婚約者が辺境騎士団へさらわれた。彼が屑だなんて信じられない。オルテシアは辺境騎士団へ。待っていて。レシェント様。
「オルテシア・アラウンド公爵令嬢。そなたとは婚約破棄をするっ」
いきなり、王宮の出口に向かう通り道で、そう言われてオルテシアは驚いた。
「何故ですの?レシェント王太子殿下。わたくしに至らない所がありまして?」
初耳である。互いに歳は18歳。来年には結婚式を挙げる予定で。
愛しているというそういう付き合いではなく、ただただ義務的に顔を会わせて、王立学園に居た時も、互いによそよそしく、心が近寄ったとか、そういう感じでなく、婚約破棄に至るような仲互いをした覚えもなく、先週のお茶会で顔を合わせた時も何事もなく世間話をしたはずなのに。
それなのに、いきなり婚約破棄。
レシェント王太子殿下はそれはもう、美しい金の髪に緑の瞳の王太子殿下で。
でも、モテなかった。
面白味のない人間。
それがレシェント王太子殿下への皆の評価で。
男性からも女性からも、遠巻きにされて、レシェント王太子は、側近候補と呼ばれる生徒が3人ついていたけれども親しそうに話している様子はなかった。
今日は王太子妃教育を終えて帰ろうと、王宮を出ようとした途中に呼び止められていきなり言われたのだ。
日が傾きかけて、王宮の玄関に立っている騎士達が驚いたように、こちらを見ている。
オルテシアは、レシェント王太子に、
「お話なら、人のいない所でお聞きいたしますわ」
「そうだな」
二人は、王宮の出口近くに設置されたカフェに向かった。
そこの奥まった席なら人に聞かれることはない。
店員に、オルテシアは、
「二人きりでお話したいの。奥の席に案内して下さる?」
「かしこまりました」
奥の席に案内されて、そこはカーテンで仕切られ、二人は対面に腰かける。
冷たい飲み物が運ばれてきて、しかし、オルテシアは飲み物には手を付けず、レシェント王太子に聞いてみる。
「わたくしを婚約破棄する理由をお聞かせください」
「ふさわしくないからだ。私が」
「え???」
「慰謝料はこちらから払う。婚約破棄は君の家からして欲しい」
「ふさわしくないとは?学業だって成績は10位以内に常に入っているではありませんか。剣技だって成績が良いと聞いておりますわ」
「私は王太子の位を下りる。弟のブレットに譲ろうと思う」
「どうしてですの?」
解らない。彼はどうして王太子の位を下りるというの?
「解らないのか?私はね。魅力がない人間なのだよ。友と呼べる人もいない。君と交流している時も、君を喜ばせようと、何か洒落た事を話そうとしたけど上手くいかなかった。
人を惹き付ける事が私には出来ない。そんな男が王位を継いでどうなる?国民を引っ張っていくカリスマが私にはないのだよ。だから、婚約破棄を君の方からしてほしい。そして、申し訳ないが、新たな相手を探して欲しい。弟には婚約者がいるからね」
オルテシアは恥じた。
今まで彼の何を見てきたのだろう。
彼の悩みを解っていただろうか。
確かにレシェント王太子殿下の話は面白味がない。
世間話で終わってしまって、互いに距離が近づいた感じもなかった。
それでも、レシェント王太子は真面目で、勉学に励み、剣技も強くあろうと努力している姿をよく知っている。
だから、オルテシアは思った。
「この婚約破棄、受け入れるつもりはありませんわ。」
オルテシアは、レシェント王太子のその手を正面から両手で優しく包み込こんで。
「貴方様と婚約して3年間、わたくしは何を見てきたのでしょう。確かに今の国王陛下はとても魅力的で。鋼のような筋肉、豪快な性格で、話術も優れ、国民皆を惹き付けておりますわ。貴方様が国王陛下に憧れるお気持ちよく解ります。でも、貴方様は貴方様。これから、磨いていけばよろしいではありませんか」
「これから……私は父上のようになれるのだろうか」
「国王陛下のようにならなくてもよいではありませんか。わたくしがついています。共に高め合ってこの王国に相応しい国王と王妃になればよろしいのではありません?」
レシェント王太子の深い悩みに触れて、初めて彼の事が愛しいと思った。
確かに彼は魅力的ではない。人を惹き付けるタイプではない。
