4thキル 東京制圧準備
あ、四話目つかれたや
成瀬「少々皆様のお時間をいただきたい。」
渋谷の大画面モニターや各テレビ曲の電波を乗っ取り、演説が開始されていた。ネットでも配信されていたこの放送は、電車やバス、通勤通学の市民達の携帯からも見れるようにされており、あらゆる場所から情報が行き渡った。
成瀬「我々はかつて、日本の一市民として国に尽くしてきた。しかし、政府は我々の力を暗殺や虐殺、つまりは、政治汚職の隠ぺいに利用してきたのだ!!。このままでは日本の未来は、ごくわずかな政治家達の私利私欲のために潰されてしまうと我々は悟った!!」
あらゆる場所で演説を見ていた市民達は、驚きつつもその言葉の意味を理解していた。
幾度となくメディアに露見されてきた、政治家達の汚職について、ついに業を煮やした軍が立ち上がったのだと!
成瀬「我々はここに新たな独立国家を建国することを進言する!!新日本共和国!!それが新しい我々の国の名だ!!我々に賛同する者達の力を貸していただきたい!!」
成瀬は新日本共和国の建国を進言し、日本政府に対しての宣戦布告を明言した。
成瀬「3日だ!!3日後に我々は首都東京を制圧する!!東京の市民の皆様には大変迷惑をかけることになりますが、我々の害虫駆除のために避難していただきたい!!暴力団と悪逆政治を振りまく政府を鎮圧させていただく!!。」
成瀬は3日後に東京を制圧すると明言したと同時に市民に避難勧告を言い渡した。
一般人A「まじかよ、こんなこと本当にあるのか?」
一般人B「どうせ政府がなんとかするだろ?」
一般人C「本当だったらどうすればいいんだ?やばいぞ、早く避難しなきゃ!」
市民達の不安の声が漏れているなか、日王会の組員達も情報に混乱していた。
日王会組員A「俺たちはどうすればいいんだ?!東京に集まるべきか!!」
日王会組員B「親父達の本部は東京にあるんだ!!東京にいかないでどうすんだよ!!」
日王会組員A「しかし、俺たちは共和国の基地を攻めろって命令をうけているんだ。親父達の指示を待とう。」
そんな中、各勢力の代表たちは早急に命令を下さなければならなかった。早急に行動すれば、3日で全勢力を集めることは可能であった。
天昇「龍也!!各組員たちを東京に招集せい!!まったく成瀬のガキは先走りおってからに!!」
日王会は本部が全焼してしまったので、第2支部に招集されることとなった。
政府高官A「剛田くん。君にPPOCを任せたのはなんのためだ!!君たちにはもっと働いてもらうぞ!!」
PPOC本部でも政府の高官達が招集され今回の事件について議論されていた。
政府高官B「これはいたずらの域を超えているよ。直ちに政府連合軍を結成して、成瀬を叩くべきだ!!」
政府高官C「よし、では連合軍はPPOCに統括してもらうとしよう。剛田くん、邸宅事件の汚名を返上するチャンスだ!頑張ってくれよ。」
剛田「わかりました…」
剛田 武雄。彼は邸宅突入作戦を指揮した、PPOC東京支部の司令官である。彼は突入部隊を全滅させてしまったことに、悔しさを抱いていた。
剛田「(これは俺の失敗だ。甘かった。三大日征組織がここまでやるとは…俺たちの実力を過信しすぎてたようだな…)」
剛田はPPOCの実力を過信していたことを悔やみ、三大日本征服強さを痛感した。
剛田「直ちに治安維持組織を招集するぞ!!警察と自衛隊に連絡しろ!!事態は一刻をあらそうぞ!!」
剛田は戦いに挑むことを決意し、オペレーター統括である、平松 静香に支持を出した。
平松「了解致しました!!」
成瀬「うまくいってるじゃないか…こうもうまくいくと、恐ろしいよ。」
成瀬率いる新日本共和国軍は、演説終了1日後、共和国軍東京支部で準備を進めていた。
共和国軍研究員A「MCDSの研究施設で製造されていた兵器が届きました!素晴らしいものばかりですよ!!」
共和国軍研究員B「これなら楽勝で勝てます!!」
共和国軍の研究員たちが、成瀬に報告に来ていた。
成瀬「どぉれちょっと見せてもらおうかな。」
成瀬はトレーラーへと誘導され、送られてきた兵器を
し拝見することとなった。
大型トレーラーの保管されている倉庫のライトが一斉に光り出し、トレーラーを照らしだした。
成瀬「これは!!」
驚きの声を上げる成瀬。
共和国軍研究員B「全自動機動二足攻撃ドローン。メクデス!!死を作り出す人型兵器であります。」
それは、体高1.8メートルほどで、二足の足にはホイールが装備されており、両腕には武器を装備した人型兵器であった。
成瀬「これがMCDSの研究していた兵器なのか!!?」
共和国軍研究員B「これはメクデス ビリータイプであります。右腕には回転式機関銃、左腕には近距離用スチールランスが内蔵されており、ハンドリングアームつまり、普通の手にいつでも換装可能です!」
共和国軍研究員A「ヘッドカメラは360度回転可能で、回転式機関銃の弾はおよそ1万発は収容可能で、移動速度の時速はマックス180キロだせます!!」
成瀬「すごい!!これはすごいぞ!!」
成瀬は手に入れた兵器を目の当たりにして興奮していた。
共和国軍研究員A「まだあります!!メクデス ボブタイプ。このタイプは近距離仕様のビリータイプに比べ、遠距離支援型に特化したタイプであります!」
共和国軍研究員B「戦車を一撃で沈めるほどの威力をもつ、長距離電動式カノン砲を右腕に装備、そして左腕には中距離用マークスマンライフルが装備されており、重攻撃型となっております。カノン砲は換装不可でありますが、ライフルはハンドリングアームに換装可能です!」
成瀬「ここまでの資産を自らあけわたすとは、技術融資の連中は優しい奴らだな、ハッハッ!」
共和国軍研究員B「まちがいないですね!ハッハッハッ」
成瀬を含む共和国軍の人々は喜びと活気に満ち溢れ、勝利を確信したようなありさまであった。
研究員A「どちらも2000機ずつ送られてきていますね!あとはおまけのプレゼントで兵士達の装備も届けられているので、開戦が楽しみですね!」
成瀬「そうだな、だが油断はするなよ!俺たちはそれでも数の上では負けてるんだ。」
研究員A「了解です!」
研究員達は敬礼をして成瀬が戻るのを見送った。
ミストリー「起きて!起きてよ〜。まだおきないよ。」
どこかわからない白い部屋で少女の声が響いた。
犬塚「う、うぅ…ここは…」
ミストリー「起きたー!!」
ワクワクすっぞオラオラ