-第7話 宗教国家-
夜が明け、野営道具を馬車に積み込みトレスケイア教国に向けて出発する。
しばらく歩くと塀が見えてくる。
馬の右側で馬を引くカイルが左で馬を引いているプルムに
「あれは?」
と聞くとプルムは
「あれはミストラル王国とトレスケイア教国の国境です。」
と答える。
塀まで辿り着くと入口に国境警備兵が二人立っている。
「ギルドからの依頼でトレスケイア教都に向かっている。通してもらいたい。」
とカイルが言うと、警備兵は
「依頼書を見せろ。」
と言ってくる。
カイルがギルドからの依頼書を見せると警備兵は
「この依頼内容だと、我が国への入国の用は無い様だが。」
と言うのでカイルは
「その届けるアイテムの一つが貴国にあるらしいのだ。」
と返すが警備兵はそれに対して
「それは、どのアイテムだ?」
と聞いてくる。
カイルは
(大司教の持ち物だし、下手に答えない方が良いな)
と思い
「それは機密事項なので答えられない。」
と答える。
カイルの答えを聞いて警戒する警備兵。
しかし依頼書を見ていた警備兵が依頼書の請負人の欄を見て
「あなた方はカイル遊撃隊ですか!?」
と驚いて聞く。
カイルが
「そうだ。」
と答えると警備兵は
「魔王討伐、ありがとうございます!魔王ルシファーのミストラル王国の次の標的は我が国だったという事なので、魔王を討伐してくださったのは我が国を救って頂いたも同然!本当にありがとうございます!」
と感謝を表す。
そこでカイルは
「怪しい者ではないと分かってもらえた様だし、通してくれないか?」
と聞くと警備兵は
「分かりました!お通り下さい!」
と言って塀の扉を開けた。
警備兵は
「お気をつけて!」
と一行を見送った。
国境を過ぎて、またしばらく歩くと教都が見えてきた。
教都に着くとまた入口で国境と同じようなやり取りをして教都に入れてもらう。
荷馬車は門内の警備兵に預け、町中を歩く。
カイルが
「先ずは昼飯にするか。」
と言って皆で食堂へ行く。
食べながらグスタフが
「国境であれだけ警備してれば国内に魔物は居なそうだし、居ても元々住み着いてたゴブリンやウルフくらいなもんだろうし、三手に分かれてさっさと済ませないか?」
と言うと、エレオノーラが
「確かに。この国は教都と村が二つだけ。ここで銀の聖杯を手に入れながら、二つの村に情報収集に行けば早いな。」
と言うとグスタフが
「それじゃ、万が一のこともあるし、戦闘向きじゃないカイルとプルムがここだな。」
と言うとすかさずクレアが
「戦闘向きじゃない?カイル様が?」
と突っ込んで聞いてくる。
それを聞いてグスタフが慌てて
「え、えーと、それはだな・・・・・・そうだ!」
と言って小声で
「実はカイルは魔王を倒した際に呪いを受けて実力を発揮できないんだ。それを知られるとカイルに害が及ぶかもしれないから絶対に誰にも言うなよ。」
とクレアに伝える。
するとクレアが
「それで、ここの神官に呪いを解いてもらおうっていう訳ですね。」
と言うとカイルが
「そうなんだ。魔王の呪いは強力だから望みは薄いんだけどな。」
と話を合わせると同時に
(これでクレアより弱いところを見せない様に隠す手間が省けたな。)
と思った。
一安心したグスタフが
「そういうわけだから、クレアはレティシアと一緒にグラウべ村へ行ってくれ。俺とエレオノーラでヴィエラ村へ行く。俺たちはそのまま、それぞれの村で待ってるから、カイルとプルムは銀の聖杯を手に入れたらそのまま南下して来てくれ。」
と言うと皆了承した。
四人がそれぞれの村へ向かって教都を発つとカイルとプルムは教都の中を歩いて回る。
すれ違う人のほとんどがひし形の金属の付いたネックレスをしているのを見たカイルがプルムに聞いてみる。
「あの、ひし形のネックレスは?」