だが、彼の真面目で、努力家の所はレシェント王太子殿下の長所である。
これから、魅力を磨いて行けばいい。まだまだ、わたくし達は若いのよ。
「レシェント王太子殿下。わたくしは貴方様の力になりますわ」
「有難う。オルテシア」
だから、彼がいきなり王宮からいなくなるだなんて思わなかった。
翌日、王宮では大騒ぎしていて、思わず騒ぎの原因を聞いてみれば、
レシェント王太子が行方不明だという。
第二王子のブレットが声をかけてきた。
「これは、アラウンド公爵令嬢」
「ブレット第二王子殿下。この騒ぎはなんですの?」
「兄上がいなくなったんですよ」
「え?」
「どこを探してもいないんです。どうも、怪しげな包みを荷車に乗せる連中を見かけたとか。奴らは屑の美男がとか言っていたことから、辺境騎士団にさらわれたのではないかと」
昨日、自分の言葉で婚約破棄を考え直してくれる。そう思っていたのに。
辺境騎士団?さらわれた?
「何故?辺境騎士団なのです?あの騎士団は美男の屑を教育しているという変な騎士団じゃありませんか」
「屑だからでしょう」
「え?」
「自分が国王になるにあたって、魅力がない男だから、器が足りないからと、貴方に婚約破棄を言い出すような兄上。もしかしたら、何か屑認定されるような隠し事をしていたのかもしれません。アラウンド公爵令嬢。残念でしたね。もし、お望みなら、私の第二の妃にしてやってもよいですよ。貴方の王太子妃教育、無駄にしたくはないでしょう。ディアーナ・エッフェル公爵令嬢が私の婚約者で。彼女も優秀だ。だから、貴方を第二の妃にして差し上げたい。どうせ、今からでは良い相手は見つからないでしょう」
「わたくしは、18歳よ。確かに貴族の結婚相手を探すには遅すぎるかもしれない」
「そうですそうです。ですから、アラウンド公爵令嬢。第二妃の件、私が正式に王太子になった暁には話をアラウンド公爵家にもっていきますので、良い返事を期待していますよ」
ブレット第二王子殿下は、レシェント王太子殿下と腹違いの一つ下の弟。
とても美男で優しそうな顔立ちをしているけれども、わたくしは嫌い。
どこかズルくて、抜け目なさそうで。
ああ、辺境騎士団。本当にレシェント様は屑認定されてさらわれた?
オルテシアは王妃オリビアに聞いてみることにした。
レシェント王太子の実の母である。ブレット第二王子は、側妃の息子だった。
オリビア王妃は、オルテシアに会ってくれた。
「辺境騎士団にさらわれたのなら、戻ってこない。解っているけれども、あの子が屑と認定されるような事をしていたとは思えないの。だから、問い合わせているわ。ああ、あの子は今、どうしているのかしら」
「あまりにも辺境騎士団はこの国から遠い。羽根が生えていたら、わたくしはすぐにでも飛んでいくのに」
「有難う。オルテシア。貴方の気持ちが嬉しいわ」
人をやって辺境騎士団へ問い合わせた結果。
レシェント王太子が屑の美男だから、さらったと言われた。
だからもう戻せないと。
彼はとても真面目で国民思いで、屑なはずはないわっ。
怒りが燃え上がる。
何日かかっても辺境騎士団へ行って、文句を言いたい。
オルテシアは、国王と王妃に懇願した。
「わたくしが直接行って、真相を確かめてきます」
「しかし、女性の一人旅は、それに影の報告ではっ」
国王が何か言いかけた。
ブレット第二王子が、現れて、
「兄上の事なんて諦めた方がいい。それより、私の第二妃になる話、考えておいてくれた?」
「わたくしは、諦めておりませんわ」
「だが、君は公爵令嬢。令嬢が何日もかかる旅をこなせるはずないだろう?辺境騎士団だって屑の美男を簡単に返してはくれないさ」
「あああ、彼は屑ではないわ」
「君は知らないだろうね。兄上は夜はこっそりと街に遊びに出かけて、色々な女性と遊びまくっていたって事。賭け事にはまって借金だって作っていたってこと。本当にどうしようもない屑だ。だから、辺境騎士団にさらわれたんだ。」
オリビア王妃は、
「影の報告では、あの子は夜な夜な遊んでいたそうよ。あああっ。なんて事。だから辺境騎士団へ」
信じられなかった。あの真面目なレシェント王太子が、女遊びに借金??
