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普通を極めた私が美少女に転生ってそれなんて生き地獄!?  作者: namine
3章〜色々と過ちを犯しつつある幼年期〜
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さあ授業をはじめよう

※修正箇所

リリィの属性を火から水に、ルティスを水から火に変えました。(水適正は一応あったにしてもずっと水の魔法特訓してるの意味わかんなくない??っていう事から)

リリィの従兄の名前をテレスからテオに変更 (シンプルにややこしかった)




 

 というわけで私と名誉普通伝道師アレク師匠は庭に出てきたのですが(ルティは入れ替わりでお昼寝)


「物は試しとも言うからね。早速実践しようかなと思ってたんだけども」


 これは……と口どもるアレク先生の視線の先には。うん、これは何でしょう。見たものをそのまま言えばそう、アルスお兄様ですね。


「びちょびちょ」


「うん……濡れてない所を探す方が大変そうだね。わかったと言ってしまった手前なんだけれどほんとにほっておいていいのか……?」


「ままね、にいちゃにおこだからいいの。わがやのおとこしゅうはかーすとてーへん」


「どこでそんな言葉を……いよいよアリシアの教育方針が怖くなってきたよ僕は……」


 そんなことないもん!私は立派に普通の女児としてすくすく育っています。これこそ生ける証拠品。

 ちなみにですがアルスお兄様は今朝いつも通り魔法で剣を作って騎士ごっこならぬお父様ごっこをされていたところうっかりお母様お気に入りのお花を5本ほどスパッと切り落としてしまい大層お叱りを受けたというか、絶賛叱られ最中というか。



 まぁそもそもの元凶は、お父様に水球を見せてあげたところ大興奮して「パパのとっておきおしえてやるぞ!」とかのたまって水剣の魔法陣を手袋に描いて渡したからなんですけれど。


 お父様おうちに帰ってきたらどうなるんでしょうね。まぁ普通に怒られてください。羨ましいとか思ってないです。


 でもでもお兄様なんでびしょ濡れなんだろ??時折ぴくぴくと体が痙攣しているあたりご存命みたいです。流石のアレク師匠もこのままというわけには行かず、上着をそっとお兄様にかけてあげたようです。


「オ、オホン。では気を取り直して。」


「おほん!」


「魔法には大きく分けて2つの使い分け方があるんだ。1つは前もって書き記した魔法陣を用いる描陣魔法。そして2つ目は複数の小節からなる1つの詠唱文から対応する魔法陣を展開する詠陣魔法。」


 ン?なんかしょっぱなから2歳児向けではなくないですか?そりゃまぁ普通の高校生として謳歌してたわたしからすれば何も困る事ない至ってシンプルな解説だけれども……


 いやいや待ちなさいリリィ!あなたの師匠に対するリスペクトはそんなものなの!?このお方こそ彼の地にして私が齢2歳にしてとうとう見つけることの出来た指標!!目標!!アレク師匠を超えてアルティメット普通の称号を奪還するの!!!


「あっ、ごめんね!!最近初等学校で臨時講師をやってたのもあっていつもの調子で喋ってしまったよ、ははは」


「あぶりあば」


 落ち着けリリィ。前頭葉からおもいきりフルスイングで床にセルフブレンバスターしかけた所をなんとか抑え込む。


 ──ハッ!!?


 なるほど!!!そういうことですね師匠!!!普通の2歳児たるもの常に自然かつニュートラルな2歳児振る舞いを忘れるべからずと!所謂抜き打ちテストを早速突っ込んでくるなんて、これにはびっくりだ。素晴らしい、抜き打ちテスト。なんて官能的な響き……迸る普通ismに私感激……


「なんでそんなにキラキラした目で見られてるのかはちょっとわからないけど……」


 私に向き合うような形で話しかけるアレク師匠が掌を上にして右手を目の前にかざします。


「リリィちゃんはいつもはその本に書いてる魔法陣に魔力を流す練習をしてるよね?」


「うんっ!それとおみずでるてっぽう!」

 

「そうだね。じゃあ、その本の魔法陣と魔導機じゃない方の魔法の使い方を見せてあげようか」


「ふんふん」


「『水を司りし神に乞う:僅少の力纏いて:具現せよ』【水球】」


 はじめにフォン。と聞き覚えのない音と共に仄かに白んだ淡い光が瞬く間に魔法陣を描き出して、アレク先生の手のひらの中心からどこからともなく渦まいた水が湧き出して綺麗な球体を作り出した。


「ほぁあ~~!」


「このまま続けるね。『:射出せよ』って、唱えるとこんな感じ」


 アレク師匠の言葉に呼応して水球が真上にすぽーーんっと飛んで行った。

 あれ、でもその水球ってそのまま落っこちてくるんじゃないの……!?


