第17話 反省!のち 始めての「ロボットとの共同作業」!
早期達成ボーナスに浮かれて、旧住宅部分のクリーン&修復を前倒しで実行しようとしてハタと気が付いた。
本来 今日は 敷地全体の防御の確認とセット魔法を使う予定だったのに。
一度に使える魔法セットは2コまでだったのに!
しかたがない、いざとなれば、クリーン&修復を中断して、
魔法セットをいれかえればいいさ!
ついつい 理性的判断(安全対策)よりも 居住空間の快適さを求める感情的欲求に負けてしまった。
それも「今だけ 特別」な報酬がもらえるかもしれないという
誘惑というか欲望に刺激されて>< 反省!
◇
1階の台所を クリーン&修復している間に、事典君で敷地全体の防御関係のことについて調べた。
詳細は後述するが、徹夜覚悟で頑張れば、クリーンも バリアなどの課題もクリアできそうだ。
良かった!
1階の台所には 細々としたモノが多いので、魔法を使って作業に時間がかかる。
なので、運搬用ロボットを、引越祝いからとリ出した。
R2D2型で ずんぐりとした円筒形の体から各種アームを取り出して作業をする。
演算処理も得意な万能型だが、ややこしい機能はついていない、古典的な作業ロボット。
「運搬君」と名付けました。
◇
1階のクリーンにまだ時間がかかるようなので、
金ぴかロボットのプログラムや構造も調べて改変した。
私に理解できないタイプの「学習・自立思考」機能はすべて削除
体表面から魔素やらなんやらを吸収する機能も停止した上で
内部伝達系への浸透を阻止するためにブロック
(一応 ウイルスや未知のハッカーからの攻撃・侵略をさけるために そういう防御系機能も、備わっていたのです)
そして、ごく普通の作業ロボットに再設定し直してから、金ぴか君の覆いを取り除き、再起動。
このときの判断が 吉と出るか、凶となるか?
◇
1階のDKの クリーン&修復作業が終わった。
そこで まだ作業中の区画に入り込まないように注意しながら、DK部分にあった物品の移動を開始!
・調理器具など、新製品を使うのもうれしいけれど、
使い慣れた器具は体になじんでいるので長く使いたい。
これまで、旧住居内の物を新住居内に持ち込むときに、付着した汚れなどがくっついてくるのが嫌だから、それの対策が結構しんどいなぁと思っていたのだけど、
セット魔法効果のおかげで、クリーンされた上に 修復効果でまるで購入当時のようにリフレッシュされたが うれしい。
・DKには、冷蔵庫とか オープントースターとかの家電類だけでなく
保存食(常備品と防災食の両方)もいろいろあって、かなり重い。
しかも 細々したものも多い。特に缶詰!
・なので 転居祝いからパレットや台車を複数取り出した。
家電類は、金ぴかに命じて、台車に乗せて運ばせ、所定の場所に下ろさせた。
保存食などは、運搬君に頼んで、台車上のパレットに移し、3階へ。
運搬君はアームを駆使して 小物を器用につかんで移し替えていく。
そして パレットを何段かに積み重ねた台車を、金ぴかが押していく
エレベーターを駆使して、3人がかりで、移動作業を行った。
◇
力作業を ロボット達が行ってくれたので、私は 家電類の配置を考えて置く余裕ができた。
さらに食料品は、現在の保有量も勘案しながら、時間停止や自動補充タイプの倉庫群にいれ分けた。
倉庫は 外見よりも 容量が大きかった気がする。
もしかして 空間拡張機能もついていたのかしら??
なので、途中から安心して、自動補充タイプの倉庫に食品類を入れることにした。
それこそ 冷食からと調味料に至るまで、飲食物全部
だって、今どきの食料って 大なり小なり加工されていますから。
特に調味料は 工業製品そのものですからねー。
冷食や缶詰は言うに及ばず。納豆もパンも向上で生産されています。
そして 生鮮食料品も 100%自給可能と確信できるまでは、
手持ちの食品を 自動補充タイプの倉庫群で増やしながら
使いまわしていくつもりです。
お米や乾物などの備蓄品は、半分は自動補充倉庫に
半分は時間停止の食料庫に入れた。
(賞味期限や虫などの心配をしなくてもよくなって ほんと助かるわ。)
◇
運搬をロボットに任せても、1階と3階を何往復もして支持を出したり、
新居となる3階の台所に 自分で あれやこれやを収納するために
しゃがんだり、台に上って棚の上の方にモノを入れたりの 作業でかなり疲れた。
やがり 調理器具や食器類は自分で入れた方がわかりやすい。
食器などの割れ物は、ロボットに任せることに不安があったので、
自分で取り出して 食器棚を運ばせ、また自分で食器を収納したり。
なので 昼食は、冷食をチンしたかったけど・・
入れてすぐに出しても自動補充されるかどうか自信がなかったので我慢。
◇
粉ミルクとインスタントコーヒーで活を入れた。
運搬君が そばに寄ってきたので
「力仕事ありがとう。休憩してね」と声をかけたら
なんとなく 運搬君からじーっと見つめられているような気がした。
特に顔とかない形のロボットだけど。
一方の 金ぴかロボットの方は、「疲れた 疲れた」と言って、勝手に座り込んでいた。
やっぱり こいつ 自意識プログラムをどっかに隠しているのではなかろうか?
自意識プログラムというのは、人間といっしょで、外部コントロールが利かないから
成長に幅が出すぎて 他者を傷つける結果になリやすいいから 危険なのよ
人間のこどもでも、生まれたときから 保護者がていねいに 愛情を持って
細やかに教育、つまり社会的規範・倫理感・他者への気遣いの仕方等々を教え込まないと
というか そこまでやっても、
結局は 人の心から害意・悪意が発生するのをとめられないし、
大なり小なり他者を傷つけてしまうものなのに。
子の過ちを 親が被害者へ償ったり謝罪している後ろ姿を見て
子供が反省して己の行動基準を改めたり、
そういう自己学習ができない子供には、保護者がきちんと適切な罰を与える中で
こどもは育ち、うまく育てば 悪事をなさない抑制された人間に育つ訳だけど、
周囲の環境がよろしくないと、抑制の代償として孤独や苦痛が本人にふりかかるわけで・・
自己修復や自己保全機能もプログラムされたロボットは、自意識プログラムの暴走という形で
使用者(人間)や 人間社会への攻撃行動に走るから 危険だ。
やっぱり、「せっかく出てきたモノを処分するのはもったいない」
「ロボットといえ 自意識があるものを破壊するのは殺人ぽくて気が引ける」なんて考えずに
この金ぴかを処分して、別のロボットが「転居祝い」に入っていないか探せば良かった。
あくまでも機械として「不良品処分の態度」を固持しなくては!
◇
金ぴかロボットには、「お疲れ様、休憩していてね」と声をかけて スイッチを切った。
運搬ロボットは 自分でさっさと充電ステーション(北側廊下に設置のバッテリー)に接続して
充電を始めていた。
そこで あらためて 金ぴかロボットのボディとトリセツを見たが・・
やっぱりこいつには、充電設備がなかった。
やっぱ 肌吸収で 魔素をエネルギーとして取り込まないとだめなタイプ
しかも 肌から取り込むのは、動力だけでなく 各種情報も一緒に取り込んでいる、ヤバ><