ブレット第二王子は、
「何日もかかる辺境騎士団へ行く必要はないさ。奴らは屑の美男を返したという話を聞いたことがない。君は私の第二妃になる準備をしていればいいのさ」
悔しかった。自ら確かめに行けないもどかしさ。
大嫌いなブレット第二王子の第二妃にならなくてはいけないのか?
家に帰り、父アラウンド公爵に聞いてみた。
アラウンド公爵は、
「第二妃、悪い話ではないな。お前が正妃より、早く息子を産めば、この王国は長男が第一王位継承権を持つ。我が家は王家に血筋を継げるといる訳だ。そもそも、お前がしっかりレシェント王太子を諭して支えていれば、愚行に走る事はなかった。王家に我が公爵家の血筋を残す。それが私の悲願でね。ブレット第二王子殿下の第二妃になっておくれ。エッフェル公爵家なんぞに負けるわけにはいかない」
ブレット第二王子の婚約者、ディアーナ・エッフェル公爵令嬢は、王家の影を束ね、広い領地を持つ名門だ。アラウンド公爵家とは仲が悪く、父アラウンド公爵は事あるごとに、あの家には負けたくないと対抗心を燃やして来た。
オルテシアは泣く泣く、ブレット第二王子の、いずれ王太子になるブレットの第二妃になる運命を受け入れるしかなかった。
夜会に出席すれば、金の髪に深紅のドレスのディアーナ・エッフェル公爵令嬢が、扇を手に近寄って来て、
「貴方がわたくしの下につくだなんて、とても愉快だわ。わたくし、耐えられなかったから。言い気味。これから、よろしくね。しっかりとわたくしの仕事を手伝ってもらうわ」
バシっと頬を叩かれた。痛みが走る。
ディアーナは、ホホホと笑い。
「あら、ごめんなさい。手が滑ったわ。それでは失礼するわ」
みじめだった。なんてみじめ。
王太子妃として彼女の上に立つはずだった。
遠くからいつもにらみつけるような視線を送って来たディアーナ。
オルテシアは銀の髪に青い瞳の夜の月と称えられる程の美しさだが、ディアーナは、大輪の薔薇と言われる金の髪の派手な美しさを持つ女性である。
互いにライバル心を燃やす関係だ。
辛かった。あの人の下にわたくしがつけというの?