それに対しプルムが答える。
「あれはトレスケイア教のシンボルですよ。」
カイルは
(キリスト教の十字架みたいなもんか。)
と思って納得する。
そうして歩いていると、大神殿の前に人だかりができている。
カイルが近くの人に聞いてみる。
「何かあるんですか?」
すると住人が答える。
「今日は月に一度の祝福の儀が行われる日なんですよ。」
カイルが
「祝福の儀?」
と聞くと住人は
「祝福の儀と言うのは、その月で十五歳になる者に神が大司教様を通じてスキルを授けて下さるんですよ。」
と答える。
カイルとプルムは人ごみをかき分けて何とか大神殿の中を覗いてみる。
大神殿の中では祭壇の前で大司教らしき男が跪く若者の頭に手をかざし、何やら呪文を唱えている。
呪文を唱え終わると大司教らしき男が
「そなたのスキルは“剣豪”。」
と言うと周りから
「おおっ!」
と歓声が上がる。
続けて大司教らしき男が
「剣術の研鑽に励むように。」
と言うと若者は立ち上がり
「ありがとうございます!」
と言うと下がっていく。
カイルとプルムがそのまま見ていると儀式は続き、農耕、交渉、収穫、魔導士、栽培、商才、槍術、播種、植物育成・・・・・・それに対して、喜ぶ者、落ち込む者と反応はそれぞれ。
カイルとプルムが外へ出ると、怪訝な表情をしたプルムが人気のないところへカイルを引っ張っていく。
カイルが
「どうした?」
と聞くとプルムは
「さっきの儀式、どう思いました?」
と聞き返す。
カイルが戸惑いながら、
「どうって言われても、あんなの初めて見るし、何とも・・・・・・。」
と答えると、プルムは
「そうなんですよ、あんな事おかしいです。神が大司教を通してとはいえ、個人に直接スキルを与えるなんて・・・・・・。」
と言うと続けて
「スキルは稀に生まれながらに持っている場合もありますが、基本的には自分で身に着けるものです。それにさっきの“剣豪”・・・・・・あれはスキルじゃなくて剣士系の上級職で、スキルじゃないんです。これには何か裏があると思います。」
と言うとそれに対してカイルが
「なるほど。調べてみる必要があるかもな。」
と答える。
プルムが
「それなら、隠密の魔法で姿を消して忍び込みましょう。」
と言い、儀式の流れは先ほど見たので、儀式が終わるのを待って、大神殿に忍び込む事にする。
大神殿の敷地に入り、先ずは気配や足音で気付かれない様に、建物の外側を、中を覗きながら慎重に歩く。
すると応接室の様なところで、先ほど儀式を取り仕切っていた男が貴族らしき男と話しているのが見えたので話を聞いてみる。
貴族の男が
「大司教様、わが息子を剣豪にして頂き、ありがとうございます。これは些少ではありますがお礼ですのでお受け取り下さい。」
と言い、大量の金貨の入った袋を大司教に渡す。
(あれが大司教か。賄賂を受け取って儀式でインチキしてたって事か。)
とカイルは大まかな状況を理解する。
大司教が話す。
「今、我が国は農業従事者が減っていて生産力が落ちているので、今回は農業向けのスキルを多めにしてやったわ。」
その言葉に対し、貴族の男が
「さすがは大司教様。大司教様がいればこの国は安泰ですな!」
と言って大笑いする。
貴族の男は帰っていき、カイルとプルムもその場を離れる。
カイルがプルムに話す。
「どう思う?」
それに対してプルムが
「儀式の時に大司教が相手の頭に手をかざして呪文を唱えてましたよね。その時に何かしてると思うんですけど、人が人にスキルを与えるなんて出来ないと思います。」
カイルが
「なるほど。後は本人を問い詰めるしかないか・・・・・・。」
と言うと、夜、大司教が一人になるのを待って行動することに。
夜になったが、大司教は帰る様子はない。
「もしかして、大司教ってここに住んでるのかな?」
