第2話 窓を開けるとジャングルだった
私の寝室は2階にある。
一応ベランダに面しており、そこには 目隠し代わりに、大きな鉢に果樹やら、トマト・きゅうりなどのつるものを植えている。
というのも 昔は ベランダに出る時は、きっちりとした服装に着替えていたし
もともとは 室内でもきちんとした服装をしていたのだ。
しかし今や、着替えが面倒・洗濯ものを極力減らしたい・新しい服を買いに行くのも面倒というわけで、古いパジャマやTシャツで過ごしていることが多い。
それでもさすがに、窓を開けた時に ちょっと離れたはす向かいのアパートの住人やら、道行く人にみっともない姿を目にされたくない、という程度の羞恥心が残っているので、外からの視線を遮るために、鉢物を育てていた。
それも 置き場所を工夫して、自分は外の様子を見ることができるが
外の人からは自分の姿が直接見られないように、すだれ等も組み合わせて。
◇
というわけで 窓を開けたら・・いつもと空気が違う。
言葉ではいいあらわせないが、いつもとは違う植物っぽいにおいがするような・・
ベランダに出て 外を見て驚いた!
ベランダ周りは 見慣れた果樹。
庭には 南高梅・イチジク・サクランボの木や レモン・ゆず・アーモンドの木が。
しかし 我が家の庭につきもの雑草がなく・・かつて植えたハーブ類が生えている!?
そして 我が家の敷地に面した道がない!
それを言えば お隣の家の壁もはす向かいのアパートのベランダも見えない。
一言でいえば、ジャングル?雑木林?に囲まれているような・・
◇
とりあえず室内に戻り、ベランダの窓をしっかりと閉め、鍵までかけた。
それから スマホを手にとった。
充電100%なら 通信可能か試そうと思って。