「はは、その顔的に水が上から落ちてくるのか心配ってところかな?大丈夫だよ、僕が意識的に制御下から外さない限りは自在に動くから…ぶつかる前にこうやって『:静止せよ』 ……ほら、止まったのが見えるかな?」


「おおおおお~~!すごぉい!」


「ふふ、ありがとう。仕組みはひとまずわからなくていいんだけれど……今僕が言ったおまじないをそっくりそのまま繰り返すだけで今のリリィちゃんでも魔法は成功すると思うんだ」


「え~っ!!なんでぇ?」


「さてどう説明したものかな。精霊さんは僕たちがすごくいっぱい魔力が使えると嬉しいと思ってるからいっぱい魔力を分けてくれるんだよね」


「つまり、れんたる!」


「そのれんたる?の意味はわからないけど、リリィちゃんがどのくらい魔力を出したいかって精霊さんには伝わってないから、止めたくてもどんどん渡してくれ続けちゃって止まらないし……しかもリリィちゃんの使ってる魔法陣は初級のすくなーい魔力で動かすものなんだ。でも精霊さんはばんばんれんたる?してくれるでしょ、あふれちゃってもう大変だよね」


「ああっ!!!」


 なるほどなるほど……私の暴発具合を思い返すとものすごく心当たりのある話だよ。


 要するに描陣魔法はどの属性のどんな魔法をどの規模またはどのレベルかで発動させるかが既に決まっているから、入れすぎると暴発するし予定外の動きをししまったりするってことなんですね!魔導機もスイッチを入れたら魔力を自動で吸ってくれるとはいえ流れてく魔力の量がえげつなかったからそりゃあ制御つかないわけですよ!!!!蓋吹き飛んでいくわな!!


 ──結論!!


 魔法陣に流す魔力の量を()()()()()()()()()かなんていう内心のことはきっと精霊さんには伝わってない!!


 だからこそ、詠陣魔法は()()()()()()()()明確にしてるから必要以上のレンタルが発生しない!!!


「だからこそ、さっきの僕みたいに『どの属性で』『どのくらいの力を使って』『なにをするか』を精霊さんにもわかる形で見せてあげれば、精霊さんもそれに合わせてくれる」


「ふんふん!!」


「これでも全然まだ難しいはずなんだけども、なんだろう。理解できてそうなんだよね、不思議なことに」


「せ、精霊さんとすくらむくみたいね!!」


「どういうことだろう……」 

 

 あれ?でもそうなってくると……


「じゃありりぃはそのおまじないをしないとまほうつかえないの?」


「そんなことはないよ、そんな不安そうな顔しなくても大丈夫。僕がある人のおかげで制御できるようになったのと同じで、リリィちゃんも出来るようになる。そのために僕が来たんだから」


 まぁ、その話泣きながらお母様に抱きついて聞いてたので精霊の愛し子くらいしかもう覚えてないんですけどね!なんだっけな、なんか知らない人が来てどうたらで……!


 なんか、その人精霊さんと喋れそうな感じしてましたけど!!


「あれくししょうはせーれいさんとしゃべれるの?」


「ん?いやいや!そんなすごいことはできないよ!あれはあの人が特別なだけ。僕なんか平凡さ」


「!!!!やっぱりあれくししょーはすばらしい!!」


「なんで今の流れでなんで僕がすごいことになったんだろうね」


 この人はやはり普通なんだな!!!あとプラチナ会員だし、庶民力が超高いって事ですね!!!


「あ、でもね。これはリリィちゃんで言う常連さん?だからできるようになったことなんだけど……魔力に意志を込めることで、直接お話したり見えたりしなくても精霊さんに気持ちを伝えることができるんだ」


「う、うぇええ!!!」


 ぷ、プラチナ会員特典なの!!それは、プラチナ会員特典なの!?!?!?


「りりぃみたいなこっぱの……ぶろんずかいいんでも……できちゃったりしますか??」


「また知らない言葉でできたな。えっと、とりあえずできるよ」


「ま!?」

没に「そ、それっていちげんさんおことわりってコト!?」と「コストコ会員」がありました。

意味わからん。


次回は多分土日には更新しますね


評価・感想・レビュー・いいね・ブクマ

これされるとマジで嬉しくて泣いちゃいます。アレク師匠が。

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