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依頼主は小学生!?2

「じゃ、もう一度聞くけど依頼はお父さんを探して欲しいでいい」

「はい」

少女は強く頷き返してくる。

さて、こう言う依頼は初めてと言うわけでわないが、普通に考えて母親がいないのは少し気になる。


「お母さんは何してるのかな」

私の問いに体がビクッと跳ねる。

「い、いません」

「いませんって言うのは、別々に暮らしてるって事?」

「えっと、その、私が生まれた時に遠くに行ったってお父さんが」

「ご、ごめん」


一緒にいないからもしかしたらと思ったけど、いらんこと聞いたかな。

「はい、リンゴジュース」

そう言っておぼんにそれぞれの飲み物を乗せている。

「ありがとうございます」


「どういたしまして、そう言えばまだ名前聞いてないよね。なんて言うの?」

「あ、はい。私は新川シアっていいます」

「シアちゃんか、僕はね秋山樹って言うんだ。好きに呼んでね」

「はい、秋山さん」

「うちの探偵様は名乗らないんですかー」


あ、煽ってきよる。

「私の名前は東山白華よろしくね」

「はい、よろしくお願いします。東山さん」

少女もといシアちゃんの笑顔が純粋でかわいい。


私が見入っていると助手がシアちゃんと話し始める。

「お父さんの名前はなんて言うの」

「名前は確か、出雲だったはずです」

「出雲さんね、仕事は分かるかな」

シアちゃんは首を横に張って知らないと答える。


「お父さんの親とか知り合いに心当たりある?」

「ない」

さて、手がかりと言えるものは今のところなし、どう探したものか。

やはりここは聞き込みをするのが無難か。

「一旦聞き込みから始めよう。それで何の情報もなかったら、家の方調べさせてもらっても良いかな」

「はい、お願いします」

シアちゃんの返事を聞いて出かける準備をする。

「よし、いくぞ」

「おー」

「お、おー」

私たちのノリに合わせてシアちゃんも手をかかげてくれるのであった。

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