とカイルが言うとプルムが
「そうかも知れません。どちらにせよ、大司教が一人になりましたから行動しましょう。」
と言う。
カイルが
「分かった。それでどうする?」
と聞くとプルムは
「私が正面から大司教を訪ねる旅の神官として中に入ります。カイルさんは裏口へ回って下さい。」
と言う。
カイルは
「裏口って、さっき見た墓地だよな?」
と覚えたように言うとプルムは
「大の男が何怖がってるんですか!?行きますよ!」
と言ってカイルを引っ張って大神殿へ向かう。
入口の前でプルムが
「私が中に入ったら、その辺の動かせるものを片っ端からドアの前においてドアを開けられない様にしてください。私が中で問い詰めます。それで観念するようでしたら聖なる光で合図しますから中に入って来て下さい。もし逃げるようなら応接室が裏口に近いのでおそらく裏口から逃げますから、そこで待ち構えていて下さい。」
と言うと、カイルは
「裏口塞いで表から逃げさせるようにした方が良いんじゃ・・・・・・。」
と相変わらず怯えたように言うと、
「大の男がいつまで怖がってるんですか!表からだと人目に付きますし、人に見られればこの国で信望のある大司教とどこの誰かもわからない私たち、どちらの言い分を信じるでしょうか?あっという間に私たちは悪者として拘束されますよ。」
と、プルムに言われカイルは渋々納得する。
プルムが中へ入るとカイルはその辺にある大きめの石や木箱などをドアの前に積み上げ、裏口へ回る。
一方プルムは
「すみませーん、どなたかいらっしゃいませんか?」
と声をかける。
奥から大司教が出てきて、
「こんな時間に何事ですか?」
と聞いてくる。
プルムは
「こんな時間にすみません。私は旅の神官なのですが、こちらの神殿の噂を聞き、是非お祈りを捧げたいと思っていたんです。思ったより到着が遅れてこのような時間になってしまったのでどうしようかと思ったんですが、どうしても到着したその日に、先ずお祈りを捧げたくて・・・・・・。」
と言う。
大司教は
「そうでしたか。信仰心がお厚いのですね。どうぞ中へ。」
と言って、奥へ招き入れる。
祭壇の前でプルが祈りを捧げた後に、大司教に言う。
「ところで、大司教様。実は、祝福の儀で、大司教様が賄賂を受け取ってインチキをしているとの噂を聞いたんですが。」
と切り出すと、大司教は
「何を言ってるんですか?その様なことがあるわけないじゃないですか。祝福の儀は神の思し召しですよ。」
と平静を装って返す。
プルムは続けて
「何でも、農業従事者が少ないからと、今回は農業向きのスキルを多くしたとか。」
と言う。
それを聞いて大司教は表情を変えて
「貴様、何でそんな事を知っている!?」
とプルムを睨みつける。
プルムは
「観念して全部、正直に話してくれませんか?」
と言うが、大司教は
「こうなっては仕方がない!」
と言ってプルムを押し倒す。
プルムは口を塞がれ、声も出せず呪文も唱えられない。
大司教は
「せっかくだから楽しませてもらった後に始末してやる!」
と言って、プルムの服の襟元から胸の部分を力任せに破る。
するとプルムの巨乳が露わになる。
プルムは必死に抵抗しながら隠し持っていたフレイルを出して大司教の肩を殴る。
流血させはしたものの、体制が悪く、大したダメージにはなっていない。
しかし、戦いなれていない大司教は裏口へ向かって逃げ出す。
それを追うプルム。
大司教が裏口から飛び出すと、そこへ待ち構えていたカイルが
「おっと、逃がさないぜ!」
と言って、剣を抜く。
そこへプルムが駆けつける。
大司教がカイルに対して
「貴様、何者だ!?」
と問うとカイルはプルムの方へ眼をやり
「そこのプリースト・・・・・・おっぱい・・・・・・。」
と言い
(でかい!)