そんなとある夜、自室の窓辺に一人の見知らぬ男が立っていた。
月が窓辺から差し込んで、蝋燭の灯りがその男を照らし出す。
肩まである金の髪に、青い瞳の男はとても美しい顔をしている。
オルデシアは悲鳴をあげそうになった。
男は低い声で、
「俺は辺境騎士団、四天王アラフだ。アラウンド公爵令嬢。話がある」
「辺境騎士団?ああレシェント様は今、どうしているの?いきなりさらうだなんて酷いじゃない。彼は真面目で努力家で、いくら王家の影が調べたことだからって、夜遊びで借金?信じられなくて。いきなり、さらうだなんて。わたくしはっ」
「ちょっと話を聞いてくれよ。あのな。その件だが、王家の影って、エッフェル公爵家ってところが牛耳っているんだろう?俺達も捻じ曲げられた情報を掴んでしまってね。街でお忍びのレシェントに身体をもてあそばれて、泣いている女性が3人いるって。彼はとても美男子だし、屑は許せない。我が情報部の調べで彼をさらったんだが…‥」
「では、彼は、噂の身体に教え込む淫らな教育をっ」
「いやそのっ。さらったのはいいが、情報部からちょっと待ったが、かかったんだ。だから、彼は今、辺境騎士団で保護している。街で遊びまくって、女性を泣かせ、賭け事をして借金を作ったレシェントって、もしかして偽物じゃないかってね」
「偽物?」
レシェントが無事だと聞いて、涙がこぼれる。
彼の告白を聞いて、彼の悩みを聞いて、支えていこうと思ったのだ。
愛している?それはこれから生まれるかもしれない。
彼は不器用な人間だと解ったから。そんな矢先に辺境騎士団にさらわれた。
どんなに心配していた事か。
アラフに詰め寄る。
「貴方なら、わたくしを辺境騎士団に連れて行って下さるでしょう?」
「そう簡単に、見知らぬ男を信じるなよ。偽物かもしれないぜ?」
「信じます。このままではわたくしはブレット殿下と結婚することになるわ。第二妃として。あの人は大嫌い。それにエッフェル公爵令嬢の下につくのも耐えられない。わたくしを連れて行って。辺境騎士団へ。レシェント様は冤罪よ」
「証拠を調べている最中だ。だから」
「待てないわ。彼に会いたい。会いたいの」
どんなに心細い思いをしているだろう。
会って励ましたい。会って力になりたい。
旅支度をした後、アラフの背に捕まって、馬で走る。
怖かったけど、レシェントに会いたい気持ちが燃え上がる。
途中で馬車に乗り換えて、何日もかけて、アラフと共に辺境騎士団へ向かった。
アラフは紳士的で、オルテシアの身の安全と、無理のない範囲で、付き添って旅をしてくれた。
やっと辺境騎士団の詰所に到着して、久しぶりにレシェントと顔を合わせた。
やつれた様子のレシェントを見て、涙がこぼれる。
レシェントは眉を下げて、
「会いに来てくれたのか?私なんて放っておいてくれても。諦めていた。ただ辺境騎士団が私が屑かどうか、調べて私が無罪だったら王宮へ帰ろうと思っていた。でも、こんな私では君と結婚するにふさわしくない。だから」
「わたくしは貴方を支えて、共に頑張っていきましょうってあの時、約束したじゃない。わたくしは貴方が夜な夜な遊び回って、女性を泣かせて、賭け事で借金をしていただなんて信じていないわ。貴方の無罪を信じるわ」
思いっきりレシェントに抱き着いた。
愛なのか?恋なのか?解らない。ただ今は、彼に会えた事が嬉しい。
自己保身なのか、それもあっただろう。でも、わたくしはっ。
レシェントから離れてアラフに、
「ブレット第二王子殿下が王太子に任命される式典がもうすぐあるの。このままでは彼が王太子になってしまうわ」
アラフは肩を竦めて、
「なったっていいじゃないか」
「でもその式典で、犯人はブレット様だという証拠を突き付けたいの。きっと彼とエッフェル公爵令嬢が今回の黒幕よ」
「俺達になんの得があるんだ?」
ゴルディル、マルク、エダル。変…辺境騎士団四天王がアラフの後ろから現れた。
彼らに詰め寄られる。
