メンヘラなろう作家の意地
昼食。
その時間だけ先生のいない時間が生まれー携帯を弄る時間が貰える。
え?休み時間?
ないない。携帯は基本アウトだからねぇ、この学校。
さぁてと。小説の伸びでも見ようかね…。
慣れた手つきでマイページへ直行。
…は?
いや、待てよ。待ってくれよ。
ポイント、下がってね?
雀の涙…それでも懸命に掻き集めたポイント。僅かな誇りでもあったそれはー霧のように霞んで、消えた。
底辺のなろう作家なんて得てしてこんなもの。
がー僕は解せない。
何故下がった?
ヒロインを殺したからか?いや、ヒロインスレイヤーもまだ見習いの身ですらない。目指すはそこだけれどまだ繕えてる。
じゃあ展開の重さか?
今からチートでイヤッホー!するか?
馬鹿な。
そんな展開、書きたくない。
…ニーズに合わない、と言うことか。
どうせアレだろ?若いチャンネーが出ればいいんだろ?
中身がヒスってない異常を君たちは知らないんだろ?
僕は思う。ヒロインは幻想だと。
女はヒステリー持ち、癇癪持ちがテンプレ。ヤンデレない癖に境界性パーソナリティ障害、鬱バッチコイ。
ふざけるな!!
女がそんなに良いものか!?
人の物を奪い去り、金玉を蹴り潰して不能にさせて、理不尽に怒り!!
だからヒロインは幻想だ。
幻想は幻想、現実じゃないんだよ。
だからヒロインは殺さないといけない。
女はそんなに優しくない。
女はそんなにチョロくない。
もっと強かで黒いナニかだ。
君たちはヒロインを望むかね?
クソのようなヒロインを望むのかね?
『ヒロイン!!』
『ヒロイン!!』
『ヒロイン!!』
宜しい、ならば戦争だ。
僕は今、渾身の力で作品を消し飛ばさんとする人差し指だ。
消えろよ、作品。
「まぁた、あんたか」
「…琴吹さん」
ポチコスしようとした指は琴吹さんに阻まれていた。
ったく、何だよ、コレ。
アオハルしてんじゃねぇの?
このあとめちゃくちゃ琴吹さんに怒られた。グスン。