と思ってると
「きゃあ!」
とプルムが慌てて胸を隠す。
カイルは大司教の方へ向き直し、
「そこのプリーストの連れだよ!お前の悪事は分かってるんだ!観念しな!」
と啖呵を切る。
すると大司教は
「悪事だと?私は別に悪事などしていない!これは国の為、国民の為だ!」
と言う。
カイルは
「何だと!?どういうことだ?」
と聞くと大司教は
「確かにスキルを与えていると言うのは嘘だ。私のスキルで他人のステータスを書き換えているのだ。」
プルムが
「ステータスを書き換える?」
と疑問を口にすると大司教は
「人の能力を単純に項目ごとに数値化することなどできないが、分かりやすく説明するために例えば人の能力を力、知恵、信仰心、体力、素早さ、器用さの六項目だとする。」
「その全ての能力値が十だったとする。」
力 10
知恵 10
信仰心10
体力 10
素早さ10
器用さ10
「これを最大値を増減することなく書き換えることができるスキルで例えば力を二十に増やし、その分、知恵、信仰心、体力、素早さ、器用さを二ずつ差し引く。」
力 20
知恵 8
信仰心8
体力 8
素早さ 8
器用さ 8
「能力値の合計は六十のままだが力に特化した人間が生まれる。その人間に『汝のスキルは“剣士”だ。しかしスキルに溺れることなく剣技に研鑽せよ』と言ってやれば、その人間は他の能力がわずかに下がっていることに気付かず、逆に今まで以上に軽々と剣を振れることに喜び、自ら剣技に磨きをかける。そうする事によって剣士として成功するのだ。だからまんざら嘘ではないのだ!」
「まぁ実際はこんなに単純なものではない。だから書き換えには時間がかかる。その為、祝福の儀として行っているのだ。」
カイルは
「なるほど。」
と納得しかける。
プルムは
「そんな事で納得しないで下さい!」
とカイルに言うと、大司教に向かって
「剣士を望んでいる人にとっては良いかも知れないです。でも望んでいない書き換えをされた人はどうなるんです!?農業従事者を増やすために本人が望んだわけでもないのに農業向きに書き換えたんですよね!?」
と問う。
それに対して大司教は焦りながら
「そ、それは国の為だ!国の安定こそが国民の生活の安定につながる!すなわち国民の為だ!」
と反論する。
プルムが
「だとしても、多くの国民の為に一部の国民が犠牲になるのは間違ってます!それに賄賂を受け取って一部の貴族に対して希望の書き換えをしてますよね!?そんな不正は許されません!」
と言うと大司教は
「ぐぬぬ・・・・・・。」
と言い返せない。
しかし、大司教は余裕の表情に一変。
「まぁ、どちらにせよ、お前たちが死ぬことには変わりない。今の話を冥土の土産にして死んでゆけ!」
「死体復活!」
と大司教が唱えると、地面がところどころ盛り上がる。
そして大量のゾンビとスケルトンが現れる。
大司教は
「私は司教になる前は死霊魔術師だったのだ!この為にそこの娘をこちらへおびき寄せたのだ!」
と叫ぶ。
ゾンビもスケルトンも一体一体はそれほど強くはないものの全部で裕に百体は超える。
カイルは
「この数・・・・・・!」
と焦りながら一体一体、剣で切りつける。
プルムが
「不死者回帰!」
と唱える。
大司教は
「バカめ!不死者回帰の成功率は精々50%。百体を超えるアンデッドだ。五十体以上は残るぞ。」
と言う。
光に包まれてゾンビとスケルトンが次々消えていく。
大司教は
「ばかな・・・・・・不死者回帰の成功率は50%程だというのに八割くらいが消えている・・・・・・。」
と焦る。
それに対しプルムは
「私は魔王を倒したカイル遊撃隊のハイプリーステスです。並みのプリーストと比べないで下さい!」
と返すと続けて
「カイルさん、なるべく首落として一撃で倒してください!」
とアドバイスする。
カイルは
「分かった!やってみる!」
と言って
(人型とはいえ、元々死んでるし、ゾンビならゲームで今まで散々倒してきたから、生きてるゴブリンやオークと比べれば罪悪感は感じないな。)
