運命の配属1
研修の最後、いよいよ配属先決定となる。
月曜日に入社後、5日間健康診断、書類の策定、研修、安全についてなどもろもろの事を詰め込まれた期間工。ぼちぼち同期(?)と仲良くもなり、休み時間では会話が弾む。
「いよいよ配属だね」「TH工場はきついらしいよ」などなど配属の会話がくりひろげられる。
例の消防おじさんは達観したらしく、特にドキドキもしないとのこと。
ただ、経験者でそれなりに業務に協力的な人は希望をだせば比較的同じ工場に配属されるとのこと。
その消防おじさんはMY工場にずっと配属されていて、今回も同じ工場に希望を出しているらしい。
ちなみに、新しく入った期間工はとりあえず希望を聞かれた。
それぞれ知識のないまま、噂だけで希望を書くようだ。
ちなみに、一番キツイといわれてるTH工場、通称総組み工場は新しい期間工の中にでも噂は広がっているらしく、希望はほとんど書かれないらしい。
ただ、前述のとおり、若くて、健康で、体力のあるやつが無理やり回されるらしい。
自分は消防おじさんのアドバイスとおりMY工場に希望を出した。
もちろん、同室のほかの二人も右に倣えで、MY工場と書いたらしい。
金曜日の午後になるといよいよ配属のお知らせ。
ちなみに、金曜日に配属先がきまり、移動の人は土日で寮を変わる、
ただ、豊田市近郊の工場はほとんど寮は同じになる。例のTH工場は田原市にあるので、その工場に配属になると地獄に行くかのような雰囲気で引っ越すらしい。
自分は運よく希望とおりのMY工場に配属となった。
健康診断で頑張らなかったおかげで、比較的楽な工場になった。
同室の消防おじさんも同じくMY工場。ヤンキーぽいにいちゃんはTM工場という比較的キツイ工場に回された。北海道のおじちゃんはAC工場というところらしい。
寮は、自分は同じ寮で違う部屋になり、ヤンキーと農家はそれぞれ工場近くの量に引っ越し。消防おじさんは本当に策士で、寮も希望変更を出して、二人部屋の量に移動となる、もちろん、現在の4人部屋よりより快適な二人部屋。達観してる人は違うよね。
次はお別れ会と新しいルームメイト