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2話 呑み処 めしや

ども、主人公のジャックです。

例のごとく誰に言ってるかわからんけども。

そろそろ見回りも終わりだ。

ハンスの私語もそろそろ飽きてきた。

まじめにやれっての。

「なーおい、ジャック聞いてる?」

「はいはい、聞いてるって。

そろそろ終わりだぞ、この期に及んで班長に見つかるとか無しにしてくれよおい。」

「しゃーねーな、飲み屋でこの話の続きすっからな!」

「わかったってばよ。

ほれ、詰め所だ。」

「おっと。」


「「班長、異常ありませんでした!」」

「ご苦労様、ジャック。

ハンスは真面目にやってましたか?」

「いつも通りです。」

「おいおい。」

「はぁ、まあ、いいでしょう。

引継ぎは大方終わってます、今日はもう上がっていいですよ。」

「「お疲れ様でしたっ!」」

終わり終わりっと。

着替えんベー♪


「ジャック、飯がメインで開拓か、酒がメインで開拓かどっちにする?」

「そーだな…、飯にするかー。

いやでもなー…、酒もなー…。」

「優柔不断だな相変わらず…。」

「今日の俺はどんな気分だ?」

「シラネーヨ。」

着替え終わり、そんな話をしつつ兵士詰め所からでて商業区向かう。

うーむ、マジでどっちの気分だ?

飲む…食う…飲む…食う…の…。

いかん、決まらん。

こういうときは…。

「よし、行ってから決めんべ。」

「やっぱそうなるのか…。」



~~商業区~~

「知ってっかジャック?」

「何をだよ。」

「最近米から作った酒が流行り出したそうだぞ?」

「おいおい、俺が知らんとでも?

俺の酒瓶コレクションに2本ほど追加されている。」

「いつの間にだよ。

俺にも飲ませろよー。」

「もうねーよ、コレクション入りしたらそれは空だぜ。

って話してたら米酒飲みたくなったな…。

酒屋で聞いた米酒出す店行ってみるか?」

「おお!いいじゃなーい。

いこうぜ!」

「了解、確かこっちだ。」


「あったあったここだ。」

〈呑み処 めしや〉

聞いたときも思ったけど、この名前どうよ?

「この名前はどうなんだ?」

「まあ、個性個性。」

「とりあえず入るか…。」


~~店内~~

「いらっしゃい。

お好きな席にどうぞ。」

「あーい。」

「聞いてはいたけど、こじんまりした店だな。」

「はい、お絞り。

ご注文お決まりで?」

「最近流行ってるって言う米酒あるって聞いたんだけど、ある?」

「あるよ。」

「じゃあ、お勧めのと適当なつまみお願い。」

「1人分で500エルになります。

……はい、確かに。

少々お待ちください。」


~~~数分後~~~

「でさ、召喚された3人のうち一人は女だってゆーんだけどさ、

すげぇ顔だったんだとよ。」

「ふーん、で?」

「興味なさそうだな…。」

「いやだって、俺ら平兵士だぜ?

勇者予定だろ?んなもん要人扱いだろどうせ。

関わり合う可能性皆無だろ。」

「いやそうだけどよー、もうちょっとなんか…」

「はいお待ち、米酒と川魚の塩焼きと自家製漬物だよ。」

「おー、待ってました。」

「米酒は結構強いからちびちびやるのがおすすめだ。

つまみの味と塩気を味わいつつ米酒飲んでみな。」

「わかったぜ、ありゃっとさん。」

「ごゆっくりー。」

「じゃ、ハンスの居残り無しに乾杯。」

「うっせ、乾杯。」

コップになみなみ注がれてるのでコップを掲げるだけで乾杯だ。

まずは、酒から…。

口に入れた瞬間鼻に抜ける香りときつめの酒精、しかし米の甘さで気にならなくなる。

うまい…。

「おおお、きついけど美味いな。」

「だろ?

甘い酒好きな俺には好みど真ん中よ。」

「だろうな。

そいじゃ、つまみも頂くとするか。」

ハンスが串をつかんでいい焼き色の魚にかぶりついた。

うまそっ、俺も食おう。

「お、塩気強めだが皮パリパリ、中身フワフワだ。」

うおお、これは米酒に合いそうだ…。

魚の余韻が残るうちに米酒をちびり…。

「くはーーー。

うまい!」

「やべぇなコレ、神かよ。」

「神だな。

神が見える。

美食の神だ。」

「おーい、帰って来い。」

「いや、こりゃいいな。

塩気が米酒の甘みを引き立ててるって言えばいいのか、とにかくいいな!」

「だな、いつものぐいぐい呑むビールもいいけど、こういう呑み方も悪くないな。」

「漬物もいい感じだ。

野菜は大事。」

「健康か。」

「健康大事。」

「お、おう。

あ、おやっさん米酒お代わりー!」

「あいよー。」

そんな感じで米酒を堪能した。


~~~一時間後~~~

「ハンス!

おい、起きろって。」

「んー…、んん?」

「強くないのに米酒そんなに飲むからだ。

ほれ、帰るぞ。」

「んー。」

ふらふら立ち上がるハンス。

帰れんのかこいつ。

「ハンス帰れるか?」

「だいじょーぶだいじょーぶ。」

ろれつが怪しいが、まあ立ってるし起きてるから大丈夫か。

「じゃ、おやっさん美味かったよ!」

「おう、またきてくれ!」


~~商業区~~

「じゃーなージャックーー。」

「きーつけて帰れよ。」

「んー。」

思ったより大丈夫そうか。

じゃ、俺も帰ろう。

今日も平和だったな。

勇者なー、勇者。

んー、今日はちょっと酔ってるな。

寄り道せず帰ろう。

明日の朝飯どうすっかなぁ。

あ、牛乳きれてるんだった。

まだ雑貨屋開いてっかなーっと。



作者設定好きなので設定考えながら書いてますが、きっと日の目を見ないだろうと思いつつ考えてます。

投稿は多分2000字くらいづつこの体で進みます多分きっと。

ほんとは作中勇者のタイムライン作りつつその噂を聞いたハンスとか他の人物とかの絡みにしたいんですが、勇者が頭の中で動いてくれません。

ネタ切れ前に動かしたいです。

ではこの辺で次回投稿は未定です。


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