と思いながら次々と首を落としていく。
プルムも
「聖なる槍」
と唱え次々と魔物を倒していく。
大司教は
「まさか・・・・・・カイル遊撃隊だったとは・・・・・・。」
と驚愕する。
全ての魔物を倒したカイルとプルムが大司教に詰め寄る。
大司教は怯えながら
「百体以上のアンデッドが・・・・・・。た、助けてくれ・・・・・・今、私が死ねば国が亡ぶ・・・・・・。」
それを聞いてカイルが
「あんたの言う事にも一理ある。スキルが有用なのも確かだ。」
と言うとプルムは
「カイルさん!?」
と、大司教の言う事を肯定気味のカイルに対して疑問を持つ。
カイルは続けて大司教に言う。
「ただなぁ、さっきプルムが言った通り、賄賂で便宜を図ったり、一部の人間を良い様に利用したりするのは間違ってる。」
カイルはさらに続けて
「今後は、儀式の際に最初に本人の希望を聞いて、それに近づける様に書き換えをするなら命は助けよう。それが広まれば信者も増えて国も発展するだろう。どうだ?」
それを聞いたプルムは安心したように言う。
「カイルさん!」
大司教は
「分かった。お前の言う通り、希望に近い能力が得られる事が広まれば信者も増え、国は発展するだろう。私が間違っていた。今後はスキルを授けるのではなく、希望に近いステータスに近づける儀式として行う事を約束する。」
と改心する。
それを聞いたカイルは
「分かった。それなら危害を加えるのはやめよう。ただし!口止め料を頂こうか。」
と口止め料を要求する。
大司教が
「いったい、幾ら出せと・・・・・・?」
と聞くとカイルは
「金は要らない。今ギルドの依頼でアイテムを集めていてな。ここに銀の聖杯があるだろ。それを頂こうか。」
と言う。
大司教は
「分かった。それで許してもらえるのであれば差し上げよう。」
と言ってカイルとプルムを大神殿の中へ招き入れると別の部屋から銀の聖杯を持ってきた。
それをカイルに渡すと大司教は
「受け取った賄賂も国民の為に使うと約束しよう。私は自分自身のスキルの力に溺れていた。私は間違っていた。気付かせてくれてありがとう。」
と言ってカイルとプルムに頭を下げる。
カイルとプルムは大神殿を後にして宿屋へ向かう。
プルムはカイルに
「口止め料として、ちゃっかり銀の聖杯をもらうなんて流石ですね。」
と言うとカイルは
「普通に頼んでも貰えるかどうか分からなかったから、かえって好都合だったな。」
と返す。
プルムは
「そうですね。」
と笑顔で返す。
・ドラゴンの牙
南へ十日ほどのところの岩山にグレートドラゴン
・光の護符
・緋の宝珠
・黄金の実
サナトスフォレスト、別名“人喰いの森”の奥に一本だけ黄金の実をつけるリンゴの木があるらしい
・破魔の短剣
・賢者の石
大陸南部を中心に回っている行商人が持っていた
・銀の聖杯
・ユニコーンの角
ユニコーンはこの大陸には現存してない。しかも希少で遭遇できるかどうかも分からない。商人のつてを辿って、少量、流通しているものを探す方が早そう
・魔除けの指輪
・照魔鏡
以前、マジーアの町に住んでいた“モーリッツ”という魔導士が持っていたが、数年前に町を出て消息不明
チャールズ・ラドミール
年齢47歳 身長176cm
トレスケイア教国の大司教。元死霊魔術師。
月に一度、神からスキルを与えられる祝福の儀と称した儀式を行い、実際にはステータスの書き換えスキルで都合のいい様に国民のステータスを書き換えていた。
その件で賄賂の受け取りも行っている。
重要アイテム「銀の聖杯」の持ち主。
死霊魔術師の能力を使って死体をアンデッドにして操ることができる。
ゾンビ・スケルトン
元が人間なので身長は人間と同じ。
どちらも死体がアンデッドとして蘇った魔物。
肉付きがゾンビ、白骨化したものがスケルトン。
スケルトンは身軽なので剣や盾を使う事が出来る。
ゾンビは動きが遅いがスケルトンより力はある。
ゾンビの方は食欲が残っているのか人間を喰おうとする。
僧侶系の職種の持つ「不死者回帰」で消滅させることができる。