大男ゴルディルが、
「俺達だってただ働きをしていたら、飯が食えねぇ」
マルクが触手をウネウネさせて、
「そうだ。そうだ。ただ働きするつもりはない」
エダルがにこやかに、
「報酬を貰えるんだろうな」
オルテシアは一言。
「ブレット第二王子殿下も、それはもう美しい顔をしているわ。レシェント様より、上の美しさよ」
「「「「協力しよう」」」」
辺境騎士団四天王を説得し、情報部に更に調べて貰い、ブレット第二王子が王太子に任命される式典に間に合うように、彼らと共に馬車を走らせる。
証拠を出す手配を、辺境騎士団情報部がしてくれた。
王都につくと、王宮で式典が始まっていた。
ブレット第二王子が、王太子に任命される式典だ。
そこへ、レシェントと共に乗り込むオルテシア。
国王と王妃に向かって、
「レシェント様を連れ戻して参りました。彼は無実の罪で、辺境騎士団へさらわれておりました。夜な夜な遊んで、女性達を泣かせて、賭け事で借金をしていた男は別にいます」
オリビア王妃は、レシェントの傍に行って、涙を流し、
「よく無事で」
「母上」
慌てた様子のブレット第二王子と、ディアーナ・エッフェル公爵令嬢。
その父であり、影の総括者エッフェル公爵は平然と、
「証拠はあるのか?夜な夜な遊んでいたのは、レシェント殿下だと目撃証言があるぞ」
三人の女性達が、辺境騎士団のムキムキ達に連れてこられる。
ブレット第二王子を見て、皆、騒ぎ出す。
「あの人です。私を無理やりっ」
「あの人だわっ。酷い人っ」
「あの人は本当に酷いっ」
皆、震えながら、ブレット第二王子が自分達をもて遊んだ男だと証言した。
国王陛下は、ブレット第二王子に向かって、
「お前が王太子になる式典は中止だ。レシェントを王太子に戻す必要がありそうだな。ブレットを連れていけ」
王宮の騎士達に両脇をがしっと掴まれて連れていかれるブレット第二王子。
ん?王宮の騎士にしてはやけにムキムキ?
式典に参列していた人達はちょっと疑問に思ったが、
国王陛下は、
「レシェント。お前が無事に戻って来て嬉しく思う」
「有難うございます。父上」
オリビア王妃も、
「ああ、レシェント、本当に心配していたのよ。連れ戻してくれて有難う。オルテシア」
「レシェント様が無実だから出来た事です」
辺境騎士団四天王と、その他のムキムキ達に心の中から礼を言った。
有難う。変…辺境騎士団。お陰でレシェント様を助ける事が出来ました。
そして、レシェントは王太子に再び任命された。
数日後、ふたりで、王宮の庭でお茶を飲む。
レシェント王太子は、オルテシアの手を両手で握って、
「私を迎えに来てくれて有難う。こんな弱い私だけれども、君の為に強くなるよ」
「わたくしも強くなりますわ。一緒に頑張りましょう」
エッフェル公爵家は影の力を使い、レシェント王太子を陥れたとして、伯爵に降格された。
影の統括は別の公爵家に任されることとなる。
更にエッフェル公爵家の力をそぐ為に、アラウンド公爵家派閥は動いている。
ディアーナは、ブレットに加担した悪女として修道院へ送られた。
ふと、オルテシアは思い出したように、
「ブレット様をあれから見ていないわね」
紅茶を飲みながらレシェント王太子は、
「報酬を持っていったのではないのか?辺境騎士団が」
そう言われて納得した。
レシェント王太子との新たな関係は始まったばかり、
今度はきっと、心が寄り添って、愛し合える関係になれるだろう。
オルテシアが愛し気にレシェント王太子の顔を見つめれば、彼も愛し気にこちらを見つめてくれて…。何とも幸せで。
空が青く澄み渡り、二人は楽しく話をしながら、テラスでお茶を楽しむのであった。
とある騎士団の四天王
「やはりただ働きはなぁ」
「報酬はしっかりと貰わんとな。今回の男は凄い屑だ。そして美男」
「正義の躾をがっつりと」
「我らフルコースでやる事にしよう」
騎士団長
「お前ら、仕事……してくれ。頼むから」