表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

プロローグ

「はぁはぁ」


「ガフグフゥ!」


 騎士団に所属しているレント・ユルズは暗い森を走っていた。


「ちくしょう! ちくしょう!」


 自身の所属していた騎士団は壊滅。

 今回国からのクマ型の魔獣の討伐で自身の所属する騎士団三百名が派遣されたが下級の騎士がほとんどが所属しているため実力のない下級の騎士達は全滅隊長であった騎士団長は魔獣の群れに敗れ喰われて死んだ。

 ただ死にたくないと思ったレントだけが敵を目前として逃げた。


「お、俺は死ねぇ! 死ねるか!」


 全身はボロボロ、ついでに重い鎧も捨ててシャツ一枚、ズボン一つで逃げた。

 剣は魔獣を三匹殺した辺りで使い物にならず捨てた。


「ははっ」


 レントは笑う。

 農民上がりにして十五歳で入団そして二年間騎士団に勤めていたが同級の連中に馬鹿にされて下級騎士止まり、お堅い上級騎士には馬鹿にされて酒をかけられて暴力を振るわれた。


「ちくしょう。 死ねるか」


 悔しくて涙が出た。

 自身を育ててくれた村に仕送りの為に騎士団に入団したが実力の弱いレントはどこでもたらい回しにされて苦しかった。


「ははっ死ぬのか俺」


 目の前に魔獣の群れが見える。

 その数五百。


「終わったな俺」


 涙を流しレントは自身の終わりを悟った。

 するといきなり魔獣達の首が吹き飛んだ。


「えっ?」


 理解が追いつかず思考が停止した。


「……えっ? 何が起きた?」


 レントは目の前の光景が分からず思考停止する。


「よかった」


 女の子の声がした後レントは緊張が緩んで気絶した。



 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