初めての戦い?
「そんじゃ小林さんの席は~~と」
「先生、私はあそこの席がいいです。」
と言って指差した席はなんと僕の隣だった。
「うーんまぁいいか~、おい田中、そこの席譲ってやってくれ。」
そしたら田中はしぶしぶ席を移動してそれといれかわるように小林が僕の隣に座った。
僕が何をたくらんでいるのか気になって小林の方を向くと目が合い、微笑んできた。
「何を考えているんだよ」
僕は小さな声でつぶやいた。
結局4時間目まで何事もなく授業が進み昼休みになった。
相変わらず小林はのんきにクラスの女子と話していたが、なぜか俺の席の隣を通った時に小さな紙を置いてった。
俺がそれを手に取ると一緒に飯を食べていた誠が
「なんだそれ」
なんて聞いてきたから
「見た人が不幸になる紙切れだ。」
と答えておいた。
誠が困惑している空きに紙切れの内容を読んだら僕は驚いた。
そんなことがあって放課後になった。
僕は屋上に来ていた。なぜかというと紙切れに屋上に来い!と書かれてあったから。
扉を開けたら小林が立っていたので僕は
「なんで呼び出したんだ」
ときいたら
「仕事よ」
「は?」
「昨日言ったでしょ私達の仕事のこと」
「え、あれは夢じゃなく現実?」
「当たり前じゃない。ほら行くわよ」
といって何かを取りだして
「魔力解放」
と言ったら小林の体すこし光りでもすぐに消えた。
そして小林が持っていた何かとすごく似ているものを僕に渡して
「捕まって」
と言ったので手に捕まると
「転移」
僕は小林に連れていかれた。