始まりの出会い
学校が終わり家に帰るとこだった。その日は、見たい本の発売日で近道をして帰った。何故だか今日は、学校でいいことがたくさんあった。コンクールに出したものが、最優秀賞をとったりいつも宿題を忘れたら正座させられるのに無かったりいつも昼休みのとき売店は混んでいるのに混んでいなかったりいろいろと今日は楽だった。今日はいい日だなあと思いながら近道を歩いていたら途中で変な人と出会った。歳は80前半のお婆さんだった。その人は、僕を探していたという。そのお婆さんから勾玉と鍵をもらった。その勾玉を持つと赤く光り輝きだした。そしてお婆さんは、こう言った。
「やはりお前さんだったか」 は、・・・(何を言ってるんだ)。僕はそう思った。勾玉はいまだ赤く光り輝いている。
お婆さんはさらに「お前さんにあちらの世界の運命を任せたぞ」
マテマテ、あちらに世界ってなんだ。さらに訳の分からないことを言いやがって。
そうしている間に赤い光に自分の体が包まれていく。
「お前さんが決めるのだ。お前さんの行動で何人もの人が助かり何人もの人が死ぬだろう」
は・・・ いやいやそんなこと言われても無理だから。
「まあ、お前さんの好きのようにやれ」「じゃあまかせたぞーーー」
そうしておばあさんが消えると同時に勾玉が僕の体に入ってきた。
そうして僕も次元の狭間えと飛ばされていった。
これが佐藤由紀の3月10日に起きたできごとだった。