表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/32

4

今まで恋愛経験が無かったワケじゃない。


わたしや、わたしの血族のことを知ってもなお、好きだと言ってくれる人はいた。


でも…必ず先に死んでしまう。


恋をしなくなってから、50年以上間があったこともあった。


…10歳で成長が止まったわたしには、子孫を残すことはできない体だ。


ただ気持ちだけが心に残っていて…。


恋なんてしないと決めていたのに、いつの間にか、アオイのことをこんなにも…!


…400歳以上年下の男の子なのに…。


「さて、それじゃあそろそろ集会に行こうか」


「そうですね。―ああ、今夜の月は赤いですね」


わたしは窓から外を見た。


確かに、わたし達の赤眼と同じく、血のように赤く、丸い月が闇夜に浮かんでいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