真面目
真面目は、ほめ言葉?
真面目なのは、良いことだと思って生きてきた
学生時代は真面目であるように教えられる
社会人になれば、真面目に働くことを要求される
結婚相手として選ぶなら真面目な人がいいと推奨される
とかく、日本人は真面目な民族である
近頃では、だいぶリラックスした若者が増えたが、それでもやはり真面目は絶滅していない
真剣とは違う
真摯に向き合うというより、もっと保守的で内向的な感じ
四角四面で融通が利かない、キャパが狭い、面白味が無い…
真面目であるべきだ、と正論を振りかざしていた頃の自分を振り返る
恐れからきていたようにも思われる
批判されないように
否定されないように
後ろ指を指されないように
自由気ままな振る舞いをする人間に、ルール違反やモラルを盾に攻撃したり責めたりして
やっぱり羨ましかったのだろうか
自分も好き勝手したかったからなのか
今となっては、他人の行いに興味が無いから気にもならないが
(迷惑がかからなくても)人の行動にケチをつけていたのは、自分の言い分を通したかったからなのか
基本的には、自分に害が無ければ口出しはしなかったけれども
真面目とは正しさを遵守すること
その正しさ、正義が人の数だけあるから
真顔で自分の主張を人に求めても、思い通りにはいかない
自分を貫くのは自由だが
周囲の人々や社会まではコントロールできない
羨むというよりも、ずるい、と感じた
自分は我慢して楽しめないのに、と
真面目は損をする?
自分を守っているから、批判されるリスクのある言動はとれない
自由には責任が伴う
アンチも嫉妬も
真面目な人は嫌いじゃない
心からじゃなくとも、表面上は紳士淑女
小物感は否めないが、善良な小市民
とても、人間らしい
正しくあろう
より良くなろう
そういう思いから真面目になる
そう教えられてきたから
そうすり込まれてきたから
すばらしい人間になりたくて
その方法が真面目に生きることと信じて
それなのに、おかしい
何かが違う
型にはめて、押しつけて
苦しくて、窮屈
良かれと思ったのに迷惑がられて
全員に当てはまることなんて、ほぼ無い
幸せは人による
真面目に皆一緒は無理がある
集合意識も変化している
多様な価値観、生き方、考え方
支配統一しようとするから争いが起こる
だから選択の自由の権利が尊重されるようになった
それぞれの星のやり方で
他の星に勝手に適用しない
地球はかなり洗脳されてコントロールされてしまった
善良な心を利用されてしまった
真面目の良さはそのままで
もう少しよく考えて選択する
自分にだけ適用する
さすれば、きっとより良き星になる
もとより、美しい愛の星なのだから