と呼ばれる所に閉じ込められるのだ。牢にいる間は逃げないように手と足に枷をつけられるのだ。


ー牢内ー

「やぁ、お帰り。アリア」

アリアと読んでいるのは私の双子で弟のユアンだった。牢内ではお互いが付けた名前で呼び合っている。

「私たち、いつまでこんな所で過ごさないといけないのかな・・・」

「きっと、一生出れないよ・・・」

「ううん。絶対いつかチャンスは来る。その時は一緒に逃げよう!!」

「そうだね、アリア。約束だよ!」

私たちは毎日のようにこのような話をしていた。


『ガチャ』

「餌の時間だよー私たち俺様の奴隷達」

そういって主人はパンを持ってきた。

私たのにはパンとバターが添えてあった。

「さっさと食えよ」

そういって主人は出て行った。

「アリアのご飯、ちょっと豪華だね」

「うん。バター半分あげるね」

「ありがとう!」

私たちは2人でパンを食べた。


ー夜ー

「寒いね・・・」

ユアンはとても寒そうだった。それに顔も少しだけ赤い。

「大丈夫?熱あるんじゃない?」

そういって私はユアンの額に手を当てた。

「・・・熱い!」

ユアンは熱を出したのだ。

「どうしよう・・・」

私達は奴隷だ。薬なんてもらえるはずもない。

「大丈夫だよ、アリア」

「・・・ユアン。今日は早く寝な。少しでも熱を下げないと」

「そだね。お休み」


ー次の日の夜ー

ユアンなすっかり熱が下がっていた。

「良かったね。熱が下がって!」

「ありがとう、アリア」

「そうだユアン、今日いい情報を手にいれたの」

「何?情報って」

「それはね・・・10年後に大きなお祭りが開催されるんだって」

「それがどうしたの?」

「逃げるいいチャンスだよ!!」

「そうだね!!10年後に備えて今から準備しない?」

ユアンはそう提案してきた。

「確かに・・・また情報を手にいれたら言うね」

そうして、私たちは眠りに落ちた。

